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読書灯を消して夜を招く。 読みさしの頁の白さは直ぐに溶ける。 部屋は次縹色に浸される。寝台…
歩けども歩けども、右から左から百合の花が押し迫り、いよいよ怖くなってきた。振り返れば、…
二月は硝子(ガラス)で できている。 誰も わけ入ることも、誰も 立ち去ることもできない、…