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人生リブート指南(53)ちゃんと生きると忙しい

2019年2月に私は命にかかわる大病をして3カ月間入院したのですが、それを機に、11年間続けてきた勤務仕事を辞めました。
以来、「どこかに勤める」ということをしてきてないのですが、「それだと毎日時間を持て余すでしょう」的なことをよく言われます。

しかし答えは「NO」で、やることは毎日色々とあるのです。
正確に言うと「日々の生活をちゃんとすると、やるべきことが次々と出てくる」という感じでしょうか。

たとえば食品や飲料の容器は、そのまま捨てたら「ゴミ」ですが、ちゃんと洗って分別して資源回収BOXに入れれば「再利用資源」になります。
東京時代は恥ずかしながら、多忙を言い訳に全部をゴミにしていました。
けれども今は違います。

「24時間365日いつでもゴミ出しOK」だったマンション時代とは違い、現在は決まった曜日の決まった時間に、決して近くないゴミ置き場まで持って行かないとなりません。
私はこの手間を軽減するべく、ゴミを極力減らすようになりました。
それはつまり「リサイクルできるものは買い物のついでにスーパーの回収BOXに持っていく」ということです。

ということで今は毎日、再利用資源の整理をし続けているんです。
牛乳パックは洗って開いて干す、プラやスチロールは洗浄して乾燥させる、と言った具合に。
当たり前と言えば当たり前のことなんですが、仕事に追われていると、こういうことがなかなか出来ない。

こうして「ちゃんと生きると忙しい」ということに気づいた私は、同時に「ああ、東京時代はちゃんと生きてなかったんだな」ということにも気づきました。
ところであなたはちゃんと生きられてますか?

画題「ゴミ出し回数が減らせると思えば苦じゃないス」

ちゃんと生きると忙しい


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フジミ・セージ
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