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初海外!パリ・ロンドン1週間旅①

概要

人生初・海外旅行でパリ・ロンドンへ行った記録。
今回はフライトから到着まで。
前置きを読むのが面倒な人は、目次で見たいところまで飛んでくれよな。


なぜ海外旅行を思い至ったか

常日頃「海外行きた〜い」と口に出すくせに実行しない人生だった。
そして、若い頃から憧れ続けるフランス・パリへの執着心に決着をつけたかった。実際は何度も行くチャンスがあったが、なかなか上手くいかなかったことに終止符を打つべく、決意した。
と書くと、なんだか聞こえはいいがミーハーな日本人なので花の都パリ行っとく?という感じの思い付きです。

一方、パリ五輪期間はパリでのネガティブな話題がXで盛り上がり、複雑だった。他人の感受したものをテキストで読んだだけでは分からず、行ってみないと本当のところは分からないしなと自分の目で確かめたかったのもある。そこで、ちょうどヒマそうにしている友達に「フランス行かんか?」と声をかけた。

旅の準備~予約編~

初の海外旅行で自ら飛行機、ホテルとエリア選び、アクセス考慮などを考える知恵も経験もないので、こういう時はプロに頼もうとJTBを予約。
添乗員付きの団体ツアーも考えたが、手術後の体力も考えて今回はやめた。
JTBのカウンターで決めたことは、

  • 日程と予算

  • エリア

  • ホテルのグレード

  • 空港からホテルまでの送迎の有無

までを決め、あとは飛行機やホテルの予約、移動の手配などすべてお任せした。今回は1月下旬にパリ4泊5日、ロンドン2泊3日で日程を組んでもらった。パリからロンドンまで2時間半で行けるので、どうせならとロンドンも行くことにした。

予算は想定よりは安かった。いうてもANA直行便と送迎付きのため、なかなか高い。エコノミーでもそこそこの額。
いくらでも削りようはあったと思うが、とにかく海外旅行がはじめてのおばさんなのだ、安全と安心を金で買った。さようなら渋沢。

旅の準備~荷物集めと根回し~

ここではざっと書くが、JTBの予約は11月初旬に取った。
11月と言えばブラックフライデー。大容量のキャリーケースや変換プラグなど旅行に必要なものは各社ブラックフライデーセールで集めた。
noteやインスタなどで「海外旅行やロングフライトに必要なもの●選!」のような記事や動画を見まくり、必要なものを揃えた。
長くなりそうなので、これはあって良かった・いらなかったなど、また別記事で紹介したい。

仕事の休み調整やパスポート取得も、この頃からやった。
とにかく仕事を人一倍頑張り、率先して仕事を受け、さばき、チームをまとめたりなどして文句を言われないようにした。
新宿パスポートセンターではパスポートの受け取りが19時までなので、仕事終わりは定時ダッシュを決め、脳内は星のカービィ グルメレースのBGMが鳴り響いていた。
面談時には今世紀最大の申し訳なさそうな顔をして1週間の休みを取りたいとボスに相談すると、2つ返事でOKをもらう。ありがとボス。お土産買ってくるね。

フライト前のこと

想像はできていたが前日はほぼ眠れず、遠足が楽しみな子ども並みのギンギンの目で羽田T2に朝6時着。5時の羽田行きのバスに乗るため、まだ暗い朝4時半にバカクソデカ重いキャリーを引きずり、地面の上をゴロゴロゴロゴロと轟音をまき散らしながら走った。
半面空けていくつもりだったはずのキャリーは全面が埋まり、14キロの重さを叩き出し、行きでこの調子だったら帰りどうなるんや……と一抹の不安を覚える。

ANAは自動化ゲートでパスポートと顔写真認証ですぐにチェックインと荷物預け入れができた。なにもかも機械でピッピッなので、いま自分がなんの審査を通っているのかはよく分かってなかった。(アホ)

保安検査も無事に通り、フライトまで休憩。
まだ7時にもなってないのでカフェや飲食店もやっておらず、ソファで時間を溶かす。イミグレで私だけ詰められたらどうしよう…と思いながらブツブツと英語を練習するが徒労に終わった。(CDG空港は日本人顔パスだった)

フライト前にトイレを何度か済ませるが、本当にここは日本か?と思うレベルで羽田T2のトイレは汚かった。たまたま一緒にトイレに入ったフィリピン系の親子連れも「オー!キタナイ!」と叫んだ。
だよね、日本でトイレ汚いってあんまりないもんね。
フランスの予行練習…と思うことで事なきを得た(?)が、実際はフランスのトイレの方が綺麗なパターンが多くて「あの羽田の便所はなんだったんだよ」と憤りを感じた。

