ごっつぁんな本の選び方
夏から急に冬になったかのように深まったこの秋。
落ち着いて本を読みたくなる今日この頃である。
「芥川賞」「直木賞」「本屋大賞」を始め、本に対するさまざまな賞があり、入賞した作品は脚光を浴び読まれる機会が多くなると思う。
書店では、推薦本や売上ランキングなどを展示してあるところもあり目を引く。
そんな中、私が本を選ぶのに頼りにしている情報が一つある。
毎週木曜日17:00~MXテレビ「5時に夢中」内のコーナー、「中瀬ゆかりのエンタメ番付」である。
毎月末に、新潮社編集長中瀬ゆかりさんが、その月の小説・映画・漫画の中から優れた作品一作ずつを、関脇・大関・横綱と番付をつけて発表するのだ。
この世で最も小説を読んでいるであろう職種、編集者。
編集者としての審美眼と、ユニークな魅力にあふれた中瀬さんならではのフィルターとで見定められた作品、おもしろくないことがあろうか。
「エンタメ番付」で本をチェックしておき本を買う、のではなく図書館で借りて読む。
新刊は人気があるから予約して待たねばならないが、それでもいつかは順番が来る。
公的機関は活用しないともったいないのと、物を増やしたくないのが図書館で借りて読む理由だ。
私だって何も考えずに買えるものなら買いたい。
だけど経済力と片付け能力が欠如しているので自重する。
出版業界のためには本を買った方がいいことはわかってるんだけどね。
「中瀬ゆかりのエンタメ番付」がそのためにあることも…。
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