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焦り

焦ることが自分は大嫌いだ。食事してるのにもうすぐ家を出ないといけない焦り。明日早いからもう寝ないといけないという焦り。締め切りの仕事があるのになにもまだやれてない焦り。この世にまだなにもなせれていない自分への焦り。この世は焦りだらけだ。焦りは体に悪い。焦らさないでくれ、せめて飯の時くらいは。

人はなぜ焦るのだろうか?人に嫌われたくないから?もっとなにかを手に入れたいから?つまりは「今の自分」に自分自身が満足できてないからだろう。これに尽きる。焦りたくなければ「今の自分」に満足すればいいのだ。「じゃあ今から満足しよう!」そういうわけには簡単にいかない。なぜ簡単にはいかないんだ。厄介すぎる。

巷には「自分に期待しない」「他人を期待しない」みたいなフレーズが書籍でもSNSでも溢れかえっている。確かに、自分にも他人にも期待しなければ生きやすいだろう。精神衛生上にもいい。この世をサバイブするには大切なスキルの1つだと思う。そういう自分も昔と比べるとそうしていたりする。

でも、「自分にも他人にも期待しない」という言葉。なにかものすごく寂しい。例え人間は期待しないという割り切りが完全に出来ない存在だと分かっていてもそちらに舵を切るということが寂しく感じてしまう。ぼくはやっぱり自分が信じた自分や他人は期待したいと思う。

こんな風にダラダラ自己弁解のように書いているのは、たぶん自分がこれからも焦らず、誰にも期待せずに生きていくのが無理な人間だからこう書いているのかもしれない。

ぼくは、今日も自分が大嫌いな焦りを感じながら日々を過ごしていくのだろう。

おわり

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