手渡されるのは いつも
夫がお皿洗いをしてくれている
私の手湿疹が辛いのを知っているからだ
お皿洗いが終わると夫が言った
「なんか飲む?」
私はただうなずく
「すぐ飲めるよ」
夫の手には熱々のブラック
私に手渡されたのはカフェオレだった
猫舌の私がすぐ飲める
ちょうど良い温かさだ
自分で淹れるときより柔らかい味がするのは
なぜだろう
夫から手渡されるのは いつも
夫の温もりだ
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