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【夏休みの思い出】伊豆諸島初心者が行く神津島旅行記【シャニマス要素あり】

注:この記事は、以前日記に書いた神津島旅行記を切り取ったりちょっと加筆したりしてまとめたものです。普段読んでくださってる方には「思い出を擦りすぎ」と思われるかもしれないですが、思い出を擦りたいのでゆるしてください。

夏休みの間に2泊3日で神津島に旅行してきました。
今回はそこでの出来事や考えたこと、伊豆諸島を旅行するならこういう準備が必要だなあと考えたことなんかを、記事1個分にまとめてみようと思います。

旅の前に

私は都民生活が長いとはいえ伊豆諸島に行ったことがなく、そもそも旅行先として候補には入れていませんでした(青ヶ島は行ってみたいと前々からツイートし続けてるけど)。今回は以前伊豆諸島に行ったことのある同行者が提案してくれて、それならいつも遊んでいるシャニマスの舞台の一つにもなった神津島に行ってみたいと思い、神津島に行く運びになりました。神津島はサマー・ミーツ・ワンダーランドというイベント内で、アイドルたちが合宿に行った場所です。大好きな凛世のsSSRにもなっている場所なのでわくわく。

【常夏CLIMAX】杜野凛世

旅行をするにあたって、泊まる場所とか観光スポットを調べてみました。…が、思ったより情報が少ない。島嶼部は比較的ネット上に情報が少なく、島に理解のある同行者にほぼ…というか全部頼りっきりになってしまいました。船とか宿とか諸々ついて行くだけの状態でしたが、ほんとにありがたかったです。
神津島を旅行するにあたり、以下のサイトは非常に参考になりました。行き帰りの手段や島内での移動や過ごし方について、シャニマスをやっていないよ~という人でもわかりやすくまとまっていて、微塵も島知識がなかった私でもだいぶイメージがつきました。
神津島に行きたいシャニマスのオタクのためのガイド 

0日目

ここから本題!旅行の話!

まず、23:00出発の神津島行の船(さるびあ丸)に乗りに、竹芝ターミナルへ。最寄り駅である浜松町駅から竹芝への道は、最近整備された道で一直線に行くことができます(ちなみにこの道、すごく雰囲気が良かった。デートにおすすめ)。道中はそんなに人がいないように思えましたが、夏休みだからかターミナルにはたくさんの人で溢れかえっていました。それでも8月中旬辺りよりは少ない方らしいです。

船に乗るに当たり、お金を払う際に学割申請用の書類を書く必要がありました。書くためのスペースは大分混みあっており、記入用のペンが足りていなかったので、なんとなく持参していたミッフィーのボールペンが役に立ちました。旅に持って行って良かった品・ボールペン。
あと随所にいる東海汽船のマスコットキャラたちがかわいかったです。

みんなかわいい 帰りにグッズを買いました

私たちが乗った2等和室は8人程度の乗り合いの部屋で、知らない人と同じ部屋で寝る状態でした。全体的に清潔感があるので耐え。

出航後は最上階のデッキから東京の景色を眺めて過ごしました。レインボーブリッジの下をくぐり、たくさんの埠頭を眺め、城南島や羽田空港が見え、さながら夜景クルーズ。景色が綺麗で良かったです。陸から離れたら、少しは星もよく見えた気がします。旅行先ではもっと見えます。

工業地帯の夜景は以前から見てみたかった
一石二鳥な気分

毛布にくるまり就寝。荷物のいい置き場がわからなくて、荷物の間に頭を入れる感じで寝ました。

1日目

船の中は寝にくいだろうと見込んでいたら大して寝れませんでした。2~3時くらいに眠りについて5時前には一番最初に着く島に到着したので、その辺で目が覚めていました。そのあと二度寝して、それも含めて体感睡眠時間は2〜3時間程度でしょうか。

朝ごはんはあらかじめ竹芝で購入しておいたカップヌードルを食べました。最初の島に着くとき、天気はあいにくの雨と言われていたのですが、私たちがごはんを食べる頃には外は晴れており、デッキにて景色を眺めながら食すことができました。いつもよりも気持ちカップヌードルが美味しい。

写真の先にある島は式根島です(たぶん)

8時半頃に神津島に到着しました。旅館の方が港まで送迎してくださり、まず最初に旅館に向かいました。本当は午前8時9時にチェックインはできないようなのですが、融通を利かせて早めにお部屋に入れてくださいました。ここまでにしたことは島に行っただけですが、体が疲れ切っていたので速攻で爆睡。

お昼頃に起きて、港付近にあるよっちゃーれセンターというお店でお昼ごはんを食べました。様々なメニューがあり、どの定食も1000円均一なので実質好きなもの選び放題。私は漬け丼を選びました。魚の鮮度が高くて美味しかったです。

