孤独に強くなる練習 その1
わたしは究極の寂しがり屋だ。だから絶対に一人暮らしなんてできないと思っていた。
が、2年前から一人暮らしをしている。
そんなわたしも2年経って孤独に強くなった。
…と、言いたいところだが日が経つ事に寂しいという感情が大きくなっている。これはどうしたらいいのか。
帰り道電車に乗って、あまりの寂しさに泣いたこともある。
1人で過ごす休日の夕方は、あまりの絶望感に死んでしまいたくなる。
どうしても孤独に勝てない。
だからといって、シェハアウスに住むという選択肢もない。
独身アラサー女子は、一人でいることは大好きで慣れっこだが、「孤独」にはめっぽう弱い。
☆
最近この言葉を知った。
「且つ君子の交わりは淡くして水の若く、小人の交わりは甘くして醴の若し。君子は淡くして以て親しみ、小人は甘くして以て絶つ」
君子は水のように淡々としているのでずっと親しむことが出来るが、小人は甘く交わるためにすぐに絶えてしまう。
わたしはまさに小人である。
友達にも、家族にも、恋人にも、また仕事仲間にも、距離感がバカなのでどんどん踏み込んでしまう。
そのため、期待外れとなるとひどく落ち込んでしまう。
そして、寂しさを埋めるために相手に依存しているのではないだろうか。
まったくわたしはアラサーなのに自立できていない。
一方の君子は、自立していて一人でいても苦ではない。期待外れの出来事が起きても、それほど落ち込まない。
わたしは君子になりたい。
この本によると、小人でいるのには、どうやら子供の頃の親からの愛情が関係しており、子供の頃に充分な愛情を与えられて育った人は君子のようになるらしい。
しかしわたしは一人っ子でだいぶ可愛がられて育った。逆に親がわたしに接する感じで周りと接してしまい(相手に愛情を注ぎすぎる)、人間関係で期待外れの出来事が起こると落ち込んでしまうのではないか。
今年のわたしの目標は「期待しない」と決めていた。
長年の思考のクセはなかなか治らないもので、まだ達成出来る見込みはないが、期待しすぎることは本当に良くない。
この本では、「君子になれるレッスン」が記載されている。
こういうすぐに実践できることが書いてある本はとても楽しい。
まずは2週間試してみよう。
君子になるため、打倒三日坊主!!!
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