アレックス・ガーランド監督 『シビルウォー アメリカ最後の日』 : 本当は「難解」な映画
映画評:アレックス・ガーランド監督『シビルウォー アメリカ最後の日』(2024年・アメリカ映画)
アメリカ社会の「分断」の先にある「内戦の可能性」を描いた映画一一だというくらいのことなら、どんなに無知で思考停止した人にでもわかることだろう。
彼らとて、さすがにテレビやネットニュースくらいは見ているから、アメリカ社会の「分断」という言葉くらいなら、何度も耳にしているはずなので、「その問題を扱った、一種の風刺的かつ警告的に、アメリカの近未来を描いてみせた作品」なのだな、という