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言葉を掘ったらなんかでてきた。#1

普段よく目にするけどよくよく考えたらこの言葉ってどういう意味?

そんな言葉を掘り下げて何が一番奥からでてくるか。既知の中の未知を探究していく机上の冒険活劇です。

第一回目は「文化」。

文化なんて文化でしかないでしょ。

勘の鋭い方はこの時点で察しがつきましたね。そう、説明できない!

文化は文化だ。これでも伝わる。でも「文化」って本当のところなんなの?その本当のところをこれから一緒に冒険していきましょう!

まず言葉の構成。「文」と「化」。時代が音の言葉から文に変わったってことかな。それとも人々の習慣的な行動が文として残るくらいになった状態のことを言ってるのかな?ここら辺の真意は考案者とされてる坪内逍遥氏に天国に行った折にでも聞くとしましょう。

じゃあ、今の文化はどんな意味で使われてるんだ。

色んな文化がありますよね。伝統文化、食文化、着物文化、ポップカルチャーとかとか。

色んな文化があるけど一緒くたにできない気がする。それぞれどんな意味合いで使われてるか探っていこう。

まず食文化。とりあえずお米を想像してみようかな。お米を食べることが文化になってるし、お米を食べてきた歴史的なストーリーも文化になってる訳だ。つまり食文化と一言で言えど、お米を食べる「習慣」的な文化と、お米を昔から食べてきたっていう「ストーリー」的な文化の二面性を持ってるんだね。

じゃあ着物文化はどうだろう。着物を着る習慣が「昔は」文化だったんだろうけど、あくまで考えるのは今だからその要素は薄れてる気がするね。今使われてる意味としては着物を着てきたっていう「ストーリー」的な文化がほとんどなんじゃないかな。

全部やるわけにはいかないから次で最後にしようかな。ポップカルチャーはどうだろう。昔からなかったものだけど。えっと、ポップカルチャーは何があるんだ?アニメ、漫画、ゲームあたりかな。これは今まで出てきた習慣でも歴史的なストーリーでもないよね。じゃあなんだ?日本にはアニメや漫画があるっていう「状態」か?状態なんて言うとちゃぶ台を自分でひっくり返しちゃうな。ポップカルチャーはきっと、日本が作ってきたアニメや漫画のクオリティが高すぎて、短い期間に濃密な価値体験が重なって歴史までになってしまった「ストーリー」的な文化だな。

まとめると、文化には「習慣」的なものと、「ストーリー」的なものがあるみたいだね。

ということはだ、僕が毎朝やってる、納豆にゆずポンをかける習慣もいつか文化になるかもしれないっていうことか(なるはずない)。

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