飛行機~14時間30分のロングフライト~

前日からほぼ寝てないので、フライト中に寝れるやろとたかをくくっていたが、私のアドレナリン放出量は伊達じゃない。フライト中もほぼ寝てない。
そういうこともあるだろうと想定して、機内映画と被らないように映画を何本かDLしておいた。
飛行機はとにかく「寒い・乾燥する」と呪いのように言われていたので、信じてみたらものすごく暑いし、乾燥もそこまで感じなかった。席の場所にもよるのかな…? 私は暑さで水をとにかく飲み、トイレに立ち、エコノミークラス症候群にならないようにトイレの前でスクワットなどしていた。
機内食も人生ではじめて食べた。機内食の他に軽食も出るんですね。

このスナックミックスが美味しかった。

パリに到着!~ホテルまで~

長いフライトを終え、飛行機を出るとそこはCDG空港。
壁には「BIENVENUE(ようこそ)」の文字!
でゅ、Duolingoで出た~!と思いながら壁の写真を撮っていたら、同じフライトだったパリジャン一家(たぶん)から笑顔で「Bienvenue!Paris!」と歓迎される。「Merci!」と笑顔で返事をして、この旅の幸先がよいこと、この旅はとても素敵なことになると確信。

日本語の「ようこそ」はないのね~

CDG空港はCHANELのNo.5の香りがずっとしていて、
「これはうまく出来すぎでは……」と思っていたら、巧妙なプロモーションだったと後で知る。ですよね~!

諸々のゲートをヘラヘラと笑いながら通り、心配していた入国審査も顔パスでスルー。
荷物を受け取ったらJTBパリの係員さんがお出迎え。タクシーを用意してくれたので、ドライバーと一緒に来てくれたが車がAUDIの多分最新のやつで…天井が透けてる…ナビのモニターがでっかい…車内で色々な説明を受けたが、車がすごすぎてほぼ頭に入らず(聞けよ)

その日はあいにくの雨でイル・ド・フランス(中心地)に入ったのも18時すぎだったので、とっくに日は暮れていた。
冬のパリは寒いよ!!といろんな人に脅されてきたが、5〜10℃と東京よりちょい寒いぐらいの気温だった。なんなら少し暑いなと思った。

東京の繁華街に慣れすぎたせいか、夜のパリはすごく暗い。必要最低限の灯りなのかな、景観法とかあるのかな。これで治安もあまりよくないと聞くと、夜に出歩くのはためらうよなぁ。

ホテルに到着。
ウェルカムシャンパンとマカロンがあった!

2人旅なのに何故か3つ


1区オペラ界隈の小さいホテルを取ったが、その立地とスタッフの人柄だけがよく、あとはまぁ日本のビジネスホテル以下の設備だった(笑)
シャワーの水圧激弱、ドライヤー風圧激弱(押し続けるタイプ)、シャワーカーテンなし、アメニティなし、角部屋なので美しい景観もなし。(笑)
これで4つ星かぁ…と思ったが、お勉強になった。星が多ければ多いほどいいとは限らない。

ロングフライトで疲れ果て食事に出かける気力もなく、その日は近くのモノプリへ。
モノプリオペラ店の感想としては、日本の高級な西友みたいな感じ…?
階層別に分かれ、お惣菜もサラダやピザ、寿司や韓国料理をはじめ、日用品や服、化粧品なんでもある。紙コップや延長コードも売ってる。

お会計はセルフレジがあったのでやってみたら、エラーが出た。おろおろと困ってたら店員さんが助けてくれた。やさしい。
天下の軟水Volvicと、ハムのサラダラップ、サラミ、お菓子、オランジーナを買った。

夜の街全体は薄暗いのに、ファーマシーの看板だけチカチカとパチンコ屋なみに光っていた。日本の薬局はまず光る事がないので軽く引いてしまった。
それでも雨上がりのパリは路面に街灯の光がきらきらと反射し、教会は荘厳な佇まいをしていてどこを見ても美しい。
歩きタバコと香水と下水の香りが混ざった匂いがして、これが本当のパリの香りかもなと思った。

ホテルへ向かう道を歩いていたら、全身ゴールドのラメスパンコールのドレスネキとすれ違った。
ビ、ビヨンセ……!?
誰だよ、フランスはおしゃれな人なんて歩いてないなんて言ったのは……と思ったが、あれは多分Fashion Weekのアフターパーティに行くネキだったと思う。そりゃそうだ。

そう、この時期パリは2025秋冬オートクチュールのFashion Weekだったのだ!まがりなりにもアパレル出身で、VOGUEやWWDを切り抜き、FASHION通信を擦り切れるほど見ていた自分にとっては憧れでしかない時期だった。
これは本当にたまたまで、狙ってこの時期にしたわけではない。
そして、また自分にいい風が吹いていると思った。

ホテルに着き、疲れ果てた顔でモノプリで買ったものを食べた。酒は飲む気にならなかったので、オランジーナを飲んだ。フランスにはオランジーナがあるので最高。
この日はシャワーを浴びて就寝。

つづく!!




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