家族。
冬の空気の冷たさを感じる風、涼しいけれどほんの少しだけ肌寒い気温。
ニットに薄手のロングコートで大きな川沿いの道を歩く。
アスファルトには小さな石が落ちていて、コンクリートでできた壁には過去に起きた水害の高さが文字で刻まれていた。
色褪せたその表示には時間の流れを感じた。
大きな道路を歩いていると岐阜公園の入り口に辿り着いた。
子どもの頃はよく家族で遊びに来た場所だった。
それも小学校の低学年くらいまでの記憶だと思うけれどはっきりとは思い出せなかった。
金華山という山の麓にあり、空を見上げればそれを隠すほどの木々が生い茂っている。
綺麗に整備された公園は大きな鯉が泳いでいそうな池があったり、小さなカーブを描く短い橋が架かる。
懐しいなあと自然と声が漏れた。
十数年来ていなくても迷わずにロープウェイのある場所まで歩くことができた。
その日は夕方でもう出店はなかったけれど、子どもの頃は大好きだった五平餅やみたらし団子を買ってもらったなあと思い出した。
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