やっぱり島に来たらお魚食べたい

午後は赤崎遊歩道にてシュノーケリング。シュノーケリングは初めてだったのですが、レクチャーしていただいて曲がりなりに泳げるようになりました。
海の下を眺めてみると、底まで透き通っていてよく見える上、魚が間近にいて驚き。餌をあげたらたくさんの魚が寄ってきて、手元が魚のスクランブル交差点状態になっていました。魚ってどうやって前の魚にぶつからないように避けてるんだろう…。餌をあげている最中、魚に自分の指を餌だと勘違いされて噛まれてしまいました。思ったより噛む力が強かったです。

シュノーケリング後は赤崎遊歩道で遊んで過ごしました。シャニマスのサマー・ミーツ・ワンダーランドの中で、アイドルたちが赤崎遊歩道で遊ぶ描写があり、どんなところなのか気になっていました。飛び込み台から海に飛び込むのは思ったより滞空時間が長くて、もはや黄色い悲鳴どころか断末魔。本当にここから飛び降りたのかよ放課後クライマックスガールズ…

飛び込み台から海までの落差がすごい
海に飛び込んでも底に足がつかないくらいには深かったです

帰り道に温泉保養センターにて温泉に浸かりました。海の近くの温泉のためナトリウムが入っているからか、どこかで怪我した足に滲みて激痛。足先を出しながら入る謎体勢になって入りました。それを除けば温かくて過ごしやすかったと思います。

旅館での夜ごはんは魚でいっぱい。魚の頭の煮付けがそのまま出てきました。思った以上の大きさで驚き。
私自身、最近日に日に食べられる量が減っている感があり、品数が多くて食べきれないのではないかと懸念しましたが、午後に海に入って過ごした分ちょうどいい量でした。

刺身にサザエに鯛

夜はへとへとで20時くらいには就寝。夜型には珍しく早寝。

2日目

深夜3時、早く寝過ぎたせいで目が覚めて外を見ると、満点の星空が見えました。夕食を食べ終わった頃は曇っていてあまり見えなかったので驚き。普段はまず見ることのできない景色なので、感動的でした。

朝は前浜海岸で過ごしました。砂が白くて、海が青くてとても綺麗。波にあたらないようにチキンレースをしたり、砂に絵を描いたりして過ごしました。晴れていて外が暑かったです。

都心ではまず見られない青い海

海で遊んだ後は、近くにあるスーパーへ昼食と午後の登山に向けた飲み物を買いに行きました。スーパーには至ってよくあるものが売られていましたが、お総菜コーナーに島寿司があったり、魚コーナーに神津島産の魚があったりして見ていて興味深かったです。

午後は天上山へ。土日だったので12時半に前浜港発のバスが出ており、それで港から天上山の登山口の一つである白島登山口6合目まで向かいました。麓はこれでもかというほど晴れていたのに、山に近づくにつれ、だんだん雲が増えていきます。到着した頃には空が曇っており、登るにはちょうどいいくらいの気温になっていました。

登山口からどこまでも続くのでないかというほど続く階段を登っていきます。木々の中から開けた場所に出ると、頂上は雲で見えないし、横も雲で真っ白になって何も見えなかったです。ふと後ろを見ると自分たちが歩いてきた道が見えなくなっていて、ちょっと怖かったです。

頂上へ。やっぱり何も見えない。晴れていたら伊豆諸島を見渡せるほどよく見えるらしいのですが、これから進む道さえ見えないほどだったので何も見えるわけがなかったです。涼しくて水分をそんなに摂らなくても歩けたのが幸いか。汗なのか霧の中にいたからなのか、髪も服もぐしょぐしょに濡れてしまいました。

これから進む道さえもわからない

そこから治山工事跡、不動池、表砂漠、裏砂漠などの名所を辿っていきました。新東京百景に選ばれている景勝地にも行ったのですが、写真の通り何も見えなかったです。あまりにも何も見えないと心細くなってきて、時々人とすれ違うと人間のあたたかみのようなものを感じて助かったような気持ちになっていました。

新東京百景#とは

途中草をかきわけて進むような道があって、もはや道と言えるのかと思うほど生い茂っていました。どうにかかき分けながら進んだら途中で毛虫がズボンに付いてしまって肝を冷やしました。枝で取ってくれて本当にありがとう、同行者。

山を降りる際、雲の下まで降りるとだんだんと島の景色が見えてきました。頂上ではないとはいえ随分と高いところから眺めることができたので、とても眺めが良かったです!

