地域をつなぐ若者と音楽 ―メンバーインタビュー後編―
ねつせた!では、地域で活躍するジュニアオーケストラに密着し、その魅力を探ってきました🎺全4回に渡ったこの連載も、早いもので最終回。今回は、メンバーインタビューの後編です。
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世田谷というまちに対する思いや、9月のオータムコンサートや3月の定期演奏会に向けての意気込みも聞いてみました!私しおりんがせたがやジュニアオーケストラ(以下SJO)を卒団してから、早3年。今のメンバーの方々は、どんな思いで活動しているのでしょうか。それではインタビュー後編、スタート🎤
🎤世田谷区内で練習して、世田谷区民会館で毎年本番を迎えるSJO。メンバーの方は世田谷区に対してどんなイメージがあるのでしょうか?
池永さん 幼稚園の時はまだ世田谷に住んでいなくて。小学校に上がる時に引っ越して来たんですけど、世田谷に引っ越すって言うと、すごく「良いね」って友達のお母さん達から言われて。私はちょっとよく分かってなかったんですけど (笑)実際に住んでみると、家の近くには老人ホームや保育園も近くにあるので、色んな世代の人が住んでいる街だと思いました。
🎤確かに、9月のオータムコンサートでは小さなお子様連れのお客さんもいれば、年配のお客さんも沢山見かけましたもんね!さて、そんなオータムコンサートでは楽器体験やステージ体験を行っていましたが、メンバーの方はどんな気持ちでやっているのか知りたいです。
若井さん 楽器体験は、ヴァイオリンを落としてしまいそうなくらい危なっかしくて小さい子が来てくれて(笑)。でもこっちが弦をおさえてあげたりして弾くとすごく嬉しそうなんです。まだ小さいからあまり意識が無いかもしれないけど、これがきっかけでSJOに将来入ってくれたらな、と思います。
🎤SJOの未来のことまで考えながら様々な企画を行っていたことに感動してしまいました😭素敵な企画ですね。それでは、オータムコンサートを終えての全体的な感想を教えてください。
池永さん いつもよりお客さんが沢山来てくださって、ちょっとびっくりしたんですけど、嬉しかったです。
若井さん 毎年SJOは新しいメンバーになって、その一番最初の発表の場がオータムコンサートなんですけど、今年はオータムの前に2回本番があったので、いつもより細かいところを一人一人意識出来たんじゃないかな、と思います。
🎤沢山のお客さんの前で、冷静に演奏を披露出来たのはとても良いことですね。子供連れのお客さんがかなり多かったと思うんですけど、更にこういう人に来てほしい、といった希望はありますか?
若井さん 一番来てほしいのは、小さい子ですね。私が小学生の頃、毎年親にSJOの演奏会に連れて行かれたのがきっかけで、ここに入ったし、ここで友達もできた。その時に何も感じなくても、何かしらきっかけは生まれると思うから、やっぱり小さい子には来てほしいです。でも、中高生世代にも、もっとジュニオケのことを知って聴きに来てほしい気持ちはありますね。
池永さん 私は同年代(中高生)の子に来てほしいです。同年代の子が聴きに来てくれて、応援してくれるとやっぱり嬉しいんです。
🎤小さい子どもたちは、演奏会をきっかけに未来のSJOのメンバーとなるかもしれませんね。また、2人とも、中高生世代の方にも来てほしいみたいですね。これを読んだ中高生の皆さん、SJOの演奏会でオーケストラ鑑賞デビューしてみるのも良いかもしれません。それでは最後に、3月の定期演奏会に向けての意気込みを聞かせてください。
池永さん 私は来年度は受験生になります。もしかしたら休団するかもしれないので、3月の演奏会では悔いのない演奏が出来ればと思います。
若井さん 私は今年初めてコンサートミストレスをやらせていただきました。今まではあまり深く考えて活動してこなかったんですけど、意識が変わりました。3月の演奏会では、演奏技術の向上はもちろん、パート内の子達をちゃんと見てあげて、最後まで楽しく練習して、達成感のあるものにしたいです。
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音楽は聴く人を色んな世界へいざなってくれます。第1回目の記事で、SJOのメンバーは『このまちの主役』だと書きましたが、SJOの演奏会に足を運んだお客さんも、音楽を通じて様々な世界へ行く『主役』と言えるでしょう。また演奏会に訪れた子どもたちは、将来音楽を通じて様々な世界へいざなう側の人間となるかもしれません。今回のSJO密着取材を通して、そんなことを考えさせられました。
この連載を読んだ皆さん、SJOの演奏会に行って『主役』になりたくなったのではないでしょうか?
なんと、来る3月21日(木・祝)に世田谷区民会館で第9回定期演奏会が行われます!
是非足を運んでみてください♪
最後に、お忙しい中取材に協力してくださったメンバーの方々、先生方、そしてスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
以上、「地域をつなぐ若者と音楽」最終回でした!
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