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ロキサーニBC BF7のタックルインプレッション

お疲れさまです、拶双魚です。
記事を統合したまましばらく放置していたので、加筆しつつ清書しました。


気になっていた点

①軽量ルアーへの対応力
②巻き感度
③フレーム関連
④ドラグ関連
⑤ブレーキ関連

①軽量ルアーへの対応力

前作である18ロキサーニBF8は、スプール重量が15g前後であり
他のベイトフィネス機のスプール重量は大抵10g未満である中で
軽量ルアーへの対応力で一歩譲るというような評価を受けているようでした

今年発売されたロキサーニBCBF7のスプール重量も約15gであり、
前作とそこまで変わらないのかなと思っていたのですが…

想像を軽く超えてきました。
参考までに、使用したルアーと飛距離を書いておきます。※

<スプーン>
蛙スプーン7g    ・・・49m
チヌーク激アツ4g        ・・・42m
蛙スプーン3.2g   ・・・31m
プレッソ アダム2.2g ・・・23m
NOA Jr1.4g     ・・・12m

<プラグ>
レベルバイブブースト5g・・・25m
カウントダウンエリート55 5g   24m
もののふ 35s 3g    ・・・17m
レッドペッパー ナノ2g ・・・13m

<その他>
VJ12 12g                             ・・・58m
メタルマスター 10g          ・・・54m
バイスライダー 4.5g          ・・・47m

 ※タックルデータ
ロッド:ズームサファリ765L
ライン:スーパーファイヤーラインウルトラ8 1号+ナイロン12lb

このロキサーニBC BF7、PRされていないところで
前作からの仕様変更がしれっと行われておりまして、いつものことか
その一つが

ロキサーニBF8(8lb100m)

ロキサーニBC(8lb50m)

ラインキャパシティが半分に減って
スプールがさらに浅溝になっているんですね。

11RevoLTシリーズのシャロースプールがスーパーシャロースプールになったのと同じです。説明が要らなさそうなAbuユーザーにしか伝わらないなコレ

スプールが浅溝になったことでどうなるかと言いますと
より少ない入力でスプールが回るようになるんですね
(自転車のギアを下げるとより径の大きな歯車にチェーンが移り、より軽い力で漕げますよね。大体それと同じです)

ちなみにですが…
アルファスSVTWの社外スプールに
コルクテープを巻いて嵩上げしたら、
アンダー1gのルアーでも振り抜いて投げられるようになりました。
スプールは軽くなるどころかむしろ重くなっているのに、軽量ルアーへの対応力は段違いに向上しました。

おそらく、前作より浅溝になったロキサーニBCBF7にも
それと同じ現象が起きているのだと思います。

また、ロクマルのブラックバスを抜き上げても問題ない(※)ほどの強度があり
スプール径33mmなので
それなりに重たいルアーでも使えるという
なかなかの懐の深さもあります。

※参考↓(僕自身もカメとかナマズとかを抜き上げて試しましたが、何ら問題無かったです)

前作は使ったことが無いのですが、
少なくとも前作の評判から想像していた性能はしっかりと上回っておりました。

②巻き感度

ワームの代わりに毛鉤を結んだスプリットショットリグで…コウライモロコ

少なくとも、リグに当たる流れの変化に巻きの重さで気づける程度
小魚がアタックしているのが分かる程度の感度はありました。

ちなみに、ギアボックスを開けてパーツをベアリングに変えることで巻きが軽くなります。

③フレーム関連

ロキサーニBCの前作からの変更点の一つが、

金属製のフレームからC6カーボンを使用したフレームになっていること

なのですが、ネット上にはそのことで強度に関して不安に思う方もおられたようです。
おそらくロキサーニBCのフレームで一番細く耐久性が低くなりそうな部分…

レベルワインダーの下側にある
 細長くてカーブしている部分

ここを指で押したりして力を加えてみました。結果、しっかり握り込んで力を加えると少したわむ程度で
見たところ力が分散されているので、余程壊そうとしなければ破損しにくいと思います。
(僕の握力は成人男性の平均値とそう変わらない程度にはありますので、非力だからとかそういうことは無いはずです)
※買ってすぐの頃に試したものです

強度は十分で、硬度も普通に使っていて傷が入るようなことは無かったので大丈夫だと思います。

④ドラグ関連

ドラグ性能についても(スピニングのそれと比べるとやはり劣るものの)優秀な部類なのではないかと感じました。

アルファスSVTWとかタトゥーラSVTWぐらいしかまともなベイトリールを使ったことが無いので、
ハイエンド機との比較は僕にはできないのですが

ドラグが効きだしたら一気に滑って竿がまっすぐになるまで止まらないのに初動は遅い…なんてこともなく、
設定した以上の力を掛けたらその分だけ糸を出してくれるドラグとして実用に耐える程度の機能は備えてくれている、といった感じです。
9kgという高い最大ドラグ力により、ドラグの調整幅が稼げたのが大きいのだと思います。

⑤ブレーキ関連

簡単に仕様変更出来るのがAbuリールの長所

ロキサーニBF8から変更された点として、
マグトラックスIIIなのは共通なのですが

ロキサーニBF8        マグネット10個

ロキサーニBC BF7  マグネット5個

マグネットが半分に減っているんですよね。

それだけならまだ良かったのですが、
・空いているポケットの裏にステンレスのパーツが入っていないので、磁石を乗せても付かない
・ステンレスのパーツが入っていない前提の構造をしているのでパーツ注文で追加出来るものでもない

と、なかなか手のかかる仕様でした。手のかかる子は嫌いじゃないですよ

余ったステンレスの針金(クリップでもよい)を曲げて裏に入れると
磁石が付くようになるので、幅5mmで厚さ1.5mmの磁石を仕込んだら
マグ10発のロキサーニBCの完成です。
丁度良かったのでレボビーストロケットのよわよわマグネットを移植してきました。
ちなみにRevo5シリーズもマグ周りは同じ仕様ですのでマグ10発に出来ます。

参考にした動画↓

それと、マグダイヤルをより細かく調整できるように
クリックを外して無段階化することも出来ちゃいます。

ではでは。


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