クァンシ様について好き勝手語る
このマンガがすごい!2021で見事1位となり、国内のみならず海外でも人気を集めている漫画『チェンソーマン』。
早速ですが今回は考察するのではなく、私の推しであるクァンシについて好き勝手に語っていこうと思います。
※ここからはネタバレを多く含みますので要注意です。チェンソーマンのあらすじを知りたい方はこちらをご覧ください。
漫画『チェンソーマン』はストーリーも最高ですが、何と言っても出てくるキャラクター全員が個性的でクソ面白い。特に女性キャラクターが全員魅力的すぎる。作者である藤本タツキ先生の頭の中を覗いてみたくなります。
登場するたくさんのキャラクターの中でも特に私の心にクリティカルヒットしたのが、刺客編で登場する中国からの刺客者『クァンシ』という人物。
見た目はクールビューティーで右目につけている眼帯が印象的な女性デビルハンター。悪魔の力の影響からか何年もの間若い容姿を保っており、最初のデビルハンターとも言われています。元バディの岸辺からは「全人類が集まって素手で殴り合う競技があったらなら一位がクァンシだ」と称されるほどです。まさにデビルハンター界のレジェンド。すごい。
そしてチェンソーマンを読んだことのある方はご存じの通りクァンシは同性愛者であり、4人もの可愛い魔人たちを侍らせハーレムを構築させている。これはもうレズビアン界のレジェンドでもあると言っても過言ではないはず。これまたすごい、さすがクァンシ様。
少年漫画も百合漫画も大好きなLGBT当事者の私にとっては最高のキャラクター。そして強くて美人なお姉さんが超絶好みである私は、クァンシのことを見れば見るほど好きが溢れてもう大変でした。
顔もスタイルも良いけれど、服装も凄く良い。戦闘時はシンプルにタンクトップにズボンだけれど、私服ではレザージャケットを羽織り下はミニスカートを着こなしているところは見事に解釈一致。好き。
そんなクァンシの初登場シーンがこれまた超刺激的。度肝を抜かれた。
えっちすぎやしないか!?!?!?
さすがレジェンド。でも、ただえろいだけじゃないのがクァンシなのです。その美貌も素敵ですが内面もとっても素敵な女性。
主人公であるデンジや岸辺などに対して言葉遣いが荒い印象がありますが、普段自分の恋人たちのことを「お嬢さん方」と呼び、優しい口調で言葉遣いも丁寧。任務応酬として4人の魔人たちに人権と義務教育を与えるようお願いしたり、戦闘では冷酷に戦ってきたにも関わらず、敵の能力により恋人の死体を操られた際には攻撃を受け止め反撃することなく優しく抱きしめたり。
言い出したらきりがないくらい一つ一つのシーンから4人の魔人たちのことを大切に思う気持ちがひしひしと伝わってくるのです。紳士的で強くて綺麗なクァンシが、一体どんな手を使って魔人たちを自分のものにしたのかすごく気になります。
個人的にお気に入りのシーン。
愛する魔人たちを守るためならなんだってするぜアピールをするクァンシ。マキマの靴でもなんでも舐めるシーン見たかった。
あと、これもお気に入りです。
とある事情でマキマの仲間に加わり、マキマのお腹(子宮あたり)に手を添えて喋るクァンシ。距離感、表情、手の位置からエロスを感じる。「下心見え見えだよ、そんなことしてるクァンシも不埒だよ」と突っ込みたくなるシーンです。可愛い。
好きなクァンシの名言もあります。
「この世でハッピーに生きるコツは
無知で馬鹿のまま生きる事」
岸辺との会話の中で意味深なセリフとして出てきましたが、個人的にこのセリフが心に刺さりました。
このセリフを言ったクァンシとは全く違う状況ではありますが、まさに学生時代の私が強く思っていたこと。
家庭環境やLGBT当事者である自分自身について悩んでいた時があり、ある事実を知ってショックを受けてしまったり、自分の中で出来上がったその人の人間像が新しい知識や情報によって大きく覆されることがあり、その現実に耐えられなくなってなぜか勉強が全くと言っていいほど頭に入らなくなり苦労した時期がありました。今思い返せば、無意識に出ていた自己防衛反応のようなものだったのかもしれません。知らんけど。
生きていく上で、学んでいくことも真実を知ることも大切だと思っています。でも時と場合によっては知らない方が自分のためだったり幸せでいられることもある。
クソ真面目に生きるには辛すぎる世の中なので、時には目を伏せて自分を守ったり、無知で馬鹿のまま楽しんだり幸せを感じるのもいいんじゃないかと思ったりもしてます。要は気楽に生きよう、みたいな感じ。
そんな私と同じようなことを推しも言ったからには、推しと同じく人生ハッピーに生きようと思いました。(単純)
こんな感じでクァンシについて好き勝手に語りましたが、漫画自体も凄く面白いのでまだちゃんと読んでいない方は是非読んでみてください。人間くさい部分もありながらも先の読めない展開もあったりして、複雑で難しいけれど考察しがいのある漫画だと思っています。
漫画の続編に続きアニメ化も決定していますね。この楽しみがしばらく私の生きる糧の一部となりそうです。