【出産レポ】陣痛中に62,540円請求された話
こんにちは、ととです。
noteはじめたら一発目の記事はこの話だと決めていました。
2024年に第一子を出産しました。
その出産の陣痛中に62,540円請求されたんですよ。
請求された時は本当にショックで号泣していました。
どういうこと??と思った方、ぜひ読んで私のやるせない怒りと悲しみの浄化にお付き合いください(笑)
陣痛とは
そもそも陣痛とは何か?
私の陣痛、そして請求
36週以降からいつ赤ちゃんが生まれてもいい状態で、私の場合は予定日を超えていました。
関係各所から「陣痛はまだか」「いつ産まれるんだ」と言われ、私もソワソワ・ワクワクしていたころ、なんか痛いな〜と思っていたら徐々に痛みが増し間隔も10分を切り、規則的にお腹がはり「あ、これ陣痛だ!!」と思って病院に電話をしました。(病院からも10分間隔になったら電話してねと言われていました)
週数40週2日
病院に行き、張りもまたさらに強くなってきた頃、内診をしてもらうと
子宮口は1センチと言われました。
正直「え?こんな痛いのに?」と思いました。
お医者さんには「私の妻だったら入院させます」(あなたの妻じゃないし)と言われたが、ぎりぎりまで家に居たい派の私は一旦帰宅することに…
帰宅後、さらに痛みは強くなってきて陣痛の間隔も5分を切ってきたため深夜に再度病院へ、そのまま入院することに…
痛みが強く間隔もだんだん短くなってきたが、待てど暮らせど子宮口は1センチ。
お産が進むためには陣痛も大事だけど、子宮口が開かないと話にならない。
ただただ一人で耐える夜・・・
主治医には、明日の朝になっても子宮口が開かないままだったら一旦退院しましょうと言われ、結局翌朝も子宮口は1センチのまま…そのまま退院することに。
お会計は62,540円です。
え????????
基本的に、出産は病気ではないため、健康保険の適用対象外です。
つまり!!!!!!!!!!
分娩費用や、出産にともなう入院費などは全額自己負担。
ただ、子どもを出産したときに加入している公的医療保険制度から受け取ることができる出産育児一時金があります。
だが!!今回の入院では出産をしていない。
ということは、全額自己負担だということ!!!!!!!!!!!!
わかってるよ?
けどさ!!!けどさ!!!
陣痛なのは変わりないのよ。痛いのよ。
この状況で62,540円請求されて、冷静に「はい分かりました」って言える人何人いる!?!?!??!!?
これからお金もかかるのにどうしよう…
また陣痛だけの入院だったらどうしよう…
このストレスがお産に響いたらどうしよう…
いろんな不安が一気に込み上げて大粒の涙となって溢れました。
夫、おろおろ。
妻、わんわん。
規則的に起きる陣痛。
っっっっってか!!!!!!!!!!!
入院するときに説明されてないけどね!!!!!
冷静に考えれば、自己負担だって分かりますよ。
そりゃそうだよね、出産してないもん。
だけど説明してよ!!
陣痛だけでお産が進まない場合は全額自己負担だって!!!
進むもんだと思うじゃん!!
出産しないで退院なんて未来見えてないよ!!!!
支払いごねてないよ??
ちゃんと支払ったしね!!
