うつになってしまったときに、立ち直るためのステップ(中期的に取り組むこと編)
こんにちは。いろさいです。
うつになってしまった時に、立ち直るためのステップを段階を踏んで書いてきました。
今回は、中期的に取り組むこと編です。こちらに書く内容は、中期的なスパンをもって取り組んでほしいことです。なぜなら、これらは実行するのに時間や労力がかかるからです。そしてかかる分だけ、効果や得られるものはとても大きいものとなります。焦らずゆっくり取り組んでいきましょう。
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(1)いらないものを捨てる(断捨離)
いらないものを捨てていきましょう。断捨離と言うとピンとくるかもしれません。自分に必要ないものをどんどん捨てていきましょう。捨てるときのポイントは「これからの新しい自分にとって、これは必要か?」です。今までの自分ではなく、これからの自分という視点が重要です。新しい自分が想像できなくても構いません。「新しい自分として生きる時に、いま手に持っているものは必要なのか?」と心に聞いてみて下さい。「取っておきたい!」「いや、これは取っておくでしょう!」と瞬時に思えるものは必要なものです。すぐに返答が返ってこないものは、実はいらないものです。
私の経験上、自分の持っているもの=「今」の自分を構成しているもの、と言い換えることができます。例えば、「くたびれて着れない、もしくは着心地が悪いような服や下着を持っている=それがふさわしい自分」という感じです。もの=自分の結果と言えるのです。今の自分の結果に納得いかないのであれば、その「もの」を持っていても自分は変わることができないということです。だから心の声に聞いていらないと感じたものは、捨てて手放していくのです。
また、使わないのにずっと取っておいているものは、その「もの」に自分が縛られているということです。使おうとして使わなかった服、読もうとして読まなかった本、トライしようとして放置している趣味のもの等、それらに囲まれると自分を過去に縛り付けることとなります。念が残っているのですね。そういった念は「結局、自分は何もできない」といったセルフイメージを作ることにも繋がっていきます。こういった自分を断ち切るためにも、自分にとっていらない全てのものを捨てて手放すのが大事になります。
ものを捨てる(断捨離)というのは、とても奥が深いです。私は断捨離という言葉が出る前から長期的に取り組んでいましたが、毎回ものを捨てる作業で新たな発見や気づきがあります。1回で終わらせようと思わないで、気軽な気持ちで何回も取り組みましょう。捨てていいかわからない、と迷ってしまうのであれば取っておくのも手です。心に聞いて、自分が後悔しない断捨離を進めていってください。
(2)掃除
ものをある程度捨てることができたら、掃除をしていきましょう。掃除も、とても奥が深いものです。掃除はとてもエネルギーがいるので、こちらも1回ですべて終わらせようと思わないで下さい。まずは掃除機で部屋や全体のほこりやゴミを取っていきましょう。家の中のほこりを取るだけで、家の空気が変わるのが分かると思います。掃除機だけでなくクイックルワイパー的なホコリ取りも一緒に使って、家中のほこりを取っていきましょう。
掃除をするととても気分が良くなります。掃除の良さに味をしめたなら、今度は水回りを掃除していきましょう。私の経験上、水回りを掃除すると健康になる気がします。水回りはたくさんあると思うので、焦らず分けて掃除していきましょう。1番めに取り組む場所としておすすめはトイレです。
ずっと掃除をしていなかった家に住んでいると、掃除後、体調不良を起こす可能性があります。これは今まで汚かった家の気と、新しくきれいになった家の気の変化に、体の同調が追いついていなからです。疲れてしまったら休んで、無理にしようとしないで下さい。無理にするとその反動で掃除をしたくなくなります。掃除はぜひ習慣にしてもらいたいので、自分の心の声を聞きながら、マイペースに取り組んでいきましょう。
(3)自分に取り入れる情報を制限する
これから自分が見る情報を制限していきましょう。今自分が見ている情報=今の自分を構成しているもの、です。ゴシップや不安なニュースをみているということは、そういった成分で自分を構成していたことを意味しています。私は情報は一種の食べ物だと思っています。ジャンクフードを取り続けていると不健康になるように、ジャンクな情報を取り続けると健康に支障がでます。今は情報がありふれており、またその流れるスピードも早いです。また、思考ばかりしてきた人は情報に依存している人も多く、自分のキャパシティよりも多い情報量を取り入れている傾向があります。情報依存とも言えるでしょう。
