伝えるために大事なこと。
それは自分自身がしっかりと深く理解していることです。

人に何かを伝えるためには、第三者に教えられるくらい理解しないと、伝えることができないものです。
一夜漬けの知識や、本を読んでいいと思ったくらいでは、相手に教えることはできない。

つまり、すっと入ってきた知識や情報を「自分のなかに吸収して、自分の言葉で相手に伝える」ことができないと、相手にちゃんと理解してもらうレベルには到達できないのです。

知識が自分の中に定着していない段階で説明しようとしても、自分の知識が浅いところや曖昧なところはうまく伝えられてないので、必ずと言っていいほど、聞き手から鋭い質問が来たり、ツッコミがあるもの。

なので、何かを調べる時は、学ぼう、知ろうという姿勢だけでなく、「全く知らない人に説明するならどうしたらいいか」というところまで意識していくと、理解が格段に深まり身につき力もアップしていきます。

伝える力を高めるためには、深く理解することが必要

そのためには、まず前提として、自分がいかに物事を知らないか、というところからスタートし、これは常識だろう、一般的だろうということも、ちゃんと「自分で言語化して説明できる」ようにしておくことが大切です。

物事を吸収する時に、知識を得るだけでなく、それをどう他の人にも伝えられるか。どう説明したらいいのかというところまで想定し学んでいくことで、本当に自分のモノになっていきます。

まさにインプットとアウトプットをセットにすることが必要なんですね。

ちなみに、アウトプットとインプットの関係は比例はせず、1つのアウトプットをする場合はインプットはその5-10倍くらいはないと伝えきることができないものです。

私は雑誌WEBとメディアで記事を制作しライティングを20年以上していますが、ライティング講座をする際にはかなりの資料を読み、どう講座を構成し、どの例を見せ、どういう順番で話すと伝わるかと、アウトプットの前はたくさんのインプットをし、講座のシュミレーションもします。

人に教えるとはそれだけ準備も必要なので、より知識も深まるものです。

本当にこれはいい情報、身に付けたい知識だと思ったら、それを得た後、ブログで書くのもいいですし、家族に教えるのでもいいので、ぜひアウトプットをしてみてください。

授業や講座を聞いて、これは絶対わかった!と思うことでも、いざアウトプットしてみると、曖昧なところがあったり、この意味でよかったかななど、学び直しをするものです。

私はこの学び直しこそが大切で、知識を本当に自分のものにして、記憶に定着させる唯一の方法であると思います。

アウトプットも伝え方の順番などもあるので、相手にちゃんと届くための順番を考えて、相手が何も知らない状態でも理解ができるように伝える必要があります。

それくらい徹底的にすることで、忘れないものになりますし、深く自分のものになっていくと思いますので、ぜひ「教える」を意識して伝える力を高めていくのがおすすめです。


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