優しすぎて生き辛い人のための『自分軸のつくり方』①~繊細なこころとの仲直り~
ある日ふと、ある程度大人になってからの わたしたちの『人生』って、これまでに傷付いてきた自分のこころを癒していく道のりなのかもしれないな、ということを思いました。
いままで、無防備で 和紙のように柔らかく染まりやすいあなたのこころは、無神経でデリカシーのない言葉にたくさんたくさん傷付いてきたと思います。繊細なこころを誰にもわかってもらえないという孤独を、たくさん感じてきたと思います。
悔しい思い、たくさんしてきたと思うんです。
だからこそ、ご自身の繊細さを、もしかしたら疎ましく感じていらっしゃるかもしれません(わたし自身も、今まで何度も「こんな繊細さなんかいらない!小さな事を気にしない性格になりたい!」と願ってきました)。
そんな優しすぎると言われるくらい優しくて繊細なあなたに、ひとつだけ、身につけていただきたい強さがあります。
ご自身の生まれ持った優しさや繊細さを肯定する、という強さです。
心臓に毛が生えたような、鈍感で豪快な人物を目指すわけではありません。
ここで提唱したいのは、繊細なままの、弱いままの自分を全肯定するための強さ。
臆病なまま、こわいまま、自信のないままでも、自分を責めたままでも、それでもなお「このわたしのままで、幸せになりたい!」と願うことの出来る強さ。
ご自身を変えようとしない覚悟、ご自身の繊細さと生涯添い遂げる覚悟です。
一度は諦めたかもしれない。でも、傷付きながら泣きながら絶望しながらでも、このままの自分で幸せになると誓った瞬間、あなたの世界は水面下で変わる準備を始めます。
それが、ご自身のなかの繊細さ、優しすぎるほどの優しさとの、仲直り。大人になる過程で、しばらく遠ざかってしまっていた自分自身との再会です。
ご自身の愛によって癒されたこころの傷跡には、きっと新しい創造の芽が生まれてくることでしょう。
繊細さは、ただ受け止めればいい。ただ可愛がって、ただ愛せばいい。仲直りさえできれば、それで大成功です。その後の活かし方なんて、考えなくて大丈夫です。
受け容れ愛されることが不充分な状態のまま、繊細さや特性をいかすことを考えるのは、最初から「利用してやろう」と、言っているようなもの。あなたの繊細さは、傷付き、悲しみ、いじけてしまいます(また、こころの中がこのような状態のままですと、現実にもそのような人間関係が現れるかもしれません)。
繊細さも感性も、ご自身に優しく愛でられながら大切に育てられた先で、必ず『開花』していきます。花が咲いたら、あとはそちらに、自然と主導権が移っていきます。
だから大丈夫。いまは安心して、優しく愛でてあげて下さいね。
繊細な感受性を持つ人にとって、もしかしたら生きることは、傷付くことと同じ意味を持つのかもしれません。それでもわたしは、「生きることを、怖がらないで」って、伝え続けたい。
幸せになりたい… その願いを、こころのどこかに灯し続けていられたら、いつか かならず、突破口は開かれるから。小さくてもいい、どうかその火を消さないでいてほしい。諦めないでいてほしい。
種をまいたその時から、小さな小さな芽を出して成長し、やがて花を咲かせ実をつけるまで、少し時間はかかるかもしれない。思ったようなスピードで育たなくて、途中でこころが折れそうになるかもしれない。
でも、だからこそゼロの状態から時間をかけて、ご自身のこころとゆっくり向き合えると思うのです。
そんなふうに、持ち主に大切に育てられたこころは、きっととても喜んでくれるんだと思います。その過程や時間ごと、愛し慈しんであげて下さいね(﹡ˆˆ﹡)
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優しすぎて生き辛い人のための『自分軸のつくり方』
人の機嫌や起こる出来事に影響されやすく生きづらさを感じていた私が見つけた『自分軸のつくり方』。 「自分は社会で生き抜いていくにはちょっと…
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