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neritakanaction
2018年3月1日 19:37
#詩 #ポエム #朝 建ち並ぶ公団住宅の上半分が赤みがかった金色に照らし出されている一羽のカラスが裏側の冷たい影に溶け込み何らかの自己主張を一帯に反響させている 青いポリバケツに止まるその使者に道行く女性がふと冷たい一瞥を投げているバケツの中は彼が求める何かが存在するのかそれとも空虚で満ちているだけなのか答えも出ないまま駅へ向かう流れに交わる一点に収束する各人のひとときの