港まで見える

岩場を下ってもう一つの登山口付近のバス停へ。バスを20分待たなければならなかったのですが、その近く人がしゃがんで2人やっと入れるくらいの小さな風穴があり、そこで涼んで待つことができました。中は外気温よりも体感10度くらいは冷たいように感じました。
入り口の看板に「山の神 冷風穴」と書いてありました。山の神って箱根駅伝以外にもいるんだ。

神津島の"山の神"

夕食は2日目も魚尽くし。刺身はもちろん、漬け丼もあって嬉しかったです。魚、とても美味しかったです。

夜はまた部屋から星空を眺めました。雲が多かったので前の日ほどではありませんでしたが、雲がないところからは前日同様綺麗な星空が見えました。また見たいな。

3日目

朝ごはんを食べてチェックアウト。宿泊料金を考えると、島で使う10000円分のお金を7000円で買うことができるしまぽ通貨のすごみを強く感じました。
しまぽ通貨について

チェックアウト後はそのまま展望台へ行くために、歩いて島の南部へ。昨日登った天上山に限らず神津島は全体的に傾斜が急で、暑い中だと少し登るにもすぐに疲れてしまいます。時折吹く海風と綺麗な景色に癒されながら、がんばって坂道を登って歩きました。

遠くには行きに乗ったさるびあ丸が見える(左上)

坂道を1時間ほど登って、ありま展望台へ。旅行の間、麓から見ていると「こんなに高いところに大きな十字架があるなんて」と思っていたのですが、まさかその場所に辿り着くとは思いませんでした。芝生の先に大きな十字架の碑とベンチがあり、とても雰囲気がよかったです。海風に吹かれながらしばし休憩。

船は出航し遠くに行ってしまいました

さらにその先の神津島灯台と千両池へと向かいました。灯台へ向かうには、展望台がある場所から坂を降りてまた登らなければならず、気持ち的にはここで絶望(だって帰りも同じルートなんだよ?)。愚かにも水分を持ってきていなかったため、死にかけながら体力を振り絞って歩きました。(近くには自販機がないよ!よいこはちゃんと飲み物を用意してから行こうね!)

やっとの思いで灯台へ。こちらも景色が綺麗。
灯台がある丘の上から階段を降りると、そのまま千両池に向かうことができます。さらに千両池の近くに行く道は、下りとはいえ岩だらけで、もはや道と言えるのか?と思ってしまうような道でした。途中までは歩いたものの、体力的にギリギリでギブアップ。来た道を登って引き返したのですが、ここで体力が限界になってしまい今年一番くらいに死ぬかと思いました。二番目は昨日登った天上山。
同行者に水分を一口分けてもらいながら、なんとか登って千両池の入口に戻ることができました。さてここから港まで戻るぞ!!!!!

千両池。透明度が半端ない

帰り道も下って登っての繰り返しで疲れましたが、少し雲が増えて日陰が増え、涼しくなって行きよりは歩きやすく感じました。筋肉痛でへとへとだけど…。

あまりにも喉が渇いたので、スーパーで飲み物を買いました。アクエリアスを一気にほぼ空になるまで飲んでしまいました。

昼食はハンバーガー。ハワイアンな雰囲気で美味しかったです。

Cafe' & Diner `AILANAさん
神津島で一番おしゃれごはん

食後は歩いて港へ向かいました。ここでシャニマスのゲーム内で背景画像になっている場所の写真も撮っておきました。島唯一の信号がある場所で、海が開けていてとても綺麗。

シャニマスで見たところだ!

帰りはジェット船に乗りました。外で待っていると飛行機のようなエンジン音やにおいがして「飛行機みたい」と話したら、ボーイング社が作った船であるという話を聞いて納得。出発すると船体が浮いて、揺れを感じることなく進んでいきました。

式根島、新島、利島、大島を経由して竹芝桟橋へと向かいます。船から各島の様子を眺めていると、地形や雰囲気の違いを感じ取ることができて興味深く感じました。他の島にもいってみたいなあ。本州を見た時は現実に引き戻されたように感じたけど。

朝に出港を見たはずのさるびあ丸と、東京湾内ですれ違いました。ここで再会するなんて!と驚き。お先に失礼します。

竹芝に到着しました。この旅行も終わりかと思うとさみしい気持ちになりました。楽しかったなぁ。

ばいばいジェット船

行ってみて

今回神津島に行ってみて、想像以上に楽しむことができました。
旅行の前の1週間くらい、東京は全体的に天気がぐずついていて、神津島については雨の予報も出ていました。しかし幸いにもだんだんと天気が良くなってきて、結果として旅行中は毎日晴れている中で過ごすことができました。よかった~!
海も山も綺麗でたくさん遊べたし(無体力には過酷だったけど)、シャニマスの聖地巡りもできたのでよかったです。伊豆諸島自体なかなか行くことがないので貴重な経験でした。

P.S. 神津島のお土産は竹芝には売ってないよ!神津島内で買いましょう!!!私とのお約束だよ!!!!!

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