ただね、説明なしに陣痛中にこの金額請求されたらびっくりするじゃんって話よ。
みかねた新人助産師さんは「ととさんが泣いている」と主任の先生に相談しにいってくれて、説明不足でしたと謝ってくれた。
先生は悪くないのに、謝ってくれて…なんか、泣いてすみませんって気持ちになりました。
高い授業料でしたね〜
こんなことがあってから次はもっとギリギリまで家に居ようと思っちゃうよね。
鉄の子宮口。陣痛から出産へ無事誕生
62,540円の支払いを済ませ、陣痛に耐えながらタクシーに乗り帰宅。
車中は行き場のない怒りが爆発。
うんうんと隣で愚痴を聞く夫。
誰も悪くないのもイライラを加速させる。
とにかく、耐えなければ・・・と思い。
日中もひたすら陣痛に耐えて、耐えて・・・
夜中になるとまた陣痛のギアが数段上がって、声ががまんできないほど。
流石に病院に・・・という流れになったけど前日の62,540円があったため、まだだめだ…まだ…という気持ちになっていた。
そんな中、父親から電話が。「さすがに病院に行け。もしもまた同じようなことがあっても、その金額で安心を買ったと思え。金のことは心配しなくていいから」と。
ま、泣くよね(笑)こんどは、嬉し涙よ。安心して再度病院へ。
40週4日目に再度入院。
子宮口は、2センチ。内診グリグリ(内診グリグリとは、妊娠の臨月期に行われる分娩誘発法のひとつである卵膜を指でグリグリして、剥離させることです)をしても3センチ。陣痛の間隔がかなり短かったためそのまま入院。
だけど朝方内診、子宮口3センチのまま…
ひたすら陣痛に耐える私。徐々に体力も無くなってくる。
睡眠も細切れで、痛みと睡魔が襲ってくる。
お昼頃、「前回の入院のこともあるし、体力的にももうしんどいでしょ?」と主治医に言われ、私は「もう無理、しんどい」と正直に言いました。
人工的にお産を進めることに。
人工的というのは、バルーンや陣痛誘発剤などでお産を進めるということ。
帝王切開の場合や、最悪の場合の説明もしっかり受けたが正直私は眠さと痛さで意識朦朧。
束の同意書にもサインしたが、あの状態だったら何にでもサインしてたと思う。
私の場合は、バルーン+誘発剤を入れてひたすらさらに陣痛に耐えました。
その時子宮口は、5センチまで開いてくれました。
鉄の子宮口ではありましたが、ゆっくり時間をかけて開いていたこともあり、全開には程遠いけどかなり子宮口の膜が薄くなっていました。
だけど、子宮口は5センチのまま。
次に、人口破膜(人工的に破水させること)をしたが、子宮口に変化は無し。また陣痛に耐えまくる。
とにかく、痛すぎるので息を吐くことだけに(これ大事)全集中。
体感にして10分でしたが、実は2時間近く耐えていたそう(笑)
後日夫にそう言われました。(あ、立ち会い出産でした笑)
ひたすら耐えていたら、本能で「いきみたい!!!」と叫びました。
自分でもびっくり。
お医者・助産師さんも「!?」ってなっていて「いやいや、ととさんさっきまで子宮口5センチだったじゃないですか〜」みたいな空気
そして、内診したらなんと子宮口8センチ!!!
言われた時は嬉しかったな〜!!
そこから子宮口全開までは早かったですね。
お医者さんも準備でバッタバタ(笑)
だ!!が!!
いざ子宮口全開!!
となったが、なんと赤ちゃんが回転しきれておらず…
お医者に「ととさん、四つん這いでいきめる!?」と言われた(笑)
私「行けます。」ここまできたらもう正直ゴールは目の前って感じだったので、全力でいきんだ。
今思うとよく体力残ってたと思う。
正直いきみ逃しよりも、いきんでって言われた方が私は楽だった。
四つん這いでいきんだけど、成果虚しく赤ちゃんの体勢の戻りが甘い…
そこで、ベテラン医師の登場。
エコーを見ながら、手で赤ちゃんをゆっくり回転させる!!!!!!!!!
すごかった…神の手だ…
そのおかげで、綺麗に回転してくれて
「いきんでいいよ!!!」との指示!!
5回くらいいきんで無事誕生しました。
これから出産する人へ
これから出産する人へ
あくまでも私の場合なので、この記事を読んで「私もぎりぎりまで家にいよう」と思わないでください!!
きちんと主治医と相談することが大切です!!
この話を知っていれば「もしこのままお産が進まず退院になったら全額自己負担ですか??」って聞けるからね!!
びっくりしないように、一つの事例だと思って!!
無事出産できますように!!安産祈願!!
学んだこと
100人いれば100通りのお産があるんだということを改めて感じ学びました。
私の場合は、鉄の子宮口でずーーーーーーーーーーーーっと子宮口1、2センチで止まっていましたが、ゆっくり開いたことで人口破膜やその他さまざまなことがいい方に向かっていました。
これも、お医者さんや家族の支えあってのことですね。
人は一人では生きていけないですが、産まれる前から何十人という人の支えがあってこの世に誕生してきてくれたんだと改めて感じました。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
初産…わからないことだらけでしたが無事出産できてよかったです。