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電子ペーパー端末を電子書籍以外の目的で使ってみたい、というお話
以前E-inkの電子ペーパーのAndroid端末が気になるという記事を書きましたが、ネットで情報を漁っていくうちに、本来の使用用途である「電子書籍を読む」という目的よりは「Android端末として使いたい」という気持ちが強くなってきました。
それならAndroidタブレットでいいじゃないか、という声もありそうですが、最近やたら目が疲れるようになったので、通常のディスプレイではなく、紙に近い電子ペーパーを使ってみたくなりました。
で、その中でも今一番気になっているのが、7.8インチサイズのBOOX Nova Air Cというカラーの電子ペーパー端末です。
BOOX Nova Air C
電子ペーパーと言えばKindle端末が有名ですが、大抵はモノクロです。
昭和初期じゃあるまいし、今時モノクロかよっ!
と思われる方もいらっしゃると思いますが、電子ペーパーは「まるで紙に書いてあるものを読む感覚」だそうで、バックライト方式の液晶とは違って目に優しいんだそうです。
それでもモノクロはね〜、ということでカラーの電子ペーパーはないかと探すと、OnyxのBOOXという製品が該当しました。
BOOXシリーズはサイズも6〜13.3インチまで色々ありますが、カラーはこの7.8インチのモデルしか用意されていません。
CPU:クアルコム8コア
メモリ:3GB LPDDR4X
ROM:32GB eMMC
ディスプレイ:7.8″ Eink on-cell Kaleido Plus Screen (4096色)
解像度:468×624 (100dpi カラー) 、1404 ×1872 (300dpi モノクロ)
WiFi (802.11b/g/n/ac)
Bluetooth 5.0
バッテリー:2000mAh
スロット:USB-C (OTGサポート)
スピーカー:ステレオ
マイク:あり
サイズ:194×136.5×6.3 mm
重量:235g
で、気になるお値段は59,800円!!
なんとiPad mini6の64GBモデルと同じ値段です。
それでいて、動作はもっさり、色は新聞紙みたい、ということでスペックだけ見ちゃうと、2,3万円のタブレットと比較しても見劣りするレベルですが、この価値はEinkディスプレイに尽きます。
またKindleとは違ってAndroid11を搭載しておりGoogle Playからアプリをダウンロードできますので、電子書籍閲覧以外にも使えます。
ただし、ストレージが32GBしかないし、拡張もできません。
クラウドに5GBの無料ストレージが提供されるらしいですが、それよりもSDカードスロットが付いていた方が断然良かった。
現物がヨドバシカメラにも置いてないので確認はできませんが、私がこの端末で一番気に入ったのが純正「メモ」です。
メモなのに5つのレイヤーが設定できます。
1層目に罫線、2層目で文字書き、3層目でマーキングというような使い方ができます。
もちろん他の端末に共有はできますが、保存形式はPNGかPDFとなるので再編集はできません。またせっかくのレイヤーも全てONの状態で保存されるそうです。
そのままの状態で他の端末でも使えるアプリを開発して欲しいものです。
全体的なレビューは下記のYoutubeが参考になると思います。
英語なので良くわかりませんが、雰囲気は感じ取れます(笑)
上記のレビューを見て、思ったよりも色味が出ているという印象です。
ペンの追従性も悪くなさそうだし、また画面の切り替えも思ったほど遅くないと思います。
正直、もっと酷いと思っていましたので。
画面をリフレッシュしないと残像が残りますが、電子ペーパー特有の問題なので受け入れるしかないですね。
またOCR機能もつけられるので、手書き文字も綺麗な活字に変換できます。
あと電子ペーパーなので、カレンダーやTodoリストを表示しっぱなしにしておく、というのも仕事をする上では使い勝手がいいんじゃないかと想像します。
iPadだと長くても15分で画面消えちゃうので。
ストレージの小ささだけが気がかりですが、本体に画像を保存しておくような端末でもない、ということで何とかなりそうです。
あとは「電子書籍をほとんど購入しない自分に電子ペーパーが必要なのか?」とか、「所有するiPad miniとどう使い分けようか」と、色々悩む今日この頃です。
まあ100人中99人はiPadの方がいい!と言うと思います。
ということで、こんなの買う人は相当変わり者なのでしょうね。