榎木孝明、30日間「不食」生活中!摂取水だけ
この記事は「NEUノイsolution」 2015/6/17投稿のリライトです。
9年前に榎さんは1か月絶食を試みられ、私たちに「食べなければ死ぬ」という概念(認知バイアス)があることを実証してくださいました。
最近はビーガン(完全菜食主義)からブリタリアン(水分だけの不食主義)の人も世界中で増加しているようです。
採食だけでも、さらには食べなくても生きられることを示してくれた方々のお蔭で、これまでの「食物が命の源」という考えに縛られていたことに気づき、食への執着が薄れた気がしています。
私は20年以上前から原則的に1日1食の生活ですが、頭のどこかで命を維持するには食べなければ・・・という強迫観念から解放され、「食べても食べなくても、大差ない」くらいの思考が定着しています。一番のメリットは料理時間の激減で、そのために費やしていた時間を有効に使えるようになったこと。
さらに食費の激減、買い物に費やす時間も減り、私にとってはいいことづくしです。
人間の可能性を知ることで、自分の未知なる可能性に影響があるかもしれません。
スポーツ報知 6月17日(水)11時4分配信
俳優の榎木孝明(59)が、5月20日から続けてきた30日間の「不食」を18日に終える。15日夜、インタビューに応じた榎木に、今回の思い切った行動を起こすきっかけや、体に及ぼしたさまざまな変化を聞いた。
1か月不食もすがすがしい表情を見せる榎木孝明
修行僧のような姿ではなかった。榎木は痩せているものの元気で顔色も肌つやもいい。「絶食、断食ではない。食べなくても生きられることを自分の体で科学的に調べてみたかった。不思議ですが一度も空腹感はない。心地良い満腹感に満たされているような。苦痛を探してもないんです」
この間、万が一に備え、専門家の指導を仰ぎ、都内の研究室に泊まり込み、ここから仕事へ。摂取は水のみ。血糖値や塩分対策で1度あめ玉を補給しただけだ。採血、検尿、心電図を毎日検査しているが異常はなく、9キロ減った体重はいま71キロをキープしている。
飽食時代。04年ごろから「不食」本が注目され始めたが、榎木は20代からインド中心に一人旅を続け、飲まず食わずで帰国後、いつも体調が良くなっていることに着目。短期間の「不食」を何度も経験してきた。「食べないと死ぬ、という恐怖感が良くない」。スケジュールを調整し、1か月間の実験を敢行。さまざまな変化が起きた。
「集中力が増し、本を読むスピードが格段に速くなった。睡眠も深くなり、4時間眠ればすっきり。腰痛も消えた。理由はまだ分からない。でも、眠っていた自浄作用が一斉に目覚めた感覚。運動時も胸式呼吸が腹式に。スタミナが増しました」
榎木は、この経験はあくまで個人の体験に基づくもので研究の第一歩だと強調。「これを強制するものではないし、私自身、食文化を否定しません」。無事に「不食」を成功させると、2日後にはテレビの“食レポ”の仕事が待っているそうだ。(内野 小百美)
◆榎木 孝明(えのき・たかあき)1956年1月5日、鹿児島県生まれ。59歳。武蔵野美術大を経て劇団四季に入り、81年「オンディーヌ」主演。83年四季退団。主な主演作に84年NHK連続テレビ小説「ロマンス」、90年映画「天と地と」、フジ系「浅見光彦シリーズ」など。7月スタートの日テレ系「花咲舞が黙ってない2」(水曜・後10時)に出演する。2男1女の父。特技は乗馬、武術全般、絵画。身長180センチ。
◆不食、絶食、断食とは いずれも「食物を体内に入れない」という点では共通しているが、「絶食」は主に医療行為やダイエットなど、なんらかの目的のための行為を、「断食」は主に宗教的な行為に対して呼ぶことが一般的。食欲と闘わずして食べない行為が「不食」と位置づけられている。
最終更新:6月17日(水)14時15