回避型パーソナリティ:克服への第一歩
あなたは、
「人と関わるのが怖い」
「億劫である」
「なかなか決められない」
「先延ばしにしてしまう」
などと思うことは
ありませんか?
「いろんなことが面倒くさい」
「もはや人間関係すら
めんどくさい」
「会社にいくこと
自体が面倒くさい」
もしくは
「約束をしていても
直前でキャンセル
したくなる」
「人間関係を急に
リセットしたくなる」
こういった傾向は
ありませんか?
こういった
傾向がある人は
回避性パーソナリティ障害
まで行かないにしても、
「回避」の問題を
持っている可能性が
あります。
本記事では、
回避型パーソナリティに
気づき、
一歩を踏み出せるように
なるための解決策を
提案します。
この記事を読むベネフィット
回避型パーソナリティの
特徴や影響を理解できる傷つきたくないという
感情に対して自覚を持てる自己成長と
人間関係の向上に
向けた一歩を踏み出せる
回避型パーソナリティとは
人格障害とは、
病気ではないのだけれど、
人格(性格)が問題で
社会的な生きづらさ、
人間関係の問題を
持ちやすい人、
社会生活や人間関係
人生において
問題が生じている
状態を指します。
誰もが
多かれ少なかれ
パーソナリティ障害は
あるので
悩んだりはします。
しかし、社会生活、
人間関係や生活で
大きな障害に
なり始めたら、
そこが
パーソナリティ「障害」の
境目です。
回避性
パーソナリティ障害は
回避したくなる
人たちのことを
指します。
回避型パーソナリティの特徴
回避型
パーソナリティ障害は
回避したくなる
人たちのことです。
しかし、
本人は逃げている
自覚はあまりありません。
この、
回避型パーソナリティ障害の状態を
一言で表すと、
「もうこれ以上
傷つきたくない」
ということです。
「自分がこれ以上
傷つきたくない」
ということが
人生の一番の優先事項になって
しまっている状態です。
これが回避型パーソナリティを
持っている人、
もしくは、
「回避」の人が
持っているテーマです。
これ以上自分が、
傷つかないために
行動を制限したり、
行動を止めて
しまったり。
傷つかないための
行動をとって
しまうのです。
傷つきたくないあまりに
人間関係や社会生活に
支障を出しているのが
パーソナリティー障害の
状態です。
傷つきたく無いために
全ての事から回避する。
この究極の状態が
「引きこもり状態」
だと言えます。
引きこもっていて
今、苦しい人。
この状態は
「これ以上
傷つきたくないから」
周りの世界からも
人間関係からも
自分をシャットアウトして
しまっているのです。
これ以上
自分のキャパが
外に向かうと
傷ついてしまって
耐えられない状態になって
いるのです。
傷つきたくないから回避する行動
人と関わるのが
「めんどくさい」と
思っている。
「面倒くさい」と
いう言葉が
よく出て来る人も
回避の問題を持っている
人がよく使います。
自分が
傷つくかもしれない
という可能性を
嗅ぎ付けて
それを、
したくなくなって
しまうのです。
人と会うのが
面倒くさくなるのも、
その人に
会うことによって
傷つくかもしれない
可能性を考えてしまう
のです。
もしくは外出先で、
どこかで誰かに
ぶつかって
嫌な気持ちに
なるのではないか?
電車が混んで
嫌な気持ちに
なるのではないかとか。
そうして、
「そんなこと、
やる意味ないよ」。
「めんどくさい」と
あきらめを持ってきて、
自分の行動を
止めてしまいます。
回避の問題点
ではいったい、
回避の問題は何が問題に
なるのでしょうか?
