NHKドラマ『ケの日のケケケ』を見た。(感想)
第47回創作テレビドラマ大賞を受賞した「ケの日のケケケ」について書いていこうと思います。
以下、公式サイトからのあらすじ。
フジテレビのヤングシナリオ大賞とNHKの創作テレビドラマ大賞は単発でも面白いと感じる作品が多いため、放送されることに気づいたら極力見るように努めている。
俳優の奥平大兼さん、何かで見たことがあるなと思っていたら映画『君は放課後インソムニア』に出てくる中見丸太を演じていました。
以下、公式サイト。
ネタバレしてしまうと、必ず部活動に入らなければならないという校則を無くすために主人公が生徒会長になろうとするというのがオチです。何故主人公が生徒会長になろうとしたのかという過程の部分が具体的に本編で描かれます。
このドラマで面白いと感じたポイントは3つあります。
1つ目は、主人公がどうやったら自分が過ごしやすい学校や日常生活になるか考えて行動し、奮闘したところです。
2つ目は、「ケケケ同好会」という斬新なネーミングとその活動内容です。
3つ目は、部活動に入らなくてもいいという画期的な提案をするところです。
主人公の母親は機嫌が良い時に「ケケケ」と笑います。そこからネーミングを取り、主人公は自分や周りの人が笑って過ごしやすい同好会「ケケケ同好会」を作ります。しかし、そんなの部活動として認められないわぁ!(『ラブライブ!』μ's 絢瀬絵里風味)と現生徒会長が突っかかってきてケケケ同好会は活動休止まで追い込まれます。
このドラマで特に印象的だったシーンが2つあります。
1つ目は、主人公の父親が娘に嫌いな肉を食べさせようとしたところです。父親が食べられないとわかるまで自分が吐いても食べようとします。それは部活動に対しても同じ姿勢で自分が感覚過敏であるために所属出来る部活が無いと証明するために無理矢理部活に入ろうとします。その頑なさと証明方法がすごいと感じました。
2つ目は、ケケケ同好会が活動休止になっている際にお昼ご飯を久しぶりに一緒に食べようと主人公は同級生・進藤琥太郎の元を訪れます。主人公が来てくれて嬉しかったけれども、感覚過敏のため抱きしめられないことを進藤琥太郎は知っていました。そのため、主人公が嫌いな肉の入ったおにぎりを食べることで代わりに好意を示します。その相手を思いやった愛情表現が素敵だと感じました。
この記事を読んでいるあなたが、この記事を書いている私が「ケケケ」と最近笑ったのはいつですか? 私は最近悩み事や辛いことがあってあまり上手く笑えていない気がします。でも、いつか「ケケケ」とまた笑える日が来るように程々に頑張って日々を過ごしていこうと思っています。
この記事を読んでいるあなたが「ケケケ」と笑える日々を過ごしていますように。過ごせていなければ過ごせますように。
以下、ドラマの雰囲気がわかる予告動画とメインテーマ、エンディングテーマになります。
ここまでご拝読ありがとうございました。
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