やきもの沼⁎⁺˳✧༚ふるさと納税と紹介する“やちむん”基礎知識
沖縄で長年愛されている“やちむん”。
やちむんとは、沖縄の方言で“焼き物”という意味で、陶磁器のことを指します。
私のやちむん熱はこの数年過熱気味で、色々な人に沖縄旅行のお土産として薦めまくっていますが、ふるさと納税の返礼品でも手に入るのですよね。
ということで、ふるさと納税返礼品を例に、やちむんの基礎知識を紹介していこうと思います!
■伝統の柄
伝統的なやちむんの柄には、海や植物など自然のモチーフが多いことが特徴です。
ちなみに私は、「THEやちむん」という伝統柄を取り入れつつ、モダンにアレンジした作品が好みです。
・唐草模様
根を張る、葉が広がるということから、永遠や長寿の象徴としてよく用いられます。
最もポピュラーな柄ではないでしょうか?
・魚紋
食に満たされる、また、魚が卵をたくさん産むことから、子孫繁栄の象徴だそう。人間国宝の「金城次郎」さんが好んで使ったことで広く知られるようになりました。
書き手によって魚に特徴があるのが面白いです。
・花印紋
草花の形を作品に押し付けて作った模様。花の型は沖縄のやちむんで見られる特有のものです。
※ふるさと納税では見つけられませんでした
・点打ち
点々を打ったシンプルな柄。柄はシンプルですが、カラフルな色使いな作品が多い気がします。(沖縄ぽい)
■伝統の色
伝統といっても、よく使われるという意味です。
最近は色々の幅も広がって、それもそれで素敵なのですが、伝統的な色使いはやちむんぽくて魅力的に感じます。
・みどり色
南国の植物を思わせるグリーン。
夏の沖縄の海はコバルトブルーなので、それにも近いかも。
・あお色
沖縄の海を思わせるブルー。
とにかくやちむんによく使われる色。
・茶色
大地を思わせるブラウン。
みどりやあおとの組み合わせもよく見ます。
・あか色
おめでたい色として、重宝されていたそう。
首里城も赤いし、赤瓦とか、ハイビスカスとか、沖縄って赤色が多いイメージ。
伝統的な柄と色を紹介しましたが、新しい作風も出てきていて、一言でやちむんを語るのは難しいなと再確認しました。
でも、“ポテっとした見た目” は、やちむん共通かも。
ぜひ、機会があったらやちむんを食器にお迎えください!
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