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柚木麻子のドラマななめ読み!
希望と喪失のエッセイ
「柚木麻子のドラマななめ読み!」読了しました。
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タイトルこそ「ななめ読み」だけど、ななめ読みだなんてとんでもない。
緻密に詳細に読み込まれたドラマ論でした。
ananでの連載コンセプトは「毎クールのドラマの1〜3話を見て思ったことを書く」。柚木麻子さんの「思ったこと」はドラマの内容、出演者、放送枠、脚本に沿って、時には昭和の頃にまで遡って語られる。
辛口ドラマ論かといえば、そんなことは全然なくて、愛に溢れている。
私は見たことがないドラマの方が多かったけれど、文章が面白くて見たような気持ちになってしまう。楽しかった。
でも手厳しい書き方になることもあって。
「虎に翼」で未来への希望を信じる一方で、愛してやまなかった「香川照之」と「クドカン」を失った悲しみの深さもまた、沁みました。
(「クドカン」は私はまだ大好きですが)