BEST SONG OF MAY 2021
※順不同です
1.Misguided/Patriots Feat. Revi Novka
[Post Hardcore/Metalcore]
自らをPop Mosh bandと謳うマレーシアのポストハードコア、メタルコアバンドのシングル。ポップなコーラスからポストハードコアに切り替わったと思いきや、一転シンフォニックメタルばりの煌びやかなピアノを纏った疾走、終いには日本のアニソンを想起させるようなメロの女性コーラスが入ったりと、コアキッズのツボを全て抑えた100点満点の出来。垢抜け過ぎず適度な素朴さがあるのもまたポイント高い。コア系で今年これ以上はないといっても過言ではないかもしれない。
2.Sleepwalking/jujuland
[Electronic/Experimental]
3.Hey human/踊ってばかりの国
[Alternative/Psychedelic Rock]
4.Forlorn/The Devil Wears Prada
[Metalcore]
原点回帰したヘヴィな楽曲・アルバムと謳っておいて、蓋を開けてみたらどこを取ってもヘヴィじゃない。そんな肩透かしな事例は今まで腐るほどあったが、TDWPは宣言通り原点回帰のヘヴィネスを叩き付けてきた。ファンからの支持が今だ根強いZombie EPの続編として位置付けられるZIIから先行配信された当楽曲は、当時と同様のアグレッションを見せながらも、Zombieから10年の過程を経てより本質的なヘヴィネスを追求している。
5.Messiah/Sable Hills
[Metalcore]
6.Dance All Day/Luca Rain & Fatshaudi
[Electronic/Pop]
ザラつきや淀みが一切感じられない透き通ったエレクトロポップサウンドが心地良い。ジャケット通りの情景が目を閉じていても広がってくる。今年出たエレクトロポップでは現状これが1番好き。
7.Fool Me/Dream Demon
[Metalcore/Alternative]
8.Don't Freak/The Aces
[Indie Pop/Alternative]
9.Hindsight/The Last Martyr
[Gothic Metal/Alternative Metal]
オーストラリア発紅一点オルタナティブメタルバンドからのシングル。既発曲は悪くないものの今一つパンチとオリジナリティにかけるなといった印象だったが、ここにきて完全に覚醒。始動当初から持ち合わせていたゴスっぽい下地を最大限に活かしたグルーヴィーかつヘビーなオルタナティブメタルで極上の仕上がり。この手の曲は大概メロに全振りでリフはつまらないパターンが多いけど、まさかのどっちも良いという。必聴。
10.mango tree/fuvk
[Bedroom Pop/Indie Pop]
11.Trojan/Another Now
[Metalcore]
12.Breathe/Plainview
[Emo/Post Hardcore/Screamo]
新世代スクリーモ、Plainviewの新曲。往年のスクリーモを愚直に踏襲した楽曲は、同じく新世代スクリーモとして前線を走るStatic Dressのようなモダンバイブスやオリジナリティをあまり感じることはできない反面、コーラスの圧倒的メロの良さ等、スクリーモ好きを確実に射止めてるだけの魅力が詰まっている。
13.我/毒蛾
[Nu Metal/Metalcore]
14.Reptile/REMI Feat. Silent Jay
[Hip Hop/Soul]
15.Drowning In My Sleep/Lecx Stacy
[Hip Hop/Experimental/Alternative]
16.Butterfly Effect/INCHAOS
[Post Hardcore/Metalcore]
INCHAOSの楽曲は比較的オーソドックスなポストハードコアサウンドと東洋の神秘性を伴う儚く繊細な女性ボーカルのコントラストが美しい。アルバムはよ。
17.Godless/Centuries
[Metalcore]
18.LOUD/Sullivan King Feat. Jason Aalon
[EDM/Nu Metal/Post Hardcore/Metalcore]
ニューメタルからEDMに流れたかと思ったらメタルコアなブレイクダウンで落としたりと、頭から尻まで凶悪なサウンドを展開してるが、継ぎ接ぎ感なくすんなり耳に入ってくる良作。
19.ミザリィレインボウ/DEZERT
[Alternative]
20.hellboy./CVLTE Feat. 釈迦坊主
[Alternative/Emo/Trap/Post Hardcore]
6月7日にリリースされる待望の1stアルバムから釈迦坊主を客演に迎えた先行曲。エモトラップのアンニュイかつ内省的なサウンドをAlternative、Post Hardcoreに落とし込んだスタイルが唯一無二なのはさることながら、Alternative、Emo、Trap、Post Hardcore、どの側面から見てもクオリティ面で頭一つ抜けている。あらゆるジャンルやシーンを巻き込み、ゲームの主人公のように突き進むCVLTEが今後どんな光景を見せてくれるのか今から楽しみで仕方ない。