サイレントテロ十訓 最小限の消費ですら、計画を持ってあたれ
FIREの資金を貯めることと、サイレントテロは相性がいい。テロというと聞こえは悪いが、みんなやっている極端な節約のことだ。10個あるので、1つづつ紹介していきたい。
今回は、「最小限の消費ですら、計画を持ってあたれ」だ。
「きっかけを感じたら逃げろ」という解釈もあって、こっちのほうがしっくりくるかもしれない。
とにかく企業はあらゆる手を使って、モノやサービスを買わせようとしてくる。
・こんなに便利ですよ
・みんなも使ってますよ
・異性にモテますよ
・いいねをもらえますよ
・悩みを解決しますよ
・人生が豊かになりますよ
・○○が喜びますよ
・老後も安心ですよ
こんなことを言ってきたら、即その場から離脱だ。スマホなら他の画面を開こう。最近はこれらを巧妙に隠しているから、注意が必要だ。
どうしても消費しなくてはならない場合もある。そのような時でも、最小の消費を心がけることだ。
度々、iPhoneで恐縮だが、多くの人にとってはオーバースペックだ。一体、最新機能の何割を使っているというのか。やっていることは毎日同じこと。ただアプリが違うだけだ。ARとか使ってる人を見たことも聞いたこともない。使ったところで、それがどうしたというだけだ。今年のiPhoneも冷静になって一言で言えば、「少し速くなって、カメラがきれいになる」だけだ。少しカメラがきれいになったところで、いいねが増えるわけではない。そして円安の影響で、かなり高くなると予想される。
これにお金を投じれば、結果が期待できる。というのなら消費してもいい。エビデンス(根拠)が確立されているものだ。例えば、病気だ。薬で治るのであれば、投資するに値する。
対して、結果が期待できるかわからないのに、セールスしてくるものが多い。異性にモテますよ、結婚できますよという類や、ダイエット関係だ。エビデンス(根拠)は一定数あるものもある。例えば、男女とも健康(そうな)身体を好む傾向が多い。これは種の保存でDNAに組み込まれている。しかし、ぽっちゃり好きもいるし、ガリガリ好きもいる。
要は解がないのだ。解がないのに、セールストークのままに、勝手に理想を膨らませて(煽られて)、バナーをポチッと。この導線は、各企業の天才がしのぎを削っているところなので、一般消費者は太刀打ちできない。つまり購入ボタンがあるページからは、「読まずに離脱」が正解だ。