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就職氷河期世代の逆襲:消費しないことが最強の報復

就職氷河期世代は社会の踏み台として使われてきた。ならば、踏み台から降りるという選択肢はどうだろうか。消費せず、労働に身を捧げず、自分のために生きる。それが最も効果的な報復になる。


就職氷河期世代は2000万人の巨大勢力

就職氷河期世代は約2000万人、6人に1人の割合を占める。1990年代後半から2000年代初頭の経済不況の影響で、多くの人が正社員になれず、派遣や非正規での雇用を余儀なくされた。政府は「支援策」を掲げるものの、根本的な解決には至らず、彼らの人生設計は大きく狂わされた。

だが、この2000万人が今後どのように生きるかによって、社会の構造そのものを揺るがす可能性がある。

「踏み台から降りる」という選択肢

長らく社会の踏み台とされてきた就職氷河期世代。しかし、踏み台とは誰かが上に乗るから成り立つものだ。もしこの世代が一斉に「降りる」ことを選択すれば、社会の構造はどう変わるだろうか。

具体的には、以下のような行動が考えられる。
徹底的に消費をしない
無理に働かない、最低限の労働にとどめる
社会貢献をやめる、自分のためだけに時間を使う

これらを実行するだけで、社会に与える影響は計り知れない。

消費しないことで社会はどうなるか

企業は消費者がいることで成り立っている。特に日本の経済は、個人消費がGDPの約6割を占める。もし就職氷河期世代2000万人が意識的に消費を減らせば、企業の売上は大きく落ち込む。
• 外食産業は閑古鳥が鳴く
• 旅行・娯楽産業は客が減る
• 小売業は売上が下がり、倒産が増える

少子高齢化による人口減少も重なり、消費市場はますます縮小する。さらに、購買意欲の高い世代も少なく、企業はますます苦しくなるだろう。

働かないこともまた、強力な武器

もう一つの手段が「労働をしない」という戦略だ。働かずに生活できるなら、無理に労働市場にしがみつく必要はない。生活コストを極限まで下げ、最低限の収入だけで生きることも可能だ。

たとえば、
週3日だけ働く
フリーランスや短時間労働にシフトする
田舎で自給自足に近い暮らしをする

労働力を提供しないことで、企業側の人手不足は加速する。もともと日本は労働人口が減少しているが、さらに拍車がかかることになる。

寝そべり族という生き方

「寝そべり族」という言葉は中国発祥の概念で、過度な競争や労働を拒否し、最低限の努力で生きることを指す。日本でもこの考え方が広がりつつある。

就職氷河期世代は独身が多く、家族を養う必要がない人も多い。ならば、競争から降り、必要最低限の生活を送ることが最も合理的な選択肢になり得る。
無理して働かず、シンプルに生きる
消費を抑え、企業の利益に貢献しない
社会に尽くすのではなく、自分のために生きる

このように考えれば、労働市場から撤退し、資本家の利益に貢献しないことが最大の「報復」になる。

まとめ:社会に依存せず、自分のために生きる

就職氷河期世代は長年、社会の都合で振り回されてきた。しかし、これからは自分のために生きる選択をしてもいいはずだ。
• 消費しないことで企業を追い込む
• 労働しないことで市場を縮小させる
• 競争から降りて、自分の時間を最優先する

これは「復讐」ではなく、「合理的な生き方」のひとつだ。社会に尽くすことが報われなかったならば、社会から降りることで自由を手に入れるのも悪くない。

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