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豆腐メンタルさんのための金言集


僕は職場でちょっとでも理不尽な目に遭うと
「会社行きたくない……」となってしまうメンタルよわよわ人間。
世の中にはこんな豆腐ちゃんを支える気休め(金言)がたくさんあります。

ハラスメントと無職の十二単じゅうにひとえみたいな道を歩んできた僕にとって、人生とはそれらをインストールしては、全然効かねえ!とアンインストールする作業の連続でした。

今回はそんな歴史と、たどり着いた最善のメンタル安定法をご紹介します。



✖️「自分は自分、他人は他人」系
(主役はあなた/他人は変わらない/他人はこっちに興味ない)

王道も王道ですが、こんなんでシャキッとメンタル回復するならもともと苦労していないというか。
僕はもともと好奇心が強く、他人の物語から何かを吸収したいタイプなので、こういう風に一方的な仕切り板を作るのはしっくりこないのです。
あと仕事がマーケ系なので、どうしても他人視点に立つ習慣がついているっていうのもありますね。


✖️「自分をほめてあげて!」系
(あなたは頑張ってる/きっと、誰かのためになってるよ)

試してはみたものの、なんどやっても「いえコイツはがんばっておりません」ともう一人の自分が強く否定してきます。すぐ”俺スゲー!”と慣れる人は普通にメンタル強いんじゃないかとおもう。
自分を褒めるには全力でやり切る必要がありますが、そもそもそれを他人が邪魔されること自体が悩み、ってことも多くて……個人的には却下でした。


△「ダメな自分を認めよう」系
(完璧主義はダメ/コンプレックスも魅力/失敗してもいいじゃない)

これは比較的弱者向けというか、何もかも抱え込んで疲れてしまう方にオススメですね!自分ができなくて当然、周りに頼ろう、と適度にプライドを砕いておくのは大事なことです。
ただ、「なんでうちの会社ってこんなんなの?」みたいに、ダメの対象が自分ではなくて他人の場合はあんまり効き目がなかったりする。



✖️「人生なんてどうせ…」系
(世界の中ではちっぽけ/人はいずれ死ぬ/どうにもならないなら悩むな)

いわゆる虚無主義。地獄を見た経営者とか、シニカルなネット民が吐き捨てるように言ったりしますね。これもかなり人を選ぶというか、弱い人にこの思考をプラスするのははホントにいけない行動に走りそうで怖いです。
僕にとっては論外。すべてがちっぽけなら、敬愛するYUKIも、あの偉い発明家も、凄惨な凶悪犯罪すらも大したことじゃないことになっちゃう。僕は物事の重さと軽さを感じて生きていきたい派なので意に添えません。


△「整理・フォーカス」系
(今できることに集中/ルーティーンの構築/心配事を言語化する)

定時になったら絶対にPCを押し入れにぶちこんで走りに出かけるとか。もやもやを習慣で上書きしてしまう、っていうのは結構いいですね。
僕は寝る前、頭の中で明日上司に伝えてやりたいことを何度も添削する悪癖があるのですが、日々面白そうなYoutubeコンテンツを溜めておいて、夜にそれを聴く楽しみが勝つようにしてます。
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「お前さんね、床に頭をつけたら寝るものだ。どうしても考えたいときは部屋に電気をつけて、椅子に座って考えるんだよ」と原監督も言ってました。(マラソンじゃなくて巨人の)


✖️「まずアウトプットしろ」系
(すべて我慢するな/あっさり口に出す/失敗を恐れるより行動)

失敗を恐れる感じで気に病んでいる方なら、アウトプットを鍛えていくのは合うかもしれません。とはいえ、どちらかというと”相手に勝ちたいのに”じゃなく、”ムダに傷つきたくなくて”色々我慢する方が多いんじゃないかと。
パワハラしてくるひとに下手に勇気を出して言い返すのはあまりいい結果にならないし、基本、沈黙は金だとおもいます。


✖️「ポジティブ&性善説」系
(不安を作らない/楽しいことだけすれば楽しくなる/笑顔で暮らす)

まずこれを遂行することに鉄のメンタルが要る印象。
よーし明日は会社でポジティブに過ごすぞ!と仕事を始めても、
「ちょっといい?昨日のあれってなんでできてないの?言ったよね?」
とか軽めの冤罪を吹っ掛けられたらもう終わりです。顔スンっってなる。
世の中には理不尽な人がいる、という事実を前提に対策しないと根本解決しません


***
と、思い込み系、振り切り系、あきらめ系色々ありますが、よくある説はもとから強い人向けというか、あんまり豆腐メン達をを救えていない気がします。

そこで、僕が提唱するのはこれ。


㊎人生は大きな取材


僕はこの感覚を持ってから、上司から理不尽な言葉を浴びても
「あ、いいの頂きました」
と思えるようになりました。
(まだ豆腐だけど、絹→揚げ出しくらいにはなりました)

noteをやってる方はよくお分かりかと思いますが、レアリティの高い経験をすると執筆はすごく楽だし、どんどん筆も進みますよね。マスコミが記者会見でわざわざ煽る様子や、SNSのバズを見ればわかる通り、むき出しの本音や怒りは素材としての価値があります。
それが勝手に手に入ったんだからありがたい話です。

ほんのりリベンジできる喜び。
痛みがムダにならないという報われ感。
この体験、みんなに聞かせたい!と思えれば、絶望的な孤独から逃れられます。

人生はネタ探し。好奇心の強いみなさまには特におすすめの方法です。
ジブン新聞を充実させるために、明日から平和に頑張りましょう!


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