「ターゲット」はマーケティングに必要!?

マーケティング戦略を考える際、みなさんもよく聞く「ターゲット」についてお話ししたいと思います。ビジネスをしている方の多くは、「ターゲット」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ターゲットは、お客さんの属性で考える人が多いと思いますが、実はその考えだけでは足りません。そしてターゲットを決めただけでは、事業を立ち上げいくことはできません。なぜなら新たにやるかどうかの判断は、決して自社だけの状況で判断することはできず、競合の状況なども考慮しないとうまくいく可能性は高まりません。なのでマーケティング戦略を考える際のフレームワークとして「STP分析」を使う人がいるかと思います。

STP分析のは、

S = セグメンテーション

T = ターゲット

P = ポジショニング

について考察するということですが、実はS→T→Pの順番に整理していくやり方は実は正しくありません。これを正しくできないと、本来自社が取るべきポジショニングが正しく取れず、良いプロダクトを作ったとしても、市場に受け入れられることができず、ビジネスとして成功することができません。

ここからは、正しいマーケティング戦略立案の手順について説明します。

結論からいうとS→T→Pの順番ではなく、T→S→Pの順番で整理するのが正しいです。

もしS→T→Pの順番で整理する場合、

セグメンテーションは、世の中が決めた分類区分でした、市場を整理することができません。その市場区分から導き出されたターゲットは、どう切り出しても市場に溢れている観点でしか、ユーザーを分類することができません。そのため、自社が取りうるポジショニングもすでに競合が多い立ち位置になってしまうのです。

しかしT→S→Pの手順で、市場を整理することで、

ターゲットをまず整理します。ユーザーとしてありえる層をそれぞれ整理し、そのユーザー毎に競合について検討したり、エリアが関係するビジネスに関しては立地の特徴も考慮します。そのうえで、市場をセグメントし、自社のポジショニングを決めるのです。そうすることによって、実際のユーザー観点から市場を整理することができ、本来ニーズがあるそうをベースとした市場戦略(=マーケティング戦略)を立てることができるようになるのです!

今回は本当にビジネスを立ち上げていくうえでも一番重要なターゲットの整理について記載しました。


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