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忙しくてもできる!毎日の食事にちょい足し薬膳で体質改善〜ライフハックしながら健康に!〜
みなさん、毎日忙しくされていませんか?どうしても多忙な日々が続くと体調不良になりがちですよね。
私もあちこち不調に悩まされたりしておりました。
そんな私が、日常のちょっとした工夫や気を付ける事で徐々に体質改善できた方法をいくつか伝授しましょう!
私が和漢薬膳師の資格を取得した理由
私はキッチンカーで8年間、タコスやケバブなどスパイス料理を提供してきました。スパイスには単なる「味のアクセント」以上の力があり、体調を整えたり、巡りを良くしたりする働きがあることを実感していました。お客様には、ただ美味しいだけでなく、食を通して健康になってもらいたい。そんな思いから、私は和漢薬膳師の資格を取得しました。
和漢薬膳師の学びを通じて、薬膳は特別なものではなく、日々の食事に取り入れることで、体質改善や未病の予防ができることを知りました。スーパーで手に入る食材でも、薬膳の考え方を活かせるのです。今回は、その考え方をもとに、日常に取り入れやすい薬膳のポイントをお伝えします。
1. 気・血・水を整える食事を意識する
薬膳の基本には「気・血・水(き・けつ・すい)」という考え方があります。これは、私たちの体を構成し、健康を維持する大切な要素です。
気(エネルギー):気が不足すると、疲れやすくなったり、やる気が出なかったりします。
→ 気を補う食材:米、大豆、山芋、かぼちゃ、鶏肉、ナツメ血(血液):血が不足すると、貧血や冷え、肌荒れにつながります。
→ 血を補う食材:ほうれん草、小松菜、レバー、黒ゴマ、クコの実水(体内の水分):水が不足すると、肌や髪の乾燥、便秘の原因に。逆に滞るとむくみやすくなります。
→ 水を整える食材:大根、きゅうり、豆腐、梨、白きくらげ
例えば、朝ごはんに「山芋とほうれん草入りの味噌汁」を加えるだけで、気と血を補うことができます。毎日の食事で、バランスよく補っていくことが大切です。
2. 陰陽五行を活かした食材選び
薬膳では、食材を「陰」「陽」のバランスや、五行(木・火・土・金・水)の特性に分けて考えます。これを応用すると、自分の体調に合った食事を作りやすくなります。
例えば、冬は体を冷やしやすいので「陽」の食材を多めにすると良いでしょう。
陽の食材(体を温める):生姜、にんにく、ねぎ、シナモン、唐辛子、羊肉
陰の食材(体を冷やす):トマト、きゅうり、スイカ、豆腐、緑茶
冷え性の方は、朝に「生姜入りのスープ」や「シナモンを加えた紅茶」を取り入れると、体が温まりやすくなります。逆に、夏の暑い日は、きゅうりやスイカなどの「陰」の食材を摂ることで、余分な熱を取り除くことができます。
3. 薬膳的「季節の食べ方」
薬膳では、季節ごとに必要な栄養が変わると考えられています。簡単に季節ごとのポイントを紹介します。
春(デトックスの季節)
→ 山菜、せり、たけのこ、柑橘類などを取り入れて、冬に溜まった老廃物を排出。夏(暑さ対策)
→ きゅうり、トマト、ゴーヤ、スイカなどで熱を逃がし、体をクールダウン。秋(乾燥対策)
→ 白きくらげ、梨、れんこん、ハチミツなどで潤いを補給。冬(冷え対策)
→ 生姜、ねぎ、羊肉、シナモンなど、体を温める食材を多めに。
このように、季節の変化に合わせた食事を意識することで、体調管理がしやすくなります。
4. スーパーで手に入る薬膳食材を活用する
「薬膳」と聞くと、特別な食材が必要だと思われがちですが、実は身近なスーパーでも手に入るものがたくさんあります。
手軽に取り入れられる薬膳食材
ナツメ(棗):気を補い、疲労回復に◎(ドライフルーツコーナーで購入可)
黒ゴマ:血を補い、髪や肌を健康に(すりごまでOK)
生姜:体を温め、免疫力UP(料理や紅茶にプラス)
ハチミツ:潤いを補い、のどのケアに(白湯に混ぜて飲むと良い)
シナモン:冷え性改善、血行促進(紅茶やコーヒーにひと振り)
これらを少しずつ日常に取り入れるだけでも、薬膳の効果を実感しやすくなります。
まとめ
薬膳は、特別なものではなく、日々の食事に少し意識を向けるだけで実践できます。今回ご紹介した「気・血・水のバランス」「陰陽五行」「季節ごとの食べ方」「スーパーで手に入る薬膳食材」などを活用すれば、誰でも気軽に薬膳を取り入れられます。
私自身、キッチンカーでスパイスを使う中で「食が体に与える影響」を強く感じ、"和漢薬膳師"の学びを深めました。これからも、食を通して皆さんが健康に過ごせるような情報を発信していきたいと思います!
みなさんもまずは、身近な食材から。今日の食事に、ちょっとした薬膳のエッセンスを取り入れてみませんか?
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