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高い楽器は本当にいいのか?

今回は『自分に合ったものは値段や知名度だけじゃないよなぁ』と感じた話です。
先日、ずっと使っていたアコギを手放して新しいアコギに入れ替えました。
その時に思ったことをツラツラ書いてみようと思います。

どうも、『自分を生き抜く』をテーマに歌ってます
comprehend「コンプリヘンド」
というバンドのvo/gt根本直哉です。


▼アコギを新調しました▼

冒頭にも書きましたが、アコギを入れ替えました。
僕が持っていたアコギは『Takamine PT-006』と『Gibson J-45』。

結論としては『Gibson J-45』を手放して、『Takamine PT-006』をもう一本揃えました。

手前が新しく手に入れた『Takamine PT-006』

元々、メインを『Gibson J-45』、サブギターを『Takamine PT-006』として使っていました。

『Gibson J-45』を選んだ理由は、アコギといえば!という代名詞的な知名度と、楽器屋で弾かせてもらった時の音の渋さに惹かれたからでもあります。

ただ、ここ2、3年は『Takamine PT-006』の方が弾きやすく鳴りや自分の声との相性もいいなぁと。
そうなると、『Gibson J-45』を弾く機会が減ってきて、いつのまにかメインとサブが逆転することになってきたんです。


▼アコギは金を出して音を買え▼

これは昔、先輩に言われた言葉です。このフレーズが鮮明に記憶に残っていました。
確かに、はじめて買ったアコギ(Staffordの¥30,000弱くらい)は弦高が高く、弾きづらく良い音を出せなかった思い出がありました。(もちろん、自分の技術不足などもあったかと思います)

その先輩の言葉とはじめてのアコギの弾きづらさが相まって、
『アコギは金を出して音を買え』
が頭に染み付いてました。

なので、メインギターとして選ぶときにある程度、値段が高く知名度のあるアコギがいいだろうという安易な発想に……。

実際、試奏したときの音の良さは抜群だったので、(これはお世辞抜きで本当に音が良くて、さすがGibsonだ!となり選びました)
『Gibson J-45』を買いました。

ただ、ここに大きな落とし穴が…


▼自分の声との相性を後回しにしていた▼

コロナが来てから、自粛期間があり、アコギを弾く機会が増えました。
普段はバンドでエレキを弾いてるので、エレキほどアコギを弾く機会は多くない。


けれど、この自粛期間にアコギと向き合う時間が格段に増えました。

そうなると、自分の歌声と『Gibson J-45』の相性に違和感を感じはじめたんです。

「あれ?歌いにくい……?」
「サブギターの『Takamine PT-006』の方が声との相性もいいんじゃないか……??」

当たり前ですが、単体で『Gibson J-45』を弾く分にはめちゃくちゃいい音なわけです。
けれど、自分の声質(柔らかい、マイルドよりな声質)だとアコギと声、どちらの良さも出ない……。

これは完全に自分のミス。
値段や知名度を優先するあまり、自分の声質のことを後回しにしていたのです。


▼運よく出会えてた▼

幸にして、良かったのはサブギターとして使っていた『Takamine PT-006』が自分の声に合っていたということ。
これは本当にラッキーでした。

『Takamine PT-006』は弦高が低く、(自分は手が小さいので低い方が弾きやすい)『Gibson J-45』の渋さやパワー感はないものの、天然のコーラスっぽいツヤっとしたサウンドが特徴。(個人的主観です)

この柔らかくツヤ感のある音が自分の声との相性がいい。
(知り合いからタダで譲ってもらった『Takamine PT-006』がこんなにも合うとは……。)

この2つのアコギを比較できたからこそ、自分に合うのはこちらのタイプかもなというのが分かりました。


▼同じギターが2本あってもいい▼

ということで、
『Takamine PT-006』のサウンドに近いアコギを探そう!と何本か弾きましたが(YAIRI、Taylor、YAMAHA、Martinなど)
結局、どれもしっくりこず……。

妻にもいろいろ相談して楽器屋に行きましたが、それなら同じものを揃えるのは?と言われ、確かにそれもありか!
となり、『Takamine PT-006』をもう1本揃えました。

同じ型番の楽器でも個体差があるので完全に同じ音というわけにはなりませんが、結果、近しい音のアコギを選ぶことが出来ました。

値段が高くても、知名度があっても自分に合うかどうか?
ちゃんと自分を知っておく(今回は声)ことが大切だな
と感じたアコギ入れ替えの話でした。

ここまで読んで下さりありがとうございます。
それでは、今日も自分を生きてやりましょう。


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comprehend(コンプリヘンド)とは?

『誰かの為だけの人生になってないか?』

『自分を生き抜く』を歌うオルタナティブロックバンド。

激しく繊細。
美しく愚直。
あらゆる要素を包括した、ジャンルの枠に囚われることのないcomprehendの音楽を構築する。

comprehend
vo/gt 根本直哉 ba/cho 外山タロウ


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🗒️𝚌𝚘𝚖𝚙𝚛𝚎𝚑𝚎𝚗𝚍物語
バンド結成〜現在に至るまでを赤裸々に書いております。
まだまだ道半ばですが、僕らの挑戦が誰かの背中を押すことができれば嬉しいです。


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💿2ndアルバム『clarifiology』


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