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午前十時の映画祭「プライベート・ライアン」

スティーブン・スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」(1998年)を見て来ました。

今年の「午前十時の映画祭」ラインナップに「プライベート・ライアン」が入っていて、必ず見に行くつもりでいた夫が「これは見ておいた方がいい」と熱心に三男を誘っていました。DVDは持っているけど劇場で見た方が絶対いいと。
夫はミリタリーオタクで、その影響で息子たち3人も緩いミリオタ。
私はあんまり戦争映画は好きじゃない。

でも少し思うところがあり、いっしょに見に行こうかなと思いました。
思うところと言うのは、まあ私って歴史に弱いなと。特に近代史。
第二次世界大戦のことも「日本が負けた」こと以外、太平洋戦史も日中戦争史も詳しくは知らなくて、戦前戦中が舞台のドラマとか映画を見て「ほえ~」と驚いたり。
今年は朝ドラ「虎に翼」を見て、映画「オッペンハイマー」を見て、小説「新・古事記」を読んで特にその意を強くしました。知らないことって多いなぁ。
ヨーロッパ戦線のことなんてもっと分からない。まだ太平洋戦争はいろんな朝ドラにも出てくるし映画もあるし漫画や小説も読むのでちょっとは知ってるのだけど。
夫や息子たちはミリオタなので第二次世界大戦史には強いです。戦車の種類とか弾薬の種類とかの方が詳しいですが。

それでいっしょに見に行ったのですが、最初の10分ほどで後悔しました。
まーあ血みどろ血まみれ。残虐なんてもんじゃない。

解説
アカデミー賞・監督賞ほか5部門に輝いた、スピルバーグ監督渾身の戦場ドラマ。舞台となるのは、1944年6月6日、連合軍がドイツ占領下の北西ヨーロッパへ侵攻したノルマンディー上陸作戦。冒頭約20分に及ぶオマハ・ビーチでの戦闘シーンは、地獄のような戦場の有り様を生々しく描き、凄まじい臨場感で観る者を戦慄させる。
物語
オマハ・ビーチでの激戦を生き延びたミラー大尉(トム・ハンクス)の下に、「3人の兄を戦争で失った末っ子のジェームズ・ライアン二等兵(マット・デイモン)を探し出し、故郷の母親の元へ帰国させよ」という命令が下った。ミラーは中隊から古参軍曹ホーヴァス(トム・サイズモア)、狙撃兵ジャクソン(バリー・ペッパー)、カパーゾ(ヴィン・ディーゼル)ら7人の特命隊を編成し、生死も定かでないライアンの行方を追い、敵陣に潜入する。
こぼれ話
冒頭のオマハ・ビーチ上陸シーンは、1500人のエキストラを動員し、4週間かけて撮影された。血塗れの戦場を再現したこの場面を、第二次大戦の退役軍人たちは、自分たちの体験を最もリアルに描いていると評した。後年スピルバーグは「この映画が成功するとは思ってもみなかった。初期の試写では関係者や周りの人たちが残酷過ぎると否定的で、最初の25分を見た観客から悪い口コミが広がり、ほとんど誰も観に来ないのでは、と心配した」と語った。

作品詳細

最初の25分を堪えた後は慣れたけど…。

全編見終わった後は、後悔はないです。
戦争の悲惨さ残虐さバカバカしさをこんなにあからさまに描いた作品はないんじゃないか。戦争ダメ、ゼッタイ!という気持ちになる。
スピルバーグ監督は、本当に性格悪いなぁ…。

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