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新たに抱えてしまったもの

普段なら大学かお仕事に行くはずの時間。

ただ、今日はどうしても現実逃避をしたくなり、
ひんやりとした海風にあたりにきました。

悩みの種、とでも言えば良いのでしょうか。
思いがけず抱えるものが増えてしまいました。


単刀直入に言うと、鬱病になりました。


いや、唐突すぎて逆に面白くて笑ってしまうのですが(笑)
冗談ではなく本当のことです。

元々、生きる意味は?人生とは?と悩み考える人間でしたが、
生きていると遭遇するさまざまな刺激への耐性はあると思っていたので

病名がつくなんて想像すらしていませんでした。


もう、事実は事実で変えられないし、

生きてたらいろいろあるよねー

と言いたいところですが。


それなりに思ったこと・考えたことがあるので
忘れないように綴っておこうと思います。


時系列

とりあえず、ざっくりとした背景を。

いつ頃から変化があったかは分からないのですが、思い当たる節がある9月中旬以降について、軽くまとめてみます。

  • 9月中旬〜
    急にお仕事が忙しくなったのをきっかけに、3週間ほど大学に行かなくなる(+行けなくなる)。

  • 9月下旬〜10月
    ひと段落したものの、来年以降の進路(お仕事)や人間関係で悩んだり。朝起きても動けない日が定期的にやってくるようになる。

  • 11月初旬〜
    大学の友人に「やばそうだから精神科に行った方がいいよ」と言われはじめる。

  • 11月11日
    朝だるすぎて大学に行くのを諦める。ふと思い立ち、病院に行く。診断をもらう。

  • 11月13日
    今、カフェで書いている。


ふと思い立って病院に行くってどういうこと!?と思うのですが

2日前の私にとって、病院に行くことは受動的な行動でしかなく、本当に何も考えていませんでした。

「自分が鬱病だと診断される可能性」すら考えなかったのは、自分でも驚きです(笑)

医者に言われたこと

事実ベースと感情ベース。
この2つをしっかり分けておこうと思います。

まずは事実ベースから。

病院に行った結果、「ちゃんと鬱病です」と診断され、以下の2点を伝えられました。

・とりあえず治療のために薬を飲むこと
・治療中、大学やお仕事などは全て休むこと

家でゴロゴロしているのが1番良いらしく、治療には最低でも1ヶ月はかかるとのことでした。

受診中・直後の感情

次に感情ベースでのお話をしようと思います。

今の私にとって大事なのが「ありのままの自分の感情」なので、率直に書きます。

反発心

受診を決めたのは自分自身なのに何様だよという感じですが

開口一番、医者に「相談したいことは何?」と聞かれ、「話したいことなんて特にないから」と内心イライラしていました。

癪にさわる・カチンとくるに近い感覚だと認識しています。

焦りと恐怖

「大学とお仕事を休め」と言われ、生活が成り立たなくなることへの焦りと恐怖の感情をもちました。

そもそも、今の私の生活は大学 / お仕事 / プライベートの3軸で成り立っています。

  • 大学
    ちゃんと今年度で卒業しないといけない
    実験をして卒論を書かないと卒業できない

  • お仕事
    フリーランスのような形で働いているので、休むと収入がない

  • プライベート
    親には頼らないと決めている

大学を休む = 卒業できなくなる 

え、卒業できないってやばくない?

お仕事を休む = 収入がなくなる

働けなくなったら生きていけないよね

懐疑心

医者からの質問に回答しているうちに、自分が事実を話しているのか、話を盛っているのか分からなくなりました。

例えば「朝、体が動かなくて起きれない」という事実に対して

本当に辛くて動けないのか?
自分の意志が弱く、甘えているだけではないか?

と疑問が生じました。

悔しさ

自分に負けた気がして悔しい。

いろいろな感情があった中でも、これが1番強かったです。

「強い人になりたい」という思いがある私にとって、鬱病という病気は弱い自分を象徴しているようでした。

これは後の章で触れようと思うのですが、「強い人」の定義について考え直すきっかけにもなりました。

ゆっくり考えたこと

次に、時間をおいて思考したことを何点か残しておこうと思います。

病気を持っていることのリスク

周囲に「精神的な病気を持っている」と知られるリスクを身をもって感じました。

特にフリーランスの世界では、自分が働けなくなったら終わりだし

そもそも、いつ何を理由に仕事を放棄するか分からない人に仕事を振るほど甘くない。

リスクを抱えてしまったんだな、と実感しました。

病名がつくということ

病名がつく前とついた後で特段変わったことはないはずなのに、自分が何か変わってしまった気分になりました。

うまく言語化できないのですが、

自分が自分でなくなってしまったような、
身体の内側から何かに侵食されはじめたような、

不思議な感覚があります。

「私は鬱病なんだ」という刷り込みが無意識に行われているからか、

朝だるくて動けないのも病気のせいか
今、急に苦しくなったのも病気のせいか

と思ってしまい、同時にそんな自分がいることに気づいて苦笑してしまいます。

病気のせいにして自分に対する責任を放棄しているようで、ここでも自分の弱さを感じました。

人生経験として

私、面白い経験してるじゃん!!!!

これも良い人生経験の1つ。
結局、何周かまわった後にこの結論に至りました。

今の状況を楽しむ、とまではいかなくても
利用してやるぞ、くらいの気持ちで向き合うのが良いかなと。

(準)半同棲している彼氏とも「面白すぎるでしょ笑」と一緒に笑えるくらいには

ポジティブに捉えられている気がします。

「鬱病になっていく過程を近くで見たのは初めてだから、ある意味1つの学びだね」という話にもなり、

まあこれはこれでありか。

と思っています。

「強い人」とは

彼氏と人生経験の話をしている過程で、「強い人」の概念も少し変化しました。

以前から私は「強い人になりたい」と思っていて、無意識に以下のような像をイメージしていました。

強い人 = 多少のことでは動じない太い幹のような人
自分の感情は小さく丸めて飲み込む

でも、皆が思う「強い人」ってそうじゃないよね

「強い人」にもしっかり大きな感情はあって、その感情を出さない場面では閉まってるだけだよね

そんな会話をして、

今のところ、私は

強い人 = しなやかな芯を持った人
自分の感情は小さくせず、出し入れする

そんな「強い人」になりたいなと思っています。

現段階の結論

休養について

医者の言う通りにするのが1番なのは百も承知ですが、大学もお仕事も休まない選択をしました。

大学を卒業しない・全く仕事をしないという選択肢は今の私の中になく、少し無理をしてでも、今まで通りの生活を送るつもりでいます。

もちろん、本当に無理になったら休まざるを得ないので、負担は最小限にしていかなければとは思っています。

周囲への開示について

そして、話す必要がある相手や本当にごく一部の人を除いて、基本的には周りの人に話さないと決めました。

理由は簡単で、話したところで何か変わるわけではない、プラスに働くわけではないからです。

相手からの見られ方が変わったり、変に気を遣われたりする方が煩わしいなと思っています。

現状の私は…

診断から2日経った今。

人生経験の1つと言いつつも、常にポジティブ思考でいられるわけではなく。

普通に元気だけど本当に病気なの!?と思う時もあれば、

唐突に苦しくなったり、無気力になったりする時もあり

さらには、そんな状態の自分を客観視している自分もいて、なんだか複雑な気持ちです。

今後、私がどのように変化していくのか
また更新していこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

また次でお会いしましょう✨

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