見出し画像

買い物あれこれ⑥トリニティをオンラインで買った話

先日カルティエ銀座店で、初めてトリニティのリングを試着させてもらった。
こう書くとハイソな感じがするが、おのぼりさん全開で銀座をぶらつき、何もしないで帰るのも勿体無い気がしてとりあえず試着してみたというカルティエ店員からしたら何とも傍迷惑な行為である。
トリニティはカルティエでもド定番中のド定番、だからこそ今まで欲しいと思わなかったアイテムである。
人と違うもん持ちたいという思春期的なアレが未だ抜けきらないのだ。
そんな拗らせた三十路女性の思いとは裏腹にトリニティ スモールモデルは意外としっくりきたものの、「まあ今更買わんでも」と店を後にした。
(余談だが七連タイプのほうがデザインは好きなのに全く似合わなかった。無念)

ある日、会社の先輩(ジュエリーおたくで物欲の化身)が突然トリニティのクラシックモデルを着けて会社にやってきた。
既にピンキー用は持っていたが、他の指に付けられるものが欲しかったらしい。
同じアイテムをすでに所持しているも関わらず、別サイズを購入するあたり流石ジュエリーおたくといったところである。
ホクホク顔の先輩の指に輝く三連の指輪を眺めていると、「やっぱトリニティいいかも」という気持ちがにわかに湧いてきた。

どんなコーディネートにも似合うし、スモールなら20万円台前半というハイブランドでは比較的購入しやすい価格。どうせそのうち値上がりするなら今のうち買っちゃうのも手なんじゃないか。
多くのジュエリー好きが口にしてきたであろう言い訳を並べ、年が明けたら買おうかな、くらいに思っていた。

が、「来年トリニティ買うから😤」などと言っていたら何故か母がクリスマスプレゼントに買ってくれると言い出した。
想定外だったが「くれるっつーもんは病気以外なら何でももらう」のポリシーの元、ありがたく頂戴することにした。
願望は口にしてみるものである。

地元にカルティエ屋さんはない。
銀座で見た時にサイズは分かっていたのでたまに行く宝石店で取り寄せてもらうことにした。
取り寄せといっても店のPCでポチってもらうだけなので自分で買うのと変わらないが、自宅の玄関で受け取るより特別感がありなかなか悪くない。
カルティエオリジナルのクリスマスデコレーションがなされた店内で、いざ開封の儀である。
「カルティエだー!(X JAPAN)」とテンションが否応なしに上がる。

ツリーは毎年カルティエから届くらしい。
「恋人とおそろで買いました」的構図だが
残念ながら咳をしても一人である。
気付けばコーディネートを組めるようになってしまった。
カルティエに染まったこの俺を…
以下、届いた荷物の全貌(自宅にて)
置き配禁止。そりゃそうだ。
段ボール自体は真っ白でごくシンプルである
開封すると現れるカルティエのロゴ。
クリスマス前ということでチャームが付いていて可愛い。
こういうのテンション上がるゥ⤴︎
中身はこんな感じ。
いじくり回した後なのでラッピングがシワシワだが
届いた時はピシッとしていたのでご安心いただきたい。
サイズが合わなかった場合、
30日以内で未使用の状態なら一度までは交換可能。
保証書と取扱説明書。
指輪の付け方の順番が書いてあった。
両面テープ付きのシーリングスタンプ。
ネットで購入してプレゼントする場合も安心である。
今回は使わないのでどうしようかと思ったが、両乳首に付けるくらいしか思い浮かばない。
カルティエ侮辱罪で出禁になりたくないのでやめておく。
何やらおまけがある模様。
お店で開封したとき気付かなかった。
カルティエジャパン50周年記念の切手だー!
うわ〜可愛い。
もったいなくて使えないので取っておこう。

肝心のトリニティは最初「ちょっと大きいか…?」と不安になったが、おそらく冬で指が痩せているためだと思われる。暖かくなってきたらちょうどよくなるだろう。
付ける順番を入れ替えると少しサイズが小さくなるという裏技をネットで発見した。
小傷が付きやすいと聞いていたが、たしかにその通りではある。
いつもピカピカを保ちたい人には厳しいだろうが、私は気にせず毎日付けている。新品仕上げしてもらえばまた綺麗になるだろうし…

注文してから届くまでは2,3日程度だったと記憶しているが、私の場合はお店に届けてもらったため注文してから受け取りにいくまでに1週間程度かかった。
しかし、待つ時間もワクワクして過ごせたので逆に良かったと思う。
すぐ受け取るより少し時間がかかったほうがむしろ楽しみが長く続くものだ。

人と違うもん持ちたがりの割には手元のスタメンジュエリーはほぼカルティエで揃うことになった2024年であった。
ベーシックなアイテムはほぼコンプリートした感があり、そろそろ購入ペースは落ち着きそうな気がする。
来年はデザイナーズとかヴィンテージみたいな個性のあるものに目を向けたいところだ。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集