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【3月の取り組み】

こんにちは!Nestスタッフの青木です。

一月は居ぬる、二月は逃げる、三月は去る、と言うように三月があっという間に過ぎて行き、四月もまた「しれっと」過ぎていこうとしていますね。

さて、そんな三月の活動報告です。

3月1日:新メンバー青木就任

早速この3月の報告を執筆させていただいておりますが、改めましてこの度Nestに新しく就任しました、青木采里奈(あおきさりな)と申します!何卒よろしくお願い致します。

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Nestスタッフ今井の知る人ぞ知る愛称が「ぽんちゃん」だということで、私も恐縮ではありますが今井に倣い学生時代からの覚えやすい通称として「なぽりたん」とお呼び頂いております。

学生時代は国際教育系NPO団体に所属し探求学習プログラムの企画・運営に携わってまいりました。西粟倉村が提携地域のひとつとなっているさとのば大学を運営する株式会社アスノオトにてインターンをしていたこともあり、そのご縁もあってこの度西粟倉村に移住することとなりました。

人も自然も資源が豊かな西粟倉村という場を通して、子どもたちはもちろん、大人も一緒になって多様なおもしろさに触れ、学びあい活かしあえたらいいなと思っております!

3月3日・4日:移住定住専門誌「TURNS」さんから取材を頂きました!

「子どもたちのやりたい!を叶える村」と題しまして、教育移住に関連した各機関を取材していただきました。

小学校はふるさと元気学習、中学校は生徒会のみなさんによる「西粟倉中学校版SDGs」、木育事業のひとつである「あわくらトイプロジェクト」、VIVISTOP NISHIAWAKURA、にしあわくらモンテッソーリ子どもの家、そして教育委員会のみなさま、Nestスタッフのインタビューと、はたしてページにおさまるのだろうか…と思うぐらいの盛りだくさんの内容となっております。

取材に同行させていただきつつ、ひとつの場所にこれだけ充実した教育環境が整っていることは本当に稀有なことだとも思いますが、もっと言えばそれぞれの教育関係者のみなさまのもつ経歴・歴史がとても深く、そして熱い想いで子どもたち、ひいては村そのものに向き合っているのだなと感じました。

TURNS取材記者の方にも「西粟倉はひとつの家族のようだね」としみじみとおっしゃってくださったように、まさに一度関わったら家族のように迎え、見守る。そんな西粟倉を素敵だなと思って移住してくる方がいらっしゃると良いですね。

2022年4月20日発行のTURNSに記事が掲載される予定です。お求めは全国書店、TURNSホームページから。

3月5日:さとのば大学春季コース瀬川さん「ニュースポーツイベント」開催

さとのば大学春季コースで西粟倉を訪れている瀬川玲さんが、マイプロジェクトであわくら会館百森広場にて木製のピンを使ったニュースポーツを開催しました。

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大人も子どもも混ざってチームを組み、途中から来た子どもたちにも「やってみる?」と誰でもどこからでも参加できる自由でわきあいあいとした雰囲気。

瀬川さんはご自身の通われている大学にて小学生にスポーツを教えるサークルに所属しているとのこと。説明の仕方や、イベント本番の手順もとても段取り良く進められており、小学生たちも瀬川さんのやわらかな雰囲気にとても馴染んでいるようでした。さすがです!

イベント後の反省では、「準備不足だった」と瀬川さん。これまでにげんきっこクラブやむlaboのオープンデー、近隣住民の方々とも繰り返しやってみたけれど、百森広場でやってみるのは初めてだったので想定できなかったことがいくつかあったようです。

瀬川さんは「みんなでやることの楽しさ」をとても大事にしているそうです。今回は「スポーツ」という形で大事なことをプロジェクトとして人を巻き込みやってみたことだとも思います。

