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「思想・哲学」関連書のレビュー

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「思想」「哲学」関連のレビューを紹介します。
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#映画評論

オーソン・ウェルズ監督 『審判』 : ウェルズとカフカのミスマッチ

映画評:オーソン・ウェルズ監督『審判』(1963年・フランス映画) その「シャープで幾何学的…

年間読書人
12日前
13

北村紗衣の「そっくりさん」案件 : 『映画秘宝』DM事件を検討する。

「武蔵大学の教授」で「映画評論家」である北村紗衣の周辺を洗っていたところ(というのは、刑…

年間読書人
2週間前
25

ロベルト・ロッセリーニ監督 『ドイツ零年』 : 少年の告発したもの。

映画評:ロベルト・ロッセリーニ監督『ドイツ零年』(1948年・イタリア映画) 「ヌーヴェル・…

年間読書人
3週間前
19

D・W・グリフィス監督 『イントレランス』 : ひと言でいうと「セットが凄い」映画

映画評:D・W・グリフィス監督『イントレランス』(1916年・アメリカ映画) 本稿のタイトルに…

年間読書人
3週間前
15

映画 『バニシング・ポイント』 : 北村紗衣の「消失点」

ぬ映画評:リチャード・C・サラフィアン監督『バニシング・ポイント』(1971年・アメリカ映画…

年間読書人
1か月前
33

マックス・オフュルス監督 『忘れじの面影』 : 見返りを求めないという「美徳」

映画評:マックス・オフュルス監督『忘れじの面影』(1948年・アメリカ映画) 1948年だから、…

年間読書人
1か月前
14

アレックス・ガーランド監督 『シビルウォー アメリカ最後の日』 : 本当は「難解」な映画

映画評:アレックス・ガーランド監督『シビルウォー アメリカ最後の日』(2024年・アメリカ映画) アメリカ社会の「分断」の先にある「内戦の可能性」を描いた映画一一だというくらいのことなら、どんなに無知で思考停止した人にでもわかることだろう。 彼らとて、さすがにテレビやネットニュースくらいは見ているから、アメリカ社会の「分断」という言葉くらいなら、何度も耳にしているはずなので、「その問題を扱った、一種の風刺的かつ警告的に、アメリカの近未来を描いてみせた作品」なのだな、という

エリア・カザン監督 『エデンの東』 : 薄っぺらい「建前と本音」の逆転劇

映画評:エリア・カザン監督『エデンの東』(1955年・アメリカ映画) 本作は、なかなか評価の…

年間読書人
1か月前
21

前嶋和弘 『キャンセルカルチャー アメリカ、貶めあう社会』 : 北村紗衣とキャンセ…

書評:前嶋和弘『キャンセルカルチャー アメリカ、貶めあう社会』(小学館) 「キャンセルカ…

年間読書人
1か月前
35

ドン・シーゲル監督 『ダーティハリー』 : さそり座の評論家・北村紗衣

映画評:ドン・シーゲル監督『ダーティハリー』(1972年・アメリカ映画) ひさしぶりに『ダ…

年間読書人
1か月前
39

竹村和子 『フェミニズム』 : 真の「フェミニズム」を知るべし。

書評:竹村和子『フェミニズム』(岩波現代文庫) 「フェミニズム」という言葉だけなら、「誰…

年間読書人
2か月前
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東浩紀 『訂正する力』 : 北村紗衣という「訂正無能力者」

書評:東浩紀『訂正する力』(朝日新書) 昨年よく売れ、「2024 新書大賞」の第2位にも選ば…

年間読書人
2か月前
49

ジャン=リュック・ゴダール監督 『恋人のいる時間』 : 女がわからない。

映画評:ジャン=リュック・ゴダール監督『恋人のいる時間』(1964年・フランス映画) ひさし…

年間読書人
2か月前
15

北村紗衣 『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード』 : 「北村紗衣はダース・ベイダー」論

書評:北村紗衣『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード ジェンダー・フェミニズム批評入門』(文藝春秋) 本稿は、北村紗衣の著作『お砂糖とスパイスと爆発的な何か 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(以下『お砂糖とスパイス』と略記)についてのレビューに続く、【武蔵大教授・北村紗衣の著作をを読む】シリーズの、レビュー第2弾である。 最初に断っておくが、北村紗衣が「凡庸なクズ批評家」であるという私の評価は、決して「私的感情」によるものではない一一というのは、上のレビューにお