自分が見て楽しい情報だけ取り入れましょう。また量も減らしていきましょう。できればSNSは控えたほうがいいです。人とのコミュニケーションばかり重視しすぎると他人軸となります。他人とのコミュニケーションより、自分とのコミュニケーションに時間を充てて下さい。インプットを減らすほど、自分との心の声が聞こえるようになりますよ。
(4)日記を書く(アウトプットをする)
日記を書いていきましょう。ポイントは「気軽な気持ちで、今思っていることを素早くメモする」です。100均のノートでも、使いかけのノートでも何でも構いません。「自分は今こう思っている、感じている」「今の自分の状態はこんな感じだ」というような、自分に焦点をあてて浮かび上がっていることをどんどん書いていきましょう。始めは自分に関することをアウトプットすることに慣れていなくて、書くことに戸惑うかもしれません。これも慣れでどんどんやっていくことでこなれてきますから、とりあえずやってみましょう。私は殴り書きでどんどん書いていきました。後から読むと何を書いているかわからないような書き方です。形式にこだわらないで下さい。自分は今何を考えているか?感じているか?を「アウトプットする」ことが大事です。
これは今までの自分を吐き出す場所を作るということです。なるべくノートに「書く」という行為でやってみて下さい。スマホやパソコンで打つほうが慣れている人も多く、こちらでアウトプットしたい人もいるかも知れません。でも、「ノートに書く」という物体を通して書いたもののほうが、吐き出すものが定着します。これは占星術的に見ると「地」に当たるからです。スマホやパソコンは「風」に当たり、定着度合いが弱いです。吐き出すものが定着することで、それを対象化できるようになります。重い感情が自分にあり、それをノートに書き出すことで、その感情を対象化できるようになります。吐き出すということは、自分の外に出すことです。重い感情を吐き出してそれを客観的にするというのは、自分からその重い感情を分離することを意味します。今まで重い感情と同化していたから苦しかったのです。こういった自分の感情や思考の「対象化」は、自分の内側を変化させる地味でありながら強力なツールなんです。日記には、その効果があります。
(5)自分のために時間をとる
自分のために時間を取って下さい。自分と向き合うための時間が必要です。今まで他人のために時間を費やしていませんでしたか?他者とのコミュニケーションを尊重するために、自分とのコミュニケーションを犠牲にした結果、自分の心の声が聞こえなくなってしまったのです。これから自分との時間を取り、自分との対話を増やしていきましょう。自分の好きなことをする、好きな本を読む、映画を見る、動画を見る、漫画を読む、好きなものを食べる、何でも結構です。そしてその都度「自分はどうしたいのか」を問いかけ、それを実行していきましょう。気づいたことがあればメモして日記に残しましょう。
また、いらない他者との時間を減らしていって下さい。周りの人間は、あなたがうつになっていることを知っています。これを大いに利用し、あなたの気が乗らない誘いやイベントはすべて断りましょう。(もちろん気が乗って行きたいイベントは行って構いません)もしかしたら、あなたは行きたくもない飲み会やお誘いを無理に行ってたから、うつになったのかもしれませんよ。「うつになって、そういうことを控えています、医者からも制限されています」とか何とか言って、嫌なことはすべてお断りしましょう。
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ここに書いた方法は、「今までの自分をリセットし、浄化する方法」です。今まで私達は不要な情報や教育の中で、不要なものを背負って生きてきました。それをすべて下ろして、本当に必要なものを身につけて生きていくのがうつから立ち直ることであり、また「自分の人生を生きる」に繋がります。そのためには不要なものをすべて手放し、荷物をおろしていくことが必要です。そして手放した時に見える景色がどういうものかを、自分の目で確認していきましょう。今まで必死に掴んで離さなかったものが、実はいらないゴミだったときがつく時、あなたは背負っていた荷物が軽くなることに気がつくでしょう。
「中期的に取り組むこと編」と書きましたが、これらは自分の習慣スタイルとして定着させていくことをおすすめします。中期的に取り組み、体へ覚え込ませることで習慣化し、それによって自分の行動が変わっていくからです。行動が変わると人は変わります。
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