それは、人生は
行動しないと変わらないと
いうことです。
人間関係も
人と関わって
いくことでしか
成立しないのです。
ありとあらゆる
人間関係と行動で
100%
全く傷つかないという
保証はどこにも
ありません。
家から一歩外に出たら
事故に遭う可能性も
あるのです。
家にいたとしても
どこかで足を打ったり
こけてしまったり
ということもあります。
自分の人生を止めてしまっている
しかし、
回避型はそこばかりが
大きくなって
しまっているのです。
そして、
回避をすることばかりが、
大きくなって
自分の人生を
止めてしまいます。
そうすると
自分のやりたい人生を
生きることができません。
もう、これ以上
悲しい思いをしたくない
傷つきたくないと
自分の人生を
止めてしまうのです。
自分の傷つく
可能性のあることから
回避して、
身を守る防衛行動により
これ以上傷つかないように
様々なことから
逃げる事が
人生の最優先事項に
なっている人なのです。
DMS-5診断基準
DMS-5診断を
簡単に紹介すると
1、批判・非難・拒絶に
対する恐怖のため
重要な対人接触となる
職業的活動を避ける
2、好かれていると
確信できなければ
人と関係を持ちたがらない
3、恥をかかされる
または
嘲笑されることを
恐れるために、
親密な関係の中でも
遠慮を示す
(日本人はかなり
当てはまりそうですね。
4、社会的な状況で批判される
また
拒絶されることに
心が囚われている。
5、批判されたり
拒絶されるんじゃないか?
という妄想を
してしまったり、
自分で、
嫌われた拒絶された
と思いがちな人。
5、他人との親密な関係を
築くことをためらい、
自己を遮断して
孤立する傾向がある
あるいは自分は
社会的に不適切で
ある人間として
長所が無い。
6、ほかの人に劣っていると
思って
自分はダメだとか、
自分には
価値がないという
感覚をもってる方も
回避になりやすいです。
恥ずかしいことに
なるかもしれない
という理由で、
個人的な危険を冒すこと、
また、
何か新しい活動に
取り掛かる事に異常なほど
引っ込み思案である。
7、心理的な接触や
肉体的な近さに対して
不快感や恐れを感じる
等があげられます。
恥の感覚
パーソナリティ障害まで
行くと、
異常なほど引っ込み思案に
なってきます。
しかし、
そこまでいかなくても
恥の感覚が強い、
みっともない自分で
いてはいけない、
みっともない自分を
さらけ出すのは
すごく怖い
という問題も
実はそこにあるのです。
恥とうい概念も
「傷つき」なので、
恥をかきたくない
傷つきたくない。
それが故に
それを止めてしまう。
引っ込み思案に
なってしまうという
特長もあります。
7つの中で4つが当てはまったら
回避性パーソナリティ障害
となりますが総じて、
恥ずかしい思いをしない
みっともない自分を
さらけ出せない。
ということが
言えるのです。
傷つきたくないが最大の優先順位
回避傾向のある人は、
傷つきたくないことが
人生で一番
優先したいこと
になっています。
例えば、
傷つきたくないがゆえに
でかけない行動を
優先してしまうのです。
ちなみに
日本人は恥の文化なので
回避傾向は多いです。
そして、
幼少期の親との関係や
いじめ等の関係が
あります。
人生で受けた傷、
悲しみのタンクが
いっぱいいっぱいに
なると、どんどん
回避の傾向が
出てくるのです。
これ以上
悲しみたくないし、
これ以上
傷つきたくない。
そんな思いが
無意識に発動
しているのです。
解決策1:自己の傷つきを認める
では、どんなふうに
解決していけば
いいのでしょうか?
・傷つく可能性に
対する自覚を持つ
・自分が傷つきたくない
理由を明確にする
・傷つくことを
受け入れて成長への一歩を
踏み出す
解決策2:本音を見つめる
回避型パーソナリティの
特徴の一つは、
傷つく可能性を
恐れて新しい
状況や人間関係を
避けることです。
しかし、
傷つく可能性を
覚悟し、それでも
行動することが
重要です。
避けることで
避けられた
一時的な快適さよりも、
成長や充実感を
得るために
挑戦することが
求められます。
自分の傷つきと
悲しみを認めて
受け入れて
行動して行くことが
とても重要です。
嫌な気持ちになりたくない
回避の人たちが
そもそもなぜ
めんどくさいのか?
そもそもなぜ、
人が怖いのか?
