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わたしのヒカリ

夢に向かって一直線な人はカッコいい。
自分の“なりたい”や“憧れ”になろうと、努力して、もがいている人間が1番輝いていると思う。

私もいつか、そうなれるのかな

というか、確か、昔は私も輝いていた。
こんなふうになってしまったのはいつからだろうか。
小学校の卒業文集では「プロにチアリーダーになる」ということを夢に掲げていた。「元気・勇気・笑顔」を合言葉にがむしゃらに踊っていたあの頃は幸せだったなあ。踊るのも大好きで、その踊りで誰かに希望や勇気を与えられるからプロになりたいと思っていた。でも、10年くらい習ったチアも、中学生のときに、情熱が消え辞めてしまった。

ここから全てが狂い出した気がする。
なんだか何に対してもやる気が起きず、やりたいことも見つからず、始めたことも続かず、そんな日々が続いた。
行動力があるタイプだったのもあり、結構しんどくて、苦しかった思い出がある。

そんなときに私に光をくれたのはバンドの存在だった。「自分が何かをすることで他に何かを提供できる」ことが好きだった私は、逆を味わったことがなかった。でも、あのときにみた、あのバンドは「わたしに元気も勇気も笑顔も何もかも提供してくれた」。そんな経験はじめてで、ほんとうに、一筋のヒカリが私の人生に差し込んだ瞬間だった。

このバンドをきっかけに、インディーズバンドにのめりこんでいった。音楽が本当に好きで、プロになりたくて、お金が稼げるわけでもないのに、地下のライブハウスで音を鳴らす。本当に素敵だな。

特に何を言いたかったのかは分からないが、わたしもいつか、少しでも、誰かのヒカリになれたら嬉しいなあ、なんて思う。


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