下剋上球児#1
日曜よる9時から
TBS系列で放送されています
日曜劇場「下剋上球児」の第1話の感想です。
感想1
前作の「VIVANT」が凄い予算をかけて作られていたので今作を少し心配していたネルマエでしたが、さすが日曜劇場ですね。主人公「南雲脩司」役に鈴木亮平さん、脇を固めるのが黒木華さん、井川遥さん、生瀬勝久さん、小泉孝太郎さん、小日向文世さん、松平健さんと実力派俳優陣ですし、球児を演じる生徒役は演技に加えて野球スキルもオーディションでみられて抜擢された若手俳優の方々です。
てっきり、ROOKIESっぽいのかな?と思いましたがROOKIESはヤンキーたちの更生物語だとしたら、今作は落ちこぼれ弱小野球部の下剋上物語という事を第1話からビシバシ感じました。
(青春ドラマの王道という感じが初回から伝わりましたね!)
あらすじ
南雲脩司は、元高校球児で静岡県大会決勝まで進み敗退した経歴があります。その後、大学にスポーツ推薦で進むも怪我をして中退しスポーツインストラクターとして働きながら、30歳を越えてから大学に入り直し教師になった人物です。
自身の野球が終わってから、越山高校の監督に就任するまで全く野球に関わってこなかったのにはいくつか理由があるみたいです。第1話では、決勝までいけたのは卑怯な手段(相手の強打者を全打席敬遠)を使っていたからと野球部部長(顧問)に就任した山住香南子に言っています。そんな中で、野球部が練習試合をすることになり自身の中に眠っていた野球への情熱がフツフツと湧き上がりアドバイスしたいけど、どこか後ろめたさもある感じでモヤモヤしていたが、頑張る生徒の姿に感化されて次第に指揮をするように。練習試合の結果はなんとか2点は取ったものの惨敗。しかし、生徒たちは楽しそうに野球をしている姿を見て、夏の大会が終わる3ヶ月限定で監督に就任することになります。
感想2
「下剋上球児」は実際にあった弱小野球部が甲子園に行った話からインスピレーションされたフィクション作品ですが、放送期間の3ヶ月間(約10話)で高校3年間を描くという凄い事に挑戦しようとしているドラマでもあります。(物語の展開をダメにしないためにもどの出来事をストーリーとして組み込むまたは外すという取捨選択が難しそうです。)
そして、日曜劇場らしく
主人公「南雲脩司」には元高校球児という秘密以外にも隠している秘密があることや、妻の「南雲美香」(井川遥さん)にも何やら秘密の電話がかかってきていて、甲子園を目指す本軸のストーリー展開と主要人物のサイドストーリーが上手いこと組み込まれていてさすが日曜劇場と思いました。
野球の描写はCG使っているのかな?と少し思いましたがアニメーションもあり分かりやすく描いてくれていて今までの野球ドラマとは違う個性を感じました。
第1話は、南雲脩司と越山高校野球部の自己紹介みたいな感じでテンポ良く描かれていた印象です。
来週の2話もまだまだ部員が足りないため、部員集めと南雲の過去が少しずつ分かるのかなと感じています。(2018年の決勝メンバーが全員出ていないため少しずつ仲間が増えて入れ替わっていく感じがあって見ていてワクワクします。)
なにより、野球のワクワクする描写が上手く表現されていると思いました。しかし、プレーの描写は少なかった印象があり重要なシーン以外は打球の音や審判のコール、ベンチにいる者たちのセリフで処理されていた印象もあるので、今後はもう少しプレーの描写を増やしてくれるとさらにワクワクできそうです。(何回も同じシーンを撮るのは根気がいりますが…笑)
2話も楽しみにしてます。👍
めざせ、下剋上!
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