とにかく白米が好き、な友人
じぶんのまわりに
とにかく白米が好き
という、仲間がいる。
確かに、よく食べる。
ほんとうによく食べる。
その友人とは何度も一緒に
食事へ行っているのだけど
その中で毎度、
疑問に思うことがあるのです。
最初に頼み、最後に食す
そう。
その友人は、
白米を一番最初に注文し
一番最後に食べるのだ。
もちろんその間には
白米以外のおかずが
たくさん運ばれてくる。
そして白米以外を食べているあいだ
白米には一切手をつけない。
「ごはん、冷めるんじゃない?」と尋ねると
「熱いの苦手なんだよね」と返ってくる。
(ちなみにおかずは熱々で食している)
「だったら最後に頼んだら?」
と再び尋ねると
「そういうことじゃない」
(どういうこと)と、返ってくる。
最後にある種の期待を込めて
「おかずと一緒に食べればいいのに」
と聞いてみると
「邪道だ」と、とどめの一言。
ごはんを汚したくない、らしい。
人生いろいろ、ごはんもいろいろ
あたたかいうちに、
ほかほかのうちに食べるのが美味しい。
白米単品、おかず単品では
食事としては物足りず、
その物足りなさを補い合って
はじめて完成される。
ずっと、そんなふうに思っていた。
ごはんは、
炊きたてほかほかが
美味しい、
白米単体では
主役になりきれない、と。
そんな長年の思い込みは
その友人によって完全に崩された。
冷めすぎて
もうカピカピやん。
と、こちらが感じている
その白米も、
友人にとっては
「炊きたてほかほかの白米」
と同じくらいの
価値があるんだろうなぁ。
「炊き込みごはん」を
目の前にしたら発狂でもするんでないか
と、思っています。
そしてその友人は
グリーンピースを
飲み物だと思っています
(のどごし最高)