本をよむということ

私は非常に頭が悪かった。

幼稚園でいじめられっ子、小学生ではいじめっ子、中学生高校生大学生は体格を生かして運動部に入部。

正直言って勉強という勉強は全くしていない。中学生の卒業した段階、義務教育で習うはずのbe動詞が全くわからなかったし、漢字も読めない、そしてかけ算も、割り算も出来なかった。それぐらい、勉強に対してモチベーションが上がらなかった。

そんな私が本を読むことになったのは、社会人になった時である。「とりあえず読まなくてもいいから、なんとなく気になった本は手元に置いておきなさい、いつか暇なとき読むことになるから」社会人一人暮らしになる際に父親からもらったアドバイスだ。このアドバイスがなかったら今でも本を読んでなかっただろう。

父親はいわゆる本の虫だ。そのセリフはそんな父親から私に、本を読むことの重要性を伝える為の、遠回しなアドバイスだったんだと思う。


それ以来、面白そうな本があった場合は金額も確認せずネットショッピングで買い漁った。気がつくと、全く読まない本が10冊以上になっていた。ある時、会社が休みで暇な時父親の思惑通り、家の方片隅に積んであったマッキンゼーの入社1年目のバイブル的な本を読んだ。

そこに書かれている内容に、非常感銘を受けたのを今でも覚えている。言ってしまえば、超一流企業の人間にアドバイスをもらったのと同じようなものなのだから。

著者が長年かけて培った知識をたった本1冊読み切るだけで共有できてしまうと言うことに私は驚いた。それが全てのスタートだ。

それを機に定期的に本を読むことになった。
そして、本を読むことでいろんな知識を吸収できた。知識を吸収するだけではなく、世の中の見聞を広め、真実を知ることができた。



世界中のみんな。

本を読もう。

世界がかわるよ。




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