ヒットマン
こんにちは。としきくんです。
本日おすすめしたい本です。
「AX」 伊坂幸太郎 著
「グラスホッパー」、「マリアビートル」に続く殺し屋シリーズ3作目。
前2作も間違いなくおもしろく、もしもの続編も気になります。
【あらすじ】
凄腕のベテラン殺し屋が苦悩と葛藤と闘いながら、生き抜いていく物語。
【よかったてん】
殺し屋の苦悩が繊細に描写されるが、なにより
『職場』『家庭』この2つの場面で見せる主人公の心の機微の違いが大変おもしろい。
だれしも抱える理性と感情のせめぎ合いが、人の死という極限の命題について行われる。読みごたえは請け合い。
【過ぎた願い】
見せ場も多く、エンターテイメント仕様のため、ドラマや映画などの映像作品化も不思議ではない。
そうなった時にも、どうか見失わないでほしい、もっとも深く人を揺さぶるのは心をやどした人だということ。
内面をもって、表情や行動が伴うということを。想いをもって、人は感動するということを。
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