風向きはどうですか。 #ヘップサンダル
ヘップサンダルの単品ブランドという、前代未聞のブランドを立ち上げたむねです。
最近は、次の企画をせっせと進めています。
追い込みギアを上げていってる状況です。
すでに決まっている大きなコラボ商品もありますので、お楽しみに。
1年前。
デビューした履物専業ブランド「HEP」が、まだ世の中にお披露目されず、温めていた2019年のお話です。
■一旦、状況を受け入れて挑む
2019年の11月は新潟県にいました。
燕三条で開催されたセミナーに登壇するためです。
そこで中川さんに評価されたことがありました(かなり珍しく!)。
この3ヶ月後にブランドがデビューする訳ですが。
結論からお話すると。。
市場ではすでに、俯瞰で見て勢いづいているブランドが存在しました。
そして「その商品とHEPは一体何が違うんだ」と壇上で詰めに詰められるわけですが。。
ただ、当時の構想では、ぼくはその市場をすぐに獲りきれないことを、一旦受け入れていました。
それでもHEPでやりたかったし、目的は競合に勝つことではありませんでした。
ブランド設立にあたって、評価いただいたポイントはココです。
■まずは知ること
3C分析や4Pなど、古典的な素晴らしいフレームワークがたくさんあります。
分析は性に合う方法で何でもいいと思います。
まず己は今、どこにいるのか。
そして特性(強み・弱み)は何なんだ。
競合するのは誰なんだ(そもそも敵はいるのか、無敵状態なのか)。
これから参加するゲームにはどんなルールブックがあり、時代によるゲームチェンジはあるのか(環境)。
などなどです。
ぼくはブランドを作りました。
それは目的を達成するための手段でした。
ビジョンは未だ、端的に言語化出来ていないですが、高い目標はあります。
(いやはや恥ずかしい、、)
ぼくはその事業が市場起点か自分起点かは、さして重要ではないと思っています。
どちらでもそれは向き不向きですし、会社のサイズなどによって様々で良いんじゃないかなと。
それよりブランドを作った後も、自分の立ち位置や、向けられている風向きをきちんと把握する。
みたいなことが大切だなあと考えています。
聞けば当たり前なのですが、闇雲に戦いに挑まないということですね。
■早く経営判断に踏み切れる
また、別の発表者の方に贈っておられた評価でも、印象的だったことは状況をきちんと把握した上での判断についてでした。
その方は、新しいカフェをとある施設に隣接させて開設したとのことでした。
オープン後、何度も店のチューニングを図ったようでしたが、最終的には撤退したとの報告が。
別の事業も併せて行っているとのことで、そちらにコミットしていった様です。
プレゼンの結びで、ご本人は(短期的にみて)事業は失敗に終わったと口にされたいました。
ですが、中川さんは「トップが経営判断を早くできることは、素晴らしいこと」と言葉を掛けておられました。
勝算が無いのに意地を張って、何度も立て直しを試みるのは違うと。
ぼくが小さく抱いたドラマチックなサクセスストーリーを期待するのは、稚拙だなあと痛感しました。
■目的に向かってブレない
「足るを知る」という言葉があります。
*ググってください
挑み方はきっと十人十色です。
セグメントを割り出して、ポジショニングマップを作って、あえて競合と座標のポイントをズラすのも良い。
あるいは、あえて小さな市場や激戦区の中でも、きちんと定めたシェアだけを獲りにいくのも良い。
とにかくまずは定めた目的に向かって、進むことです。
そしてそれは言い換えると、何をやらないか決めることであったりもします。
さらに最後は熱量だったり。。
熱量でねじ伏せるには、相応の信用を周りから積んでおくことも大切です。
あ、あと、クオリティが高いことは大前提です。
そんな公開フィードバックだったわけですが、こんなオファーも受けてみるものだなあーと感じた貴重な登壇でした。
■あなたの立場でも変えられることはあるかも
人前に立つ経験をすると、たまーに相談を受けることがあるのですが。
(全力で相談に乗ります!)
感じるのは、決裁権を持つ人以外の方も危機感を持っていて、「変わる必要がある!」と強く思っているということ。
そうなると、知恵以外にも”巻き込み力”みたいなのも大事になってくる。
一緒にがんばりましょう。
応援してます。