選ばれる?選ばれない?だけど選ばれたい…どこまで続くのこの不全感!?
ある時、こじらせて悶々としている私に、友人がこんなことを言った。
でも、ねすぎは、いろいろあったとはいえ、長年同じ職場で働けていて、旦那さんがいて、子供がいて、やりたいことは、結構ちゃんと、やれてるよね?
仕事は、大変そうだったけど…。
なんでそんなに昔のことにこだわってるの?
今得ているものを、ちゃんと見たらいいのに。
これまで、頑張ってきた自分がかわいそうじゃない。
本当にその通りなのだった。
ありがたいことに、夫はとても良い人である。
サザエさんのキャラクターの真似が、とてもうまい。カツオくんどころか、中島くんまで、うまい。
美味しんぼの富井副部長の真似も、ハイクオリティである。
もはや元の声は分からないので、似ているのか似ていないのかも分からない。栗田貫一がルパンの声をやったように、うちの夫も富井副部長の役をできると思う。オファーさえあれば。
家事もやってくれる。子育てもやってくれる。
住みたかった街に住めている(賃貸だけど)。
行きたい音楽フェスにも、映画祭にもひとりで
行っている。
そんな旦那さんなかなかいないよ!と絶叫される。
なんの不満もないはずなのだ。
どうしてこんなに、昔のことばかり考えてしまうのだろう?
今を、もっと、見つめればいいのに。
自分は…どこか…おかしいのだろうか?
心の病気なのかも?
世の中を、そんなに悪く見てしまうのはなぜ…?
嫌なことばかり思い出してしまうのはなぜ…?
確かに、職場は、長きに渡り辛かった。
前より、かなり、よくなったけど、まあ、割と辛い。
いつも、選ばれない自分、を思い起こさせられる
トリガーに満ち溢れている。
選ばれている側なのに。
どうしてこんなに苦しいのだろう?
多感な時期の記憶に囚われているのはなぜなのだろう。
取り除けていない腐った柱のようなものが
自分の心の中には、ずっとあるのかもしれない。
それをなんとかしないといけないと思った四十路の夜であった。
以上です。