IBが協力して立ち上げたUoPeople の教育修士課程(オンライン)とは
皆様ご無沙汰しております。小林ゆうきです。
私ごとですが仕事がようやく落ち着き、ようやく執筆したかったUoPeopleシリーズに着手する事ができました。
お時間許す限り、お付き合い頂ければ幸いです。
今回は、私の取り組んでいるアメリカの教育修士課程(オンライン)の大まかな概要をご紹介できればと存じます。
皆様、University of the People (UoPeople)という大学を聞いたことがあるでしょうか。
アメリカの高等教育機関であり、実態としてのキャンパスがない、オンライン大学です。
「経済的、地理的、政治的、個人的な制約から大学進学を断念している学生を支援し、高等教育へのアクセスを世界的に広げる」というビジョンのもと、3つの学士課程と3つの修士課程を、良心的な価格で世界中の人々に提供しています。
21世紀ならではの、画期的な教育機関だと、私自身思っております。
UoPeopleの設立は2009年、教育修士課程ができたのは2018年とまだまだ新しい大学です。
A) 学士・修士の種類
学士課程は
経営管理学
健康科学
コンミュータサイエンス
の3つ
そして修士課程は、
経営管理学(MBA)
教育学(M.Ed.)
インフォメーションテクノロジー(MSIT)
の3つがあります。
この教育学修士課程こそがIBとUoPeopleが協力し、世界中の教師に、経済的な余裕や教える場所に関係なく、キャリアをさらに向上させる機会を提供するために設立されたものになります。
IBを教えていた身として、内容を深掘りしている感がある上、新たな発見が多くあります。
私は2024年11月現在、13コース中9コースを終え、GPA 3.85 (Aが6つ、A-が1つ、Bが1つ)で、思ったよりも、それなりにこなせています。
B) コースの進み方
全部で13コース、1コースあたり8週間(Unit1〜8)で構成されています。
UoPeopleの学期は年5タームに分かれているので、1タームあたり1コースずつ取っていくと、2年と約半年かかる計算です。
コースメイトは世界各国から受講しており、出身国はアジア、中東、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパと様々です。コース毎にメンバーは入れ替わり、大体20〜40人くらいが1コースに当てはめられています。(Unitが進むにつれてリタイヤしていく人が出ます)
今まで9コース受講しましたが、純日本人らしき方は3人くらい出会いました。
必ずといっていいほど中国の方はいらっしゃいます。韓国の方も日本人より多い気がします。
C) 費用に関して
実際にキャンパスに通わないといけない海外の修士課程と比べると、非常に安価です。働きながらでも(大変ですが)できるという利点もあります。
以下、HPに記載されている費用項目
$60 application fee=入学検定料 約9,000円
$350 ASSESSMENT FEE PER COURSE=各コース毎の評価料 約52,500円
IN TOTAL AROUND $4,610 FOR THE DEGREE=
合計 約691,500円(入学検定料+13コース分の評価料)で修士号が取得できます。
(1ドル=150円で計算)
また、教材は全てデータで無料提供されるので、費用はかかっていません。
コースの評価料は7週目あたりに支払えばいいので、コース途中で諦めても評価料は請求されません。入学検定をパスすれば、気軽に始めることができます。
D) 入学に必要な英語力
2024-25 GRADUATE CATALOGによると、修士課程においては主に、以下の条件が必要とされています。
TOEFL(iBT)は71、IELTSは6.5、英検は準1級となっており、
個人的には英検は準1級が一番容易なのではと感じます。
E) 課題に関して
基本的には、
・Discussion Assignment
・Written Assignment
・Portfolio Assignment
・Group Assignment
があり、週によって全て、もしくは3つ提出する事が求められます。
いかがでしたでしょうか。
インターネットが発展したこの時代は、オンラインで好きなだけ、海外の方々とも学ぶことができる恵まれた時代なのかなと感じています。
UoPeopleの教育修士課程に限らず、他のコースや、大学にもご自身にぴったりな学びの場を見つけることができるかもしれませんね。
次回は有料にはなってしまいますが、
(小林流)UoPeople 教育修士課程 攻略法
をお届けできればと存じます。
「こんなことを記事にして欲しい!」など、コメント・ご要望もお待ちしております。引き継ぎよろしくお願いいたします。
#UoPeople #MasterofEducation #M.Ed. #IB #国際バカロレア