3月6日:やってみんDIY「やってみんCAFE」の看板づくり

昨年10月からスタートした「やってみんCAFE」。子どもたちがコンセプト・商品・価格決めなどすべて自分たちの手で作り上げています。
お店の看板だって自分たちで作ってみよう!ということで、今回は「やってみんDIY」に挑戦しました。あわくら会館がこの日だけ工房に様変わり。

図工の時間に習った!と元気よく言いながら板にせっせとペンキを塗っていきます。学校での時間が学校外に繋がっているのはとても嬉しいですね。

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振り返りの時間では「家に帰ったら家族に話したいこと」「今日参加したことで変化したこと」を教えてもらいました。最後には、子どもたち同士でコメント交換。言われたことをただこなすだけでなく、自分でやりながら、考えながらができていたのではないかと思います。

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DIY、”Do It Yourself “、という名の通り、自分でものづくりをやってみることを通して、豊かな気持ちを感じてくれたら良いと思います。

3月8日:さとのば大学春季コース岡崎さん「焚火会」開催

さとのば大学春季コース岡崎翔馬さんが、マイプロジェクトとして「焚火会」をコワーキングスペースamocAにて開催しました。

概要はとてもシンプルで、amocAの焚火台を囲み、訪れた人どうし交流。「優しい空間、気軽にコミュニケーションを行える場」というコンセプトどおりコワーキングスペースを利用する方々やさとのば大学受講生、Nestスタッフも参加し、ゆったりと「なぜ西粟倉にきたのか」「西粟倉とはどういう場所なのか」「地域で活動するということ」「今に至るまで」そして「これから自分はどうなっていくのか」など様々なトピックで流れるままにゆったりとした時間を過ごせたと思います。

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「良いコミュニケーション、コミュニティとは何か」という問いをあげた岡崎さん。今回の西粟倉での生活やマイプロジェクトを通して自分なりの最適解にたどり着けるとよいですね。

さとのば大学春季コース自体は3月半ばで終了。故郷の札幌に戻った岡崎さんは、お祖母様から「百科事典みたいになって帰ってきたんだね。お金で買えない知識や勉強を得てきたんだね。」というとても素敵なお言葉をいただいたそう。

しっかりと自分を旅できているからこそ、よく知る方から行く前と後の変化に気づいてもらえているのではないかと思います。

3月11日:中学校卒業式

西粟倉中学校三年生がついに卒業しました。

スタッフ今井も「あの子たち今年で卒業なんだ…と思って八月ぐらいに一回泣いた」と言う程(笑)、とても優しく気さくで、素直な子どもたち。寂しいけれど、成長した姿を見せてくれると考えただけでも楽しみですね。

彼らはこの春、村の外にある高校へ行きます。保護者の方々や先生方のあたたかな眼差しに包まれながら子どもたちが巣立っていく様子はとても心温まりました。

3月12日:さとのば大学春季コース石田さん「木製アクセサリー販売」@むlaboオープンデイ

むlaboオープンデイにて、木製のアクセサリーをガチャガチャに入れて販売をしていたさとのば大学春季コースの石田さん。

「西粟倉で見つけたSomething Niceを表現したい」という想いから、西粟倉のシンボルでもある木の魅力を存分に活かした木製のアクセサリーを作成しいました。毎日コツコツと削って作られたピアスやイヤリング、イヤーカフ、削り粉をレジンで固めたアクセサリー。それぞれの形に西粟倉の特徴を込めて表現していました。

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何が出てくるのかわからないガチャガチャに、来場した大人も子どももわくわく。

おかげさまで目標売上金額も達成したようです。

もともと「自分発でなにかしたい」という想いのあった石田さん。さとのば大学を卒業した今、その想いを綴ってくれたnote記事があるのでぜひご覧ください!

