コラージュセラピーというもの。
曇り空から晴れ間が少し出ていた朝、
新幹線に乗って岐阜県にある東海学院大学の学園祭にお邪魔してきました。
心理学科のブースに呼んでいただき、コラージュセラピーについて少しお話をさせていただきました。
コラージュセラピーとは心理療法の一分野である芸術療法の一つ。
雑誌や絵本、パンフレットや写真など好きなように切って画用紙などの台紙にペタペタと貼っていきます。
そこで貼ったものは本人の心の中にあるものが反映されていて、切り貼りした画面を見て心理分析を行なっていくものです。
私はご縁があって、コラージュセラピーには小学校の低学年頃から体験していました。
最初のうちはカウンセリングとしてではなく、
普段は切ったら怒られてしまうような雑誌や本を切っても良い、それがただ楽しくて工作のような気分でやっていたような気がします。
そんな風にしてコラージュとは遊びのような気持ちで定期的に関わり続けていましたが、小学校高学年あたりからはだんだんと学校生活に不安が出てくるようになりました。
休みがちになったり憂鬱な気分になることが増え“悩み”として抱える気持ちを認識するようになりました。
そして、この頃からコラージュセラピーを通じて話を聞いてもらうようになっていきました。
コラージュは自分の心のうちが画用紙上に表れていきます。
それを見ながらカウンセラーの方と話を深めていき、自分の内面に深く潜っていくようなイメージ。
カウンセラーの方はじっと話を聞いて、解決策を与えてくれるというよりはクライアント自身の中にある答えを一緒に導いてくれるような体験でした。
それは28歳となった今でも人生について選択を悩んだり、自分だけでは答えが見つけられないような時にお願いすることがあります。
今考えてみると私の中では答えが出ていることも、その背中を押してもらうような言葉がほしい時に頼っているのかなと思います。
大丈夫だよ、と考えを肯定してもらえるような絶対的に安心できる空間があったことが心の状態が不安定だった頃の私には大きな意味を持っていました。
(時に間違っていることは、方向転換できるようなヒントをいただいていました。)
カウンセリングとしての出会いと言うより、私の場合は幼い頃から身近に合ったものが私の心を守ってくれていたと感じています。
万人に合う方法というものはないし、その人にあった心理療法を考えていかないといけないものではあるけれど手段の一つとして、必要な人に届いていくれるといいなと思って記事にしてみました。
今日も、沢山お疲れ様でした😊