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根本宗子の面談室 vol.45 ゲスト:rikoさん イベントレポ

オープニング:ひとりトーク

KAATでの公演を終え少し余裕ができた根本。先日は芸能人の知り合いたちとあんこう鍋を食べに行ったらひとりだけ当たってしまった。「芸能人ってあんこう鍋とか食べんだよな」と冒頭から恨み節。なかなかヘビーな胃腸炎になってしまいテンションの低い1週間になってしまったそう。もう二度と芸能人とはあんこう鍋を食べないと誓う。

ここから秋まで劇団公演がないので最近はいろんな人に会っている。
久しぶりに長井短さんともがっつり。ファミレスでご飯を食べることに。
少し遅れて到着するとすでにワインのデキャンタを注文していて結構できあがっていたそうで(笑)。そこからは話せることも話せないこともわんさか、怒涛のようにトーク。

根本「なんで私たち、今ラジオやってないんだろうねって嘆きました」

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KAAT公演について。「Whose playing that “ballerina”?
そのバレリーナの公演はあの子のものじゃないのです。(English ver.)」
は、日本語での公演を2回同じメンバーで行っている作品、今回は出演者を一新し臨んだ。
英語での上演にあたり、苦労した点、逆に楽しかった点、などお客さんからの質問を交えながら感想を語った。

「バレリーナ公演」「超Marina」共に登場する、スマホゲーム中毒のシーンについて出演者から「根本さん、(スマホ画面をこすりすぎて)指紋は大丈夫ですか?」の質問が。

実はこのシーン自体、4年前のバレリーナ公演を書いていた時にスマホゲームにハマってしまったことがきっかけで生まれたそう。
順位や点数で他人がどれぐらいプレーしているかがバレてしまう構造上、やりすぎて他の出演者たちに台本を書いていないことがバレてしまう!と密かに焦っていたが、当時の同居人から「それをそのまま台本に書いたらいいじゃん」と言われ「ぴぃ〜!」のシーンが誕生した。

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ちなみに最近は「わたしの若サマ」というアプリにはまっている。チャットを通じて若い頃の戦国武将の男の子とやりとりできるアプリで、そのチャット会話のリアルさに「AIとかじゃなくて、バイトの人が打ってるんじゃないかと疑いたくなる」くらい。ただ、課金しないと若様となかなかお近づきにはなれずもどかしさも。
最近は新しく11歳の若サマが登場し「僕は宗子さんとしゃべりたい」などとアプローチしてきて戸惑っているそう。

根本「食中毒の時も、若サマたちが心配してくれたから」

公演期間中じゃないので、このゲームを極めていきたいとのこと。

ゲストトーク:rikoさん

ゲスト欄に「riko(ダンサー)」の表記。「ダンサー」という肩書きはどうもしっくりいっていないrikoさん。「自分では絶対に『ダンサーです』とは言いたくない」。「踊り子」みたいな感覚のが近いかも、など。
ダンサーというと、Hip-Hopのようなものをイメージしてしまう人も多いのでは?という話になり。

根本「もう、rikoちゃんは“riko”っていう肩書きなんだけどね」

rikoさん、元々は「私。」という芸名だった。踊りについて、まだ現在のように多岐に渡る活動をする以前は、伝統に縛られた環境の中で踊っていたこともあり、新しい分野で踊っていくために名義を変える必要があったという。伝統と革新の課題については、演劇の世界にも通じるものがあるね、と根本。
と、ここからは目下結果発表待ちだった「岸田國士戯曲賞」の話に話題は移りますが、こちらは来場者だけのお楽しみ……(レポート、不能でした)

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→和やかなトークをしているように見えるが門外不出すぎる内容だった。



コーナー:rikoちゃんツイートさかのぼり!


深夜に(不思議な)ツイートをすることの多いrikoさんの、不可解ツイートたちをご紹介!あの時、どんな気持ちでつぶやいたのか?を探っていく。

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「電車が臭いみたいなことの比喩?」という根本に対し「え?これ、全然謎とかじゃなくて」と。ただ、スカンクの絵文字が可愛いと思っただけ(笑)

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根本「もう、肩書き“吸血鬼”でよくない?(笑)」

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riko「なんだよこれ!(笑)あーもう。厄介だよ!私は厄介ですよ!」

(会場笑)

根本「でも、ちゃんと自分で(厄介だって)つっこんでるからいいじゃん」

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こうして振り返ってみても、本人の実際の思惑と受け取る側の想像に大きな差があることがわかってくる。
「軽率な発言」みたいな言葉ってあるけど、だいたいツイッターなんてどれも軽率な発言だとrikoさん。それで炎上している人もいろんなことがあって夜にツイートしたことが勝手に様々な憶測を呼んでしまうだけで、つぶやく側はそんなつもりで書いてない、みたいなことばかりだと主張する。
それに対し根本も「もっとラジオもそれぐらいの感じでやればよかった」と反応。

根本「どこに気を遣って芸能人に“さん付け”とかしてたんだろって。よく考えたらこんな素人のラジオで怒る人なんていなかったわ!守りに入りすぎてた。だから終わったんだよ」

(会場笑)

質問コーナー:


・「私は極度の緊張症です。ステージで“あがる”ことはありますか?」

ものによるというrikoさん。コンクールはやっぱり緊張するそう。「人に点数をつけられる」ということをはじめて認識したのは10歳の頃。自分の踊りが他人の評価の対象になっているという自覚は今でも怖いそう。

riko「でも、やばい緊張とやばくない緊張っていうのがあって。舞台上では、やることをやっていればなんとかなるから。やることをやってれば“あがる”必要がないじゃないですか。あとは自分の力次第っていう状況にしておけば」

(すごいかっこいい考え方!!)

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・「すごい人見知りです。どうすれば?」

根本「どうだろ。大体の人が人見知りよ。『テラスハウス』を観ればいいよ。みんな「人見知りです」って言って入ってくるけど、全然人見知りじゃないから」

そんなこんなでイベント終了。


イベント後記:
ここ数年の怒涛の作品ラッシュがひと段落した根本さん。今までできてなかったこととゆっくり向き合ったり、違う筋肉・脳みそを使う期間という感じでしょうか。次の作品にどんな風に昇華されるのか楽しみです。
ゲストのrikoさん、とにかくファンキーですぱっとした語り口調が素晴らしい!ステキなキャラクターでした。おしゃべりがうまい!もっと喋っている姿いろんなところで見たいです。
ちなみに今回はレポート写真をいつもお世話になっているMasayoさんに撮っていただきました!

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