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古き良きものが再評価される話
■あの古い商品が再ブームに
日本の古き良き時代。
それが今どこか懐かしい。そんな商品たちが改めて注目される例が増えました。過去に愛された商品は、当然ながら今だとローテク。けどそれが愛おしい。そしてそれが時として、ブームになっているみたいです。
■写ルンです
iPhoneが日本に初上陸したのは2008年。10年前!
最新の一眼レフやコンパクトカメラが発売されるこの時代に。
あえて写ルンですで撮った写真をSNSにアップして「逆にお洒落でしょ?」っていう。そんな価値観の人たち一定層いる。
写ルンですを使えば、レトロな雰囲気のフィルム写真を手軽に撮れことができます。ハイテクに疲れたり、飽きた人たちが手に取っているのでしょうか。それも新鮮味を持って。
写ルンですが現役だった90年代を知らないミレニアム世代にも、タッチしている気がします。
■スーパーファミコン
今年、任天堂から再販されました。
当時のそれに比べて手のひらサイズに。しかも珠玉のソフトが内蔵されているとか。
購入しているのは、当時ゲームに没頭していた世代。現在、30代〜40代の方が多いようです。懐かしさと中毒性も相まって、当時出来なかった「ゲームを大人買い」し、楽しむ人たちがいるみたいです。
■便所サンダル
一部、マニアがいた中で今年の夏にスマッシュヒット。
火付け役とも言えるブランドのBENCHは、ニシベケミカル社のベンサンをリブランドしてスマッシュヒットを飛ばしています。
「現行の商品とのギャップ。そしてそのインパクトがマスに届いたのでは?」とディレクターの藤澤さん。
流行のきっかけは、アパレルの販売員さんたちなどが気に入って履いたことがSNS上から拡散されたからだとも言われています。彼らはインフルエンサーとなってファンがついている人も少なくありません。
更に言うと、もともとバンドマンの間や、一部のニッチなファンの間でも、流行の兆しはありました。具体的にはゴールデンボンバー鬼龍院翔さんや、マキシマムザ亮君などはファンの間では有名です。また、長きに渡って便所サンダルに特化した販売サイトを運営されている方もおられます。
今後も、ファッションピースとなってマスに浸透していきそうな気配です。
■「1周まわってかっこいい」はある
1度は「ダサい・古い・オワコン」になった商品が改めて注目を浴びる例。
様々な要因があると思います。
私は「それが時代の真ん中だったことを知らない世代が、これかっこよくね?」となる事例が好きです。
若者はこぞって古いモノの価値を再発見して、ブランド化されていきます。
その一方で、オジサンたちはそれを見て「なんでこんなもんにこんな値段払ってんだ」となります。なって当然です。
価値観がまるで違うわけです。
ぼくが新しい履物ブランドを行うヘップサンダルも、そんな風に面白がっていただける事を狙いたいです。