3月16日:応急措置講習@百森事務所

百森事務所にて応急措置講習を受けてまいりました!講師はMedic Fast Aid(MFA)の田中誉人さん。田中さんは兵庫県の美方郡香美町にある「宙の森ホテル花郷里」でもMFA研修を行ったりもしています。

MFAとは1976年にアメリカで生まれた一般市民のための応急手当研修のことです。「見る、聞く、話す、感じる、実行する」の独自のトレーニング方法にて行われました。

我々Nestもこれからあたたかい季節に向けてキャンプや野外イベント、また教育コーディネーターとして森林体験学習の際に野外での応急措置方法を習得できたと思います。

3月18日:小学校卒業式

西粟倉小学校六年生が卒業しました!

卒業証書を受け取る際に、「座右の銘」や「将来の夢」、「小学校での一番の思い出」を生徒ひとりひとりが壇上で発表してくれました。

また六年生が贈る、今まで関わってきた方々の感謝の言葉に涙する親御さんの姿も。在校生も元気よく六年生を送り出しました。

後日、とある新中学三年生の名前をあげ「〇〇ちゃんと同じ中学校に行けるのが嬉しい!」と言っていた新中学生の子がいました。幼馴染兼憧れの先輩とまた同じ学び舎の門をくぐれることをとても楽しみにしている様子です。

3月19・20日:第16回あわくらみらいアカデミー「中三生お泊り会ミッション」開催

先日西粟倉中学校を卒業したばかりの中三生が、新高一生になってみんなバラバラになる前に最後に「お泊り会がしたい!」と、「やってみたい」を提案してくれたことをきっかけに、「お泊り会ミッション」を開催。15の春で村を離れる子どもたちのために「生活力向上」をテーマにしています。

ミッションはそれぞれ「買い物」「弁当箱洗い」「アイロンがけ」「生活力10問クイズ」「夕食・朝食づくり」。

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高校生活へ向けて少しでも生活力を向上してもらうのがねらいです。「生活とは、読んで字の如く“生きるを活かす“ということだよね。生きることをいきいきさせるには何が必要だろうね?」とスタッフの福岡。

生きていることをいきいきさせること、生きていることを実感することは、まず自分の足で立って歩くこと、つまり「自立」が重要になってくるかと思います。自分のことが自分でできるようになってはじめて、やってみたいことに挑戦できることが増えてくるのではないかと思います。

この西粟倉でまっすぐ育ち、15の春をむかえ旅立っていく子どもたちは考えることを楽しみ、楽しむことを考えられる子たちのようで、プログラム振り返りの際には満場一致で「この子たちならきっと大丈夫だね」とスタッフ一同安心できた一泊二日でした。

3月24日:西粟倉小学校4年生学校林「ゴミを捨てないで」看板設置

西粟倉小学校四年生の授業に株式会社百森の永美さん、清水さんに協力して頂きました!

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1学期の社会の時間に「人工林」について学んだ後、2・3学期の総合的なの学習の時間でさらに学習を深めました。最終的な成果物としては、学校林から切り出した木材を使って看板をつくりました。メッセージは、「ゴミを捨てないで」。学んでいるときにゴミが多いことに気が付いたことがきっかけでした。

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4月から伴走してきたNestも最後の成果物である看板づくりや設置も、もちろんお手伝いをしました(設置は残念ながら予定日が雨となり、永美さん、清水さん、担任の先生と行ないました)。

木を切るときには、我先にと積極的に看板づくりに励んできた4年生。人工林率が84%と岡山県でも最も高い西粟倉村だからこそ、自然の営みと林業がより身近になった学びになったかと思います。

来年度は「村を元気にしている人」をテーマにふるさと元気学習に取り組む予定です。

3月30・31日:どんどんチャレンジホリデー開催

春休みに入り、どんどんチャレンジホリデーが開催されました。

小学校四年生から中学校二年生までを対象とした家庭学習のサポートを西粟倉出身の高校生、大学生が行うといった内容です。

スタッフの高校生は名簿を見ながら「○○君俺のこと覚えてるかなあ~」とつぶやきつつ、家族のように一緒に育ってきた後輩たちに久しぶりに会えてとても嬉しそう。

和やかな雰囲気で勉強を教えていました。

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