ジャン=リュック・ゴダール監督 『恋人のいる時間』 : 女がわからない。
映画評:ジャン=リュック・ゴダール監督『恋人のいる時間』(1964年・フランス映画)
ひさしぶりにゴダールである。
2年前に初めてゴダールを見て「なんだ、これは?」と思ったのがきっかけとなり、ゴダール作品を見るようになった。
また、それに止まらず、映画オタクであった若きゴダールが「シネマテーク・フランセーズ」で見たであろう、モノクロサイレントの古いヨーロッパ映画やハリウッドの古典的作品まで見るようになった。
つまり、それまで「映画」にはさほど興味がなく、娯楽のひとつとし