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やきもの沼⁎⁺˳✧༚ふるさと納税と紹介する“やちむん”基礎知識

沖縄で長年愛されている“やちむん”。
やちむんとは、沖縄の方言で“焼き物”という意味で、陶磁器のことを指します。

私のやちむん熱はこの数年過熱気味で、色々な人に沖縄旅行のお土産として薦めまくっていますが、ふるさと納税の返礼品でも手に入るのですよね。

ということで、ふるさと納税返礼品を例に、やちむんの基礎知識を紹介していこうと思います!

■伝統の柄

伝統的なやちむんの柄には、海や植物など自然のモチーフが多いことが特徴です。
ちなみに私は、「THEやちむん」という伝統柄を取り入れつつ、モダンにアレンジした作品が好みです。

・唐草模様

根を張る、葉が広がるということから、永遠や長寿の象徴としてよく用いられます。
最もポピュラーな柄ではないでしょうか?

・魚紋

食に満たされる、また、魚が卵をたくさん産むことから、子孫繁栄の象徴だそう。人間国宝の「金城次郎」さんが好んで使ったことで広く知られるようになりました。
書き手によって魚に特徴があるのが面白いです。

金城次郎 (1912〜2004年)
那覇生まれの陶芸家。沖縄県で初めての人間国宝。笑っている様に見える魚などのユーモラスな「魚紋」をあしらった作品を多く作成した。

・花印紋

草花の形を作品に押し付けて作った模様。花の型は沖縄のやちむんで見られる特有のものです。
※ふるさと納税では見つけられませんでした

・点打ち

点々を打ったシンプルな柄。柄はシンプルですが、カラフルな色使いな作品が多い気がします。(沖縄ぽい)

■伝統の色

伝統といっても、よく使われるという意味です。
最近は色々の幅も広がって、それもそれで素敵なのですが、伝統的な色使いはやちむんぽくて魅力的に感じます。

・みどり色

南国の植物を思わせるグリーン。
夏の沖縄の海はコバルトブルーなので、それにも近いかも。

・あお色

沖縄の海を思わせるブルー。
とにかくやちむんによく使われる色。

・茶色

大地を思わせるブラウン。
みどりやあおとの組み合わせもよく見ます。

・あか色

おめでたい色として、重宝されていたそう。
首里城も赤いし、赤瓦とか、ハイビスカスとか、沖縄って赤色が多いイメージ。


伝統的な柄と色を紹介しましたが、新しい作風も出てきていて、一言でやちむんを語るのは難しいなと再確認しました。
でも、“ポテっとした見た目” は、やちむん共通かも。
ぜひ、機会があったらやちむんを食器にお迎えください!

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