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好事不如無。



こうずもなきにしかず。


執着心を生んでしまうのであれば
良いことさえ、無い方がいい。



好事=良いこと。めでたいこと。善い行い。



自分自身の中にある
執着の存在に気づいたとき、
毎度結構な嫌悪感が生まれる。

人に対して、物に対して、自分の行いに対して。
いろんなこと。


元々、執着心の塊だったこともあって
余計に耐えられないのかもしれない。



今の環境を失う恐怖。

手にしたものが離れていく恐怖。

「やってあげたのに」という心。



挙げきれないほど、いろんなこと。






常になにかに心を振り回され
感情でしか反応できなかった自分に
疲弊し心底うんざりして

若い頃に仏教とか東洋哲学を学び
とことん自分と向き合って
ミニマリズムという考えにも出会って
いくらか「手放す」ことを覚えた。


今でも思わず執着してしまう瞬間は
全然ある。つい最近にも。


特に、人に対して。

だけどすぐに気づいて
整えようと切り替えることは
できるようになったかな。


もしかしたら自分の場合は
執着の避け方が
若干歪んでいるかもしれない。

ただただなにかから
逃げてるだけなのかもしれない。


そしてたぶん、
根本的にはなにかに執着して
振り回されてるかっこわるい自分が
嫌なんだはず。


かつての自分自身みたいな。



まぁ、結局は人間として
「かっこよくありたい」に
執着してるのかもしれないけどね。



そんなんだけどさ。


悪いことはもちろん、
良いこともいつまでも握りしめたり
囚われすぎたりせずに
凛とした生き方をしていきたいよね。



そんな感じ。

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