当人が理由がわかって
いないのです。
自分でその
傾向に気付いてなくて、
なんとなく
嫌な気持ちになる。
なんとなく
面倒くさい。
悲しかったとか
傷ついた記憶の
意識にも触れないように
しているのです。
その意識に触れる事すら
傷が増える
感覚があるのです。
とにかく
嫌な気持ちになりたくない
という感覚。
認めることから始めよう
しかし、
ここを見ていくのが
大事なことなのです。
自分が傷ついて
きたんだけど、
私は傷つかないを
選んだと認めること、
そこに気づくことが
すごく大事です。
SNSを見た時に、
この人たちいいな。
とか
めんどくさいなあと、
もやもやとするけど、
自分で、どこに、
もやもやするのかが
わからないのです。
傷つかない行動を
とっている
自覚がないのです。
大事なことは
自分は
人間関係が怖いと
思っていると。
自分がそれを
怖いと思ってるんだな、
なぜなら
これをやったら
また自分が傷つくと
思ってるんだなと
自覚を持つことが
すごく大事で
第一歩なのです。
漠然と人が怖い。
新しいことがしたくない。
外に出たくないと
思っているから
その怖さに
飲まれてしまって
いるのです。
まず、
自覚を持ちましょう。
自分はもう
これ以上傷つきたく
ないんだと。
悲しい思いを
したくないんだと。
悲しい思い。
嫌な気持ちに
なりたくないんだ
ということを自覚する。
その上で、
だからもう
この人との関係を
切りたくなって
いるんだとか
約束しても
行きたくなくなったり、
新しい人間関係を
築くのが怖いとか、
めんどくさく
なったりとした時に
回避傾向が現れるんだなと。
悲しかったり、
傷つくことから
逃げたいと
思っていることを
自覚する。
まずはこれが
すごく大事なこと
なのです。
なぜ回避をすると苦しいのか?
自覚、認識ができたら、
次のステップです。
回避の人がなぜ苦しいか
というと、
実は、
本当はそれが
欲しいということ。
それを、自覚しないと
いけません。
本当は
それがほしい。
本当はやりたい。
本当はそこに行きたい
温かな人間関係、友人欲しい
正しいことをしてみたい
こんなことしてみたい
あんなことしてみたい
でも、
傷つくのが怖いから
やらない。
できない。
その
葛藤が苦しいのです。
そこに葛藤がなければ、
苦しくはならないのです。
欲しくなければ苦しくならない
世の中には
人間関係はいらない。
という人もいます。
本当に人間関係が
要らない人たちは
苦しくならないのです。
しかし、回避型の
傾向があると
それをすると
傷つくかもしれない。
その上で、
それが欲しいから
苦しくなってしまうのです。
しかし、
そこに自覚を
持って居ない人が
多いのです。
「本当は、それが欲しい」に
気づけずに、
そんなことしても
どうせと
人を見下してみたり。
いろんな心の防衛反応が
働くけど、認めないと
いけないのです。
本当は
それが欲しいと
認められて
初めて自分の行動を
天秤にかけて
選べるようになります。
あの人に会いたい。
でも傷つくのは
怖い。と。
自分の両方の心に
気付く気づくことが
大事です。
本音に気付こう
その上で、
自分はどうしたいのか?
そして、
知っておいて
欲しいことは
世の中で100%絶対に
傷つかないということは
はありえないということ。
自分の中の葛藤に気づく。
傷つくのが怖いという
自分の本音
そして、それが、
実は本当は
欲しいという
葛藤に気づくこと。
勇気を持って
やってみることが
必要です。
まずは
最初の小さくて
大きな一歩として
あなたの本当の心を
自覚してほしい
のです。
自分の中の
進めない2つの
気持ちに気づく。
それだけでも
大きな一歩なのです。
人は気づけば
いつからでも変われます。
あなただけじゃない。
あなた一人じゃない。
知識は人生の
盾であり矛である。
あなたの歩いた道が
幸せの道でありますように。
ではまたっ。
【合わせて読みたい記事】
自分を責めるということは..自分を責めることへのサヨナラ!自愛の道への一歩
その「自責」は本当は「他責」かもしれない:心の奥深くに潜む真実