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P4U2でFrosty Faustings 2024に参加してきました記 その1【準備~アメリカ初日編】
はじめに
先日、アメリカのシカゴで開催された"Frosty Faustings 2024"(1/25~28)に参加してきました。
北米(NA)勢を中心としたP4U2の海外コミュニティからご招待いただきまさかまさかの実現となりました。関係者の方々、改めてありがとうございました。
自分にとって非常に貴重な経験でしたし、今後このような企画が持ち上がったときの参考資料として残しておきます。
あとはまあ仮に自分がテンション上がってもう一度海外に行くことになったときのため。
そして何よりメチャクチャ楽しかったから書きたい!それだけ!
本当は全日程分書き終えてから公開する予定だったんだけど、つらつら書いてたら10,000字を超える見込みに。
どう考えても読み辛いnoteになるので3回に分ける予定。
その1:これ
その2:こちら
その3:こちら
ちなみに、今回同行したしぃたもブログで遠征記を書いてますが、内容の精査とかをしあってるわけではないのでそれぞれの視点として楽しんでいただければ幸い。ポケモンのバージョン違いみたいなもんや。
経緯~参戦確定まで
Frosty Faustingsの開催3ヶ月前の10月上旬、日本におけるP4U2コミュニティの中心的人物であるめがほさんから、「海外勢からイベントに日本人選手を招待したいという話が来ていて、呼びたい選手の一人として名前が上がってるが興味ありますか?」という連絡をいただく。
9月頃に同じような形でみがきさんがCEOtakuに招待されていたのもあり、自分も興味があったのと何より海外勢からも目を向けてもらえているのであればぜひ、ということで割と二つ返事で行く気に。
ただまあ海外遠征の経験はほぼ無かった(別ゲーで行ったことはあるけど、そのときは友人達におんぶにだっこ)こと、何より言語面で微塵も自信がなかったことから、ソロで行くのはちょい不安ですねーというのも同時に伝えたところ、ミナヅキ使いのしぃたも同じく誘われてるとのこと。
しぃたと二人でスタンス諸々を相談しあって、不安もあるけど行くかー!という方向で一致。なんとかなれー!
Wear-Tear-Rust、Thun Lunk、mightyjoey、JordanらNA勢と打ち合わせを開始。
渡米に当たっての費用はNA勢がチャリティー企画を開いてくれて、そこで募ることに。
🚨NEW CHALLENGER🚨@nekoze_27 is coming to Frosty Faustings XVI❄️
— Wear-Tear-Rust (@WearTearRust) November 3, 2023
-We will be hosting a kumite on the @RisingStarsP4AU YT channel👀
-11/25 9pm EST 11/26 11am JST
-PS4 ONLY!
-ALL regions welcomed❤️
-Signup: https://t.co/5qnX1WnngC
-Donate to “NekozeTravel” on PAYPAL to help fund✈️ pic.twitter.com/TfeEPl1D1l
なんとこんなPVまでMilpyに作ってもらえた。ありがたや。
足立が帽子被ってるの見た瞬間爆笑してしまった。この帽子、昔からオフイベ参加するときに被っててTwitchでのアイコンにもしてたんだけど、この数ヶ月前にメンテミスって穴が空いて殉職していた。気に入ってたんだけどね・・・
ちなみに費用の受け渡しはPaypalで行ってた。
Paypalは初めて使ったので色々と手間取ったので、詰まった点を今後同じように招待される人に向けて以下共有。
まず、海外から受け取る場合は自動でメインで使ってる通貨に両替されてしまうようなので注意。(今回であればUSD→JPY)
大会の賞金も同様。
手数料が結構かかるので、事前にアカウント設定でメイン通貨をUSDに変更した上で受け取るようにしておきたい。(3敗。)
また、大会へのエントリーやESTA申請など、USDで支払いする場面があるので、その分はドルとして残した上で日本円に両替すること。(2敗。)
準備編
ありがたいことに無事に資金が集まり、参戦が確定。
色々と準備をするにあたり、まず何より防寒を徹底することに。
冬のシカゴは非常に寒く、大体北海道クラスになるらしい、ということは聞いていた。
防寒着を多めにしつつ、5日分(25日~29日、当日+現地3泊+予備)の衣服を準備。
まあこれで何とかなるかなーと思ってたところ、
Frosty Faustings開催の一週間程前、アメリカに大寒波襲来。
シカゴの気温は-27℃に。-27℃って何℃???
このニュースには俺もしぃたも震え上がり、慌てて追加で防寒具を買い込む。追加出費は痛いが命がかかっとる。
海外遠征の先人のアドバイスも受けつつ、ロングコート、手袋、ニット帽(重ねられるよう2枚)、耳あて、ヒートテック(インナー、タイツ)、防寒靴などを準備。
結果的に期間中は大体0~5℃くらいだったのでそこまで徹底する必要はなかったものの、まあ準備しといて損はなかったかなと。
会場内は暖かいことも考慮して薄めの服も忍ばせておく。
あとはホテルの部屋で使用するスリッパやスウェットも用意。この辺はアメリカのホテルには無いらしい。
荷物はスーツケース+アケコン持ち運び用のリュック+小物入れのボディバッグ+パスポート用のセキュリティポーチに詰めて準備完了。
スーツケースは60×45×25cmのもので十分。
賞品やお土産の持ち帰りも考慮して少しスペースは空けておくべきだった。
アケコンは航空会社側に預けて雑に扱われると流石に困るので、機内持ち込み荷物に。レバーカバーを付けておくと尚良し。
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レバーカバーとしてオススメです。
あとはしぃたとちょくちょく現地での過ごし方を打ち合わせしたり、公開された予選プールを見つつ日本勢と練習したり。
準備に当たって色々教えてくれた方々、練習に付き合ってくれた方々ありがとうございました。
空港~アメリカ初日編
日本での25日。出発当日。
昼から一人でサウナで身を清めてから向かうことにする。
・・・のはよかったんだけど、サウナ出たらすっかり空腹で近くでカツ丼を食ってから空港へ向かう。
事前のしぃたとの打ち合わせでは空港で出国前に日本食食っていくのありだねーなんて自分で言っていたのに、既にプランを破棄。団体行動する気皆無。
駅でしぃたと合流し、飛行機出発時間の2時間半ほど前に羽田空港に到着。
チェックインに躓いたりするも、諸々の検査を無事通過。
ちなみに海外での手荷物検査とかでアケコンのことを"コントローラ"って説明すると爆弾の起爆装置みたいなニュアンスで取られるらしいですね。だいぶ昔に知り合いに聞いた。ゲーミングデバイスとか表現するといいらしい。
売店でお土産を買ったりしてから飛行機へ。
白い恋人と蟹煎餅を選んだけど、蟹は苦手な意識を持つ人もいるだろうから避けるべきだったな・・・と後になってから思うなど。
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約12時間のフライトのため、色々と時間潰す準備をしておいたんだけど、
・事前ダウンロードしておいたアマプラの映画
→スマホ用イヤホンを小物入れバッグに移し忘れて音を聴けない。
・電子書籍
→事前ダウンロードを忘れており読めない。
お前何の準備してたの?という事態になり何もすることがなくなる。お前何の準備してたの???
当然機内なのでネットには繋がらず各種アプリもできない。
オーディオプレイヤー用のイヤホンはちゃんとバッグに詰めてたからそっちで音楽聴きながら寝るしかねぇ・・・現地で遊ぶ体力取っとくためだから・・・ちゃんと寝とくことには意味があるんだ・・・うう・・・
ついでにスリッパも移し忘れて機内ではお手洗いのとき以外靴下で過ごす。お前本当に何の準備してたの???
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シカゴの時間で午前9:30、日本時間で深夜0:30に食べるハムチーズはなかなか背徳感のある味。
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眠りの約束を守れない俺をいまはどうか許してくれ・・・
なんやかんやで無事シカゴに着弾。
機内アナウンスではシカゴは2℃。天気は霧。
着弾したとはいえ、空港ではある意味最後の関門である入国審査が待っている。ここをクリアしないと0回戦突破とは言えない。
ちゃんと出来るかメチャクチャ不安を抱えてはいたので、内心ヒヤヒヤのまま通路を進む。
でもこの時点で現地のsim回線には繋がっており、ネットも使えたので「入国審査よくある質問・回答集!」みたいなページを眺めつつ必死でイメトレ。最悪これを見つつ受け答えする方針で準備。
審査の行列が長く緊張しながら待っている最中、後ろの列から昇龍拳がどうこうという、まず間違いなくFrosty参加者の日本人じゃんこれ!という会話が聞こえる。俺たちだけじゃない・・・と少し勇気付けられる。
そして1時間後ぐらいにようやく順番になった俺たちの視界に映ったのは、入国審査中はスマホ使用禁止のマーク。
もうダメだ・・・おしまいだぁ・・・
既に心が折れつついざ審査開始。スタッフから入国目的と滞在日数を聞かれなんとか答えるものの、次の質問は一切聞き取れず。
魔法の言葉「Sorry, I'm not good at English.」でお祈りをすることに。
その後呆れた顔をされつつパスポートを渡すよう要求され、パラパラと中身を確認される。その最中「Oh my god…」というスタッフの呟きが聞こえてしまう。なんで???
が、特に追求もなくパスポートを返却され無事通過。・・・ホントに無事か?
ともあれ今度こそ一安心。
NA勢にシカゴに着いたことを連絡すると、空港まで迎えに来てくれることに。ありがてぇ。
まずWear-Tear-Rustと合流。まずはナイストゥミーチューということでハグ。簡単な中学英語での会話ととスマホでの機械翻訳の画面を見せ合う形でコミュニケーション。
この辺、こちらが英語全然喋れないってことを知ってるのも前提としてあるけど、スマホ画面見せることで「あーそういう感じでの会話ね、オッケー」って感じで割とスムーズにやりとりできる空気になったのは今回の遠征通して感じたり。
みんな機械翻訳でのやりとりに理解がある。いい時代だ。
その後、Jordanとmightyjoeyとも合流。車に乗せてもらって宿泊予定のホテルへ。
車内ではお土産としてヒノアラシのステッカーを貰う。Frosty Faustingsの会場内のファンメイドグッズのコーナーで売っていたらしい。しぃたはニーアグッズ貰ってた。
あとシカゴピザのぬいぐるみも貰う。
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ホテルでチェックインを済ませた後は空腹だったのもあり、mightyjoeyに会場近辺のフードコートへと案内してもらう。
(しぃたは先に会場へ)
フードコートではThun Lunkらとも顔合わせ。
他にもFrostyのパスをぶら下げた人がチラホラ。
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うーんアメリカ!という感じの食べごたえ。美味い。
腹も満たしいざ会場のWestin Lombardホテルへ。
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ホテル1Fのイベントスペースを丸々貸し切っての開催。
ここで今回はメインだけでも23タイトル、そして数多くのサイドイベントが行われる。
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赤枠で囲っている"LILAC BALLROOM"の"P4"の箇所がP4U2のスペース。
各イベントスペースにはメイン・サイドのタイトルだけでなくバラエティ豊かなゲームが大量に設置されてる上に、通路にはファンメイドグッズの販売スペースも。コスプレイベントも開かれているのでコスで会場内を歩き回っている人も多数。もちろんBYOC(持ち込み)エリアもあり。
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奥にはDDRも。
更にはビシバシチャンプまで。なんで!?
フォトアルバムを公開してる方もいるので、会場の雰囲気が知りたい方はぜひチェックを。
My @FrostyFaustings photo album is OFFICIALLY LIVE!! Check it out below and please share it around! Any support is appreciated and you are welcome to use any pics, just please credit me💜https://t.co/9rMTOEraNZ pic.twitter.com/lmwJd8B8p6
— 🏳️⚧️ Cora Kennedy 📸 (@TheRogueCora) January 29, 2024
https://t.co/0FZeFIhebC @FrostyFaustings #Frostyfaustings2024 #FFXVI the folder is live feel free to check it out and thank you everyone for all the support it really means a lot
— STG|bennzo (@itzbenross) February 2, 2024
受付でパスを受け取り、いざP4U2のスペースへ。
もう既にみんな野試合を始めており活気十分。
対戦台は6台用意されていた。
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NA勢に簡単に挨拶しつつ、「これ参加者のみんなで食べてねー」ということでおみやげを渡す。白い恋人は「イッツ モスト ポピュラー クッキー イン ジャパン」みたいな感じで紹介。まあ間違ってはいないでしょう。
俺もしぃたも本番に備えて練習開始。
オフイベ自体久々だったことに加え、どうにもモニタに遅延が発生していて、コンボミス多発。この遅延には現地勢もかなり苦しめられてた。(しかも台によって若干違いあり)
単純に2億年ぶりぐらいのオフということでモニタ遅延がありうるという発想が完全に抜け落ちていたため、なんとかアジャストできないかととにかく数をこなす。
オフ対戦ということでロールバック環境とはNA勢の動き・スタンス自体はかなり変わっていた印象。直ガ精度だったり、連携への反応速度はやはり違う。
個々人への印象もオンとは切り替えないとなーという認識に。
個人的にもSB獅子にちゃんと反応できたり、ベス戦でペルソナを割ろうとして事故ることがまず起きなかったりとプラス面が大きい。
単純に対戦が楽しいこともありなんだかんだ23時過ぎまで対戦してしまい(会場は期間中は24時間入場可能)、本番に備えて宿泊しているホテルへ撤収。
勝つぞーと気合を入れつつ就寝。ネットが繋がってるからポケスリができる!!
その2【アメリカ二日目・本戦編】に続く。