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「音楽・アート・写真」関連のレビュー

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「音楽」「アート」「写真」などのレビューを紹介します。
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#映画

ジョージ・スティーヴンス監督 『スイング・タイム(有頂天時代)』 : 優美なるダン…

映画評:ジョージ・スティーヴンス監督『スイング・タイム(有頂天時代)』(1936年・アメリカ…

年間読書人
8時間前
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ピーター・ボグダノヴィッチ監督 『ペーパー・ムーン』 : 完璧なラストシーン

映画評:ピーター・ボグダノヴィッチ監督『ペーパー・ムーン』(1973年・アメリカ映画) 私好…

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オーソン・ウェルズ監督 『審判』 : ウェルズとカフカのミスマッチ

映画評:オーソン・ウェルズ監督『審判』(1963年・フランス映画) その「シャープで幾何学的…

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北村紗衣の「そっくりさん」案件 : 『映画秘宝』DM事件を検討する。

「武蔵大学の教授」で「映画評論家」である北村紗衣の周辺を洗っていたところ(というのは、刑…

年間読書人
11日前
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竹村和子 『フェミニズム』 : 真の「フェミニズム」を知るべし。

書評:竹村和子『フェミニズム』(岩波現代文庫) 「フェミニズム」という言葉だけなら、「誰…

年間読書人
1か月前
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フランソワ・トリュフォー監督 『突然炎のごとく』 : 「恋愛もの」に見せかけた「男…

映画評:フランソワ・トリュフォー監督『突然炎のごとく』(1962年・フランス映画) 「ヌーヴ…

年間読書人
1か月前
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ジャン=リュック・ゴダール監督 『恋人のいる時間』 : 女がわからない。

映画評:ジャン=リュック・ゴダール監督『恋人のいる時間』(1964年・フランス映画) ひさしぶりにゴダールである。 2年前に初めてゴダールを見て「なんだ、これは?」と思ったのがきっかけとなり、ゴダール作品を見るようになった。 また、それに止まらず、映画オタクであった若きゴダールが「シネマテーク・フランセーズ」で見たであろう、モノクロサイレントの古いヨーロッパ映画やハリウッドの古典的作品まで見るようになった。 つまり、それまで「映画」にはさほど興味がなく、娯楽のひとつとし

北村紗衣 『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード』 : 「北村紗衣はダース・ベイダー…

書評:北村紗衣『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード ジェンダー・フェミニズム批評入門』(…

年間読書人
2か月前
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「表象文化論」とは何か? : 蓮實重彦、松浦寿輝、、、北村紗衣…

「表象文化論」という言葉を、ご存知だろうか。 若い人なら知っているかもしれないが、高齢者…

年間読書人
2か月前
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ジーン・ケリー、 スタンリー・ドーネン監督 『雨に唄えば』 : ミュージカル映画ナン…

映画評:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン監督『雨に唄えば』(1952年・アメリカ映画) …

年間読書人
3か月前
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スーザン・ソンタグ 『ラディカルな意志のスタイルズ』 : 徹底的なものが面白い

書評:スーザン・ソンタグ『ラディカルな意志のスタイルズ[完全版]』(河出書房新社) 1974…

年間読書人
3か月前
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ゴダールの本質を、わかりやすく説明しよう。 : ジャン=リュック・ゴダール論

ついに、ジャン=リュック・ゴダールという映画作家の本質が、理解できた。そう確信することが…

年間読書人
3か月前
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大谷弘 『道徳的に考えるとはどういうことか』 : 文学的には 「普通」はそう考える。

書評:大谷弘『道徳的に考えるとはどういうことか』(ちくま新書) 本書がどういう内容の本か…

年間読書人
3か月前
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押山清高監督 『ルックバック』 : リアルとフィクションの「幸福な出会い」

映画評:押山清高監督『ルックバック』(2024年) 評判に違わぬ傑作である。アニメ作品として傑作なのだ。 私は先に原作漫画の方を読んでおり、その際にレビューも書いているから、原作漫画との比較の中で、アニメ作品である本作を論じていくことになるだろう。 まず、本作が一般に強く訴えた点として「(心に)突き刺さる」作品だということがある。 これは、原作からしてそうであり、「ままならない現実」を描きながらも、ある仕掛けによって「ある種のハッピーエンド」に持ち